« 温暖化対策税そろそろ出番か? | トップページ | 超リアルなプラネタリウム »

2004/04/20

骨まで食べられる魚

NIKKEI NET(4/19)の記事。

ニチレイ、骨まで食べられる冷凍魚を販売
 ニチレイは骨まで食べられる冷凍魚の販売を始める。骨に含まれるカルシウムなどの栄養分を摂取できるのが特徴。市販のほか、病院食など業務用にも販売する。今月中に試験的に発売し、8月から本格的に販売して初年度10億円、3年後に50億円の売上高を目指す。

 現在は外部への委託で月間生産能力は30トンだが、生産子会社の小名浜マルイチ加工(福島県いわき市)に約1億円を投じて月産70トンの設備を導入、8月から稼働させる。

 骨ごと食べられる魚は既にマルハが今月から販売している。あらかじめ骨を除いた「骨なし魚」と並び、水産物需要回復のきっかけとして期待が高まっている。

他の記事によると、当面はサバとカレイから始め、順次、太刀魚、アジ、サンマ、イワシなども加えていく方針らしい。値段は1尾 200~250円程度。ニチレイの「骨まで丸ごとシリーズ」のニュースリリースはこちら。発売前から既に問い合わせが殺到とか。。

ニュースでは、既にマルハが販売しているとあるが、マルハの「骨までおいしい魚」のニュースリリースはこちら(pdf版)。これについては、日経産業新聞の特集記事、ヒットの予感が読める。

食べやすい、安全(老人・子ども等)、手軽、ゴミが出ない、栄養が豊富、と結構いいことだらけみたいだけど、難を言えば、値段が高いことや、味付けや調理法にバリエーションが乏しいということだろうか。

各社、食感、香りや味を通常の魚料理に近づけるために技術的に苦労しているようだけど、逆に従来の魚料理とは全く異なる新たな食品という捉え方のものもあっていいのかもしれない。(子どもの時から、魚料理は全部これだけで育ってしまうと、大人になって大変なことになるかもしれないけど。。)

インターネットを検索してみると、他にも骨ごと食べられる魚加工食品を売っているところはいくつかみつかる。例えば、埼玉県の(株)鯉平の骨までやわらか事業の鯉や、広島県の(有)鮮魚うちうら骨○シリーズの鯛や太刀魚やアジなどがある。うーむ、鯉を頭から丸ごと食べられるというのも、ちょっと違和感があるなあ。それにしても、アジサンドはどんなもんだろうか?

健康志向とお手軽志向から考えると、一般家庭でも結構ヒットするんじゃないかと思える。多分、いろんなメーカーが多種多様なバリエーションで参入してくるような気がするし。個人的には興味しんしんだけど、どうだろう?

|

« 温暖化対策税そろそろ出番か? | トップページ | 超リアルなプラネタリウム »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 骨まで食べられる魚:

« 温暖化対策税そろそろ出番か? | トップページ | 超リアルなプラネタリウム »