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2004/04/05

ニュースサイトのリニューアル

4月になり、いくつかのインターネットのニュースサイトもデザインの変更が行われている。情報源として一番頻繁に使うところなので、その使い勝手は気になるところ。

日経新聞の運営するNIKKEI NETは、見た目の印象もだいぶ変わったけれど、何よりもニュースを探しやすくなった。従来は、直近の数本の記事のタイトルしか表示されておらず、それ以前の記事はどんどん消えていってしまうので、当日のものであっても検索して探す必要があった。今回のリニューアルで、当日分を含め過去1週間分の記事のリストが見られるので、非常に探しやすい。これは今のところ他の新聞にはない機能で、なかなか便利だと思う。

従来の欠点を解消し、逆に他社よりも使いやすくしたということで、今回の変更を高く評価したい。もっとも、ニュースカテゴリーがかなり細分化されているので、逆に記事を探す際には、何処にあるのか見つけるのが大変だったりするが。

毎日新聞の Mainichi INTERACTIVE は、今日(4/5)から、MSN-Mainichi INTERACTIVEに生まれ変わった。どうもMSNのサイトの一部に、ニュースページとして組み込まれたみたいな感じだ。この新しい画面は、文字サイズが小さく、IE6の文字サイズ「小」で見ると、非常に読みづらい。画面の上部と右側の広告スペースがやたらとでかくて、記事スペースを圧迫しているためか。今まで文字サイズ「小」にしていて、ほとんど不便を感じたことがなかったのになあ。

毎日新聞は従来 Webに載せるニュースの量を少し限定していたような印象があるが、今回の変更で、記事の量は圧倒的に増えたようだ。ただし、例えば「社会」というカテゴリーの記事を探してみると、普通の記事の他に、社説や特集記事も一緒に時間順に並んでいるので、やや探しづらいように感じる。数日前の記事まで一覧で見られるのはいいのだけど、記事の配信時刻しか表示されていないと、何日前の記事かわからないのは、愛嬌か?

実は Mainichi INTERACTIVE では、科学関係ニュースについては過去数年分がカテゴリー毎(環境、物理・化学、医療、原子力等)に保存されていた。今度のリニューアルでどうやら過去分は無料で見られるのは2か月分に限定されてしまったようだ。おまけにURLが全面的に変わってしまったため、過去の記事へのリンクも切れてしまっているし、二重に残念。

本当は、各社ともに、記事へのリンクをもっと長く生かしておいてくれると大変助かるのだけど。すぐにリンクが切れちゃうから、このブログでも記事への直リンクは極力避けて、引用しているけど、これはこれで著作権法上の許される引用に当たるかどうか微妙だし、困ったものではある。

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