古新聞の中から2800万円 誰のもの?
速報ベースのせいなのか、新聞によって全然ニュアンスが違ってくるニュース。
asahi.com(2/23)によると、
一万円札2800枚、回収古紙の中から発見 埼玉・草加とのこと。へぇ、多分このお金は特別の事情があってのもの、持ち主は出てこないだろうなぁ、この男性ラッキーかもって感じ。
23日午前9時45分ごろ、埼玉県草加市内で、古紙を回収した男性(60)が、ごみの中に一万円札2800枚が紛れ込んでいるのを見つけ、草加署に届け出た。
調べでは、男性は同日午前9時ごろ、草加市内で回収したごみを、同県川口市の古紙回収問屋に運び、分別作業をしたところ、ポリ袋1袋に入った1万円札の束を発見したという。1万円札はちょうど2800枚。男性は午前4時半から同7時半にかけて草加市内三十数カ所で、一般住宅から出された新聞紙などの古紙を回収したという。
草加署は、事件性がないと判断した場合、半年以内に持ち主が名乗り出なければ、現金は拾得者の所有になるとしている。 (02/23 19:57)
ところが、YOMIURI ON-LINE(2/23)によると、
調べによると、男性は市の委託を受けていない業者で、この日の午前4時半から約3時間かけ、ワゴン車で走りながら、市指定の資源ゴミ集積所など市内三十数か所にあった古新聞紙をかき集め、埼玉県川口市の古紙回収問屋で分別作業をしていた際、現金入りの袋に気づいた。という新たな事実が。。 そうか、市の資源ゴミ集積所に置かれていたものは、落し物じゃなくて、市の所有物ってわけか。もしかして、この男性にはお金が全く渡らないこともあるのかい? それどころか、下手すりゃ窃盗容疑かも? せっかく正直に届けた善意の人に対して、そんな殺生な仕打ちをしちゃうと、今後は誰も届出しなくなるんじゃないかい? お代官様ぁ~! そもそも委託を受けていない業者が持ち去るのが常態化していて、それを容認していたとすると、自分の都合の良い時にだけ権利を主張するのはいただけないよな。
草加市では月2回、市内4業者に資源物の回収を委託しているが、仕事の都合などで夜間や未明に資源ごみを出す住民が後を絶たず、委託を受けていない業者が回収時間前に持ち去ってしまうケースが目立っていた。
このため今後問題となるのは、落とし主が現れない場合の所有権。遺失物法によれば、所有者が半年間判明しない場合、盗品を除き、拾得者に所有権が発生する。今回の拾得者は回収業の男性だが、市では「警察の調べで紙幣が市の資源ゴミ集積所に置かれていたことが明らかになれば、当然、所有権を主張したい」としている。
2/25追記:その後の動きを2/25のブログにした。
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