ビュッフェは食べ放題?
Sankei Web(4/24)の記事。
ビュッフェ形式なのに…ローストビーフ食べ過ぎ、追い出されるビュッフェ形式ってのは、いわゆるバイキング式の食事と同義で、食べ放題だと思っていた。そういえば最近はバイキングとはあまり言わなくなったような気もする。
米ユタ州にあるビュッフェ形式のレストランで、客の夫婦が「ローストビーフの食べ過ぎ」を理由に追い出された。この夫婦は、パンなど炭水化物の摂取を抑える一方で肉類は制限しない「低炭水化物ダイエット」を実践。この日、夫が12枚目のローストビーフを取ろうとしたところ「待った」がかかった。
夫婦は「食べ放題のはずだ」と料金の払い戻しを求めたが、店側は「ビュッフェ形式は食事のスタイルの一つにすぎず、『食べ放題』と言った覚えはない」と突っぱねた。(AP)
元記事を探してみると、例えばオーストラリアのTHE AGEで見つかった。この記事だと、レストランの名前はもちろん、このカップルの氏名まで載っている。この程度の事件で氏名を公表されちゃうのも大変だ。それにしても、食べ放題じゃないなら金返せってのも、しっかり食べておいてよく言うよな。
ビュッフェのマナーについては、フランス・ツーリズム旅行情報局から朝食、ビュッフェなどを見ると、これはフランスの例だけど、やっぱりビュッフェは食べ放題ではない、って書いてるし、それ以外にも今まで意外とみっともないことをやってしまってたようだ。。
食べ放題のことは、"all-you-can-eat establishment"と言うらしい。バイキングの語源や"all you can eat"の蘊蓄については、名古屋大学太陽地球環境研究所の上出所長のちょっと変わったエッセイ、All you can eat の科学-入門(pdf版)なんてどうだろう? これによるとバイキングというのは1959年に帝国ホテルのレストランで初めて使われた用語のようだが、そんなことより、all you can eat は基本的人権の一つだ!というのが楽しい。
それにしても、低炭水化物ダイエット(low-carb diet)って、炭水化物を取らなきゃ肉はいくら食べてもいいのだろうか? このニュースの主がやっていたのは、Atkins Diet という奴で、最近アメリカでパンなしのハンバーガーが売り出されているのも、この流れのようだ。試しに「アトキンスダイエット」でインターネット検索すると山ほどヒットするように、日本でも流行するかな? ご飯なしのおにぎりとかお寿司なんてパッとせんけどな。
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