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2004/01/31

ベンタ エアウォッシャー

うちの部屋の暖房はエアコン。ということで冬場は部屋の中がどうしても乾燥してしまう。そこで以前から購入を検討していた加湿器なる装置をついに買ってきた。ものは、ドイツ製の「ベンタ エアウォッシャー」(英語では Venta-AirWasher)という装置。一部ではそれなりに知名度がある装置らしい。日本のオフィシャルなホームページは(株)インターフェスト。何故、わざわざ、やや割高感のある、こんな単純な構造の無愛想な面構えをしたドイツ製の装置にしたか?というと、

(1)国産の加湿器はどれもこれも「マイナスイオン」を発生させるらしい。そんな怪しげなものはうちのお部屋にはなくてよろしい。というか、こんな怪しげなものを健康に良いと言い切って、競い合って標準装備している日本のメーカーが情けない。マイナスイオンの怪しさは、ここで今更あれこれ書かなくても、疑似科学批評(マイナスイオン批評特集)およびそのリンクページで、じっくりとお楽しみいただければよろしいかと思うけど、要はこちらの方が主張するマイナスイオン不買運動に共感したということだ。

(2)加湿方式は色々あるけど、微細な水滴と一緒に水垢やウィルスや細菌までばら撒いちゃう超音波式は嫌だし、ヒーターでお湯沸かして蒸気を発生させる加熱式はエネルギー効率が悪すぎる。ハイブリッド式というのが今の日本メーカーの主流らしいが、マイナスイオンは出るし、構造がやや複雑でメンテがどうか? それに比べて単なる気化式って奴は電気は食わないし、構造はシンプルだ。

(3)上記した二つの条件を念頭に、たまたま、ビックカメラで見ていたら、ベンタのエアウォッシャーが置いてあったので、パンフレットもらって帰ってから、インターネットで情報を集めた。ユーザー情報としては、2chのいくつかのスレッド、amazonのカスタマーレビュー、それにくろさわサンちの情報が手に入った。どうやら、音がうるさいのと、水タンクに添加する「ハイジェン液」なる魔法の液体?が高いのが問題らしい。

ハイジェン液というのは、水垢の付着を防止、細菌の繁殖を抑制、ローラーディスク面への水膜の形成を促進という主として3つの効果がある薬品のようで、500mlで5000円ぐらいするらしい。1回に50mlずつ、2週間に1回ということで1シーズンで使い切りというイメージだと許容範囲か。でもちょっと高いのは確か。内容から考えて、除菌機能付の界面活性剤という感じなので、これなら多分台所用の洗剤を適当に添加しておけば大丈夫でしょ。

気化式の場合、冷たい水を室内の空気で強制的に気化させるので、当然加湿と同時に気化熱分の温度低下が起こる。そのため加湿された空気が冷たく感じられるし、室温が若干下がることになるのも問題。しかし、考えてみると、加熱式は電気ヒータで水を加熱して気化熱分を補っている訳で、だからこそ電気代が高くなる。(温度が高い分、湿度も高くできるので加湿能力にも大きな差があるけど)一方、気化式はそのままだと室温が低下するので、その分を通常の暖房器具に頑張ってもらうことになる。暖房専用機と加湿器のヒーターとどちらが効率よく部屋を暖めるのか?って問題ですな。とすると、今のヒートポンプ式エアコンのエネルギー効率の良さは抜群で、電気ヒーターなんか目じゃないので、トータルの電気代に関しては圧倒的に気化式+エアコンの勝ちとなる筈(と思うけど)。

しばらく使ってみてから、インプレッションを載せようかな。ファンの音は確かにスイッチを強(2)にすると、結構激しく、近くにいたらゴーゴーとうるさい。弱(1)ならば、ファンの音は許容範囲かな。でもローラーディスクが回りながら周期的にカサッ・ガララララーていう音がするのが何となく気になるぞ。

*約2週間使用してのコメントを2/16のブログに記載した。

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新しい加湿器がほしいのも既に数年越しなので、すぐに買う!という気勢に欠けるわけで、まー引っ越してからでいいよねーと、だらだらとこの加湿器の使用感はどうといった情報を集めています。 さっき今使ってるMITSUBISHIの取説を発見。2000年3月に購入しとったわー。いやはや長い間ごくろうさん。もうちょっと頑張ってもらうだよ。... [続きを読む]

受信: 2008/02/12 20:47

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