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2004/02/22

ネットで学ぶ防災知識

2/21の日経新聞夕刊の片隅に「ネットで学ぶ防災知識」という記事が載っていた。

総務省・消防庁はインターネットで災害時の心得や防災の基礎知識を習得できる「防災・危機管理e-カレッジ」を開講した。ホームページに接続すれば、事前の備えからいざという時の行動まで映像やクイズ形式で学ぶことができる。
ということで、行ってみました防災・危機管理 eカレッジ

「大地震を3日間生き延びる!」というクイズ形式の入門編から始まり、「災害の基礎知識コース」「災害への備えコース」「いざという時役立つ知識コース」「地域防災の実践コース」「災害時のボランティア活動の実践コース」の5コースからなる基礎編、地方公務員向けの3コース、そして地震・津波・火山・水害・土砂災害・市民防災・災害情報の7コースからなる専門編までのラインナップ。

地震大国日本で暮らすからには、基礎知識ぐらいは身に付けておいた方が良さそうだ、ということで、まずは「大地震を3日間生き延びる!」のクイズに挑戦して見た。全部で9つの質問に答えるクイズ形式、6問以上に正解するとスクリーンセーバーと壁紙がダウンロードできるらしい。最初に過去の大地震の動画映像と共に、地震災害の特徴や注意事項が流れ、その後クイズが始まる。問題はかなり初歩的なレベルで、まあ誰でも6問ぐらいは楽に正解するだろう。ちなみに僕は全問正解だった。正味20分ぐらいかかったけど、どちらかというと家族みんなで楽しみながら学びましょう、という使い方かな。これで物足りない人は、基礎編、専門編へと進んでくれ、ということみたい。

それにしても、この壁紙とスクリーンセーバーなんだけど、これを目当てにクイズに挑戦してみよう、という気にはならないと思うなあ。一体誰が、これを自分のパソコンの壁紙やスクリーンセーバーとして使うんだろう? 転載禁止ということで、ここには載せないけど。。(そうか、クイズに正解しないとどんなのが貰えるかわからないんだから、別にいいのかな。。)

インターネットとブロードバンドの普及によって、こういうプログラムが実効性を持つような時代になったということで、今後色々と新たな試みが出てくるだろうと思う。エンターテイメント系以外でも、こうしたeラーニング系も種類が増えてくれば、それなりに確実に需要はあると思われる。

ただ、一方的に流れる映像を見ているだけだと、TVとあまり変わりがないようだし、パソコンを使うからこその工夫がもう少し欲しいところ。個人個人でいつでも好きな時にできる、というメリットがある替わりに、学校での学習のようなある種の強制力がないので、継続できるような仕掛けとか、eラーニングならではの楽しみが必要だと思う。

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