Webラーニングプラザ
たまたま科学技術振興機構(JST)がやっている無料の技術者向けのWeb学習システム、Webラーニングプラザを見つけた。面白そうだったので、体験してみた。
調べてみると2002/10/1から一般公開されている。全然知らなかった。もっと宣伝すれば良いのに。(お金取るわけでもないから、独立行政法人的には、登録ユーザー数はどうでもいいってことのかなぁ?)
内容は現時点で、分野別教材が、科学技術史:1コース/3レッスン、環境:9コース/57レッスン、ナノテクノロジー:9コース/47レッスン、ライフサイエンス:7コース/31レッスン、機会:14コース/133レッスン、化学:8コース/73レッスン、社会基盤:4コース/28レッスン、安全:1コース/3レッスン、総合技術監理:19コース/113レッスンの合計:72コース/488レッスンと、映像型教材が14コースが用意されている。これだけでもかなりの分量だけど、まだまだ科学技術体系全体のほんの一部だけにすぎないとも言える。
1レッスンが約15分の音声+画像(アニメ)+テキストからなる講座で、少し見た感じでは、レベルは高いものから低いものまで様々。それでも、用語集やFAQもしっかりしているし、比較的わかりやすく、なかなか使える印象。特に、自分の専門以外の分野の概要を簡単に知るのには結構役に立ちそうだ。
各レッスンの最後に自己診断テストがあり、内容の理解度チェックもできる。登録しなくても無料で全部受講できるが、登録すると過去の学習履歴が残せるようだ。
まだ、カリキュラムが十分に網羅的には完備されていないけれど、少しずつ充実してきているようだし、今後とも多くの人がユーザー登録することで応援してあげないと、そのうち中途半端で終わる恐れもあるかも。。(科学技術立国がらみでかなりのお金が注ぎ込まれているようだし、コストパフォーマンスはやや疑問だけど、使わなきゃ損だ。)
同じJST(科学技術振興機構)のWebコンテンツで、失敗知識データベースというのもあるんだけど、こちらは使いにくいし、内容的にもまだまだかな? やっぱりこの手の情報ってのは、多くは企業が握っているだろうし、本質の部分は企業秘密も多いだろうから、なかなか共通の場所には出てこないんだろうな。
子供向けだけど、国際的な試みとして、サイエンスラーニングネットワークの科学の玉手箱も面白い。英語版を選べば、英語の学習教材にもなるし。。
Webラーニングとか eラーニングと呼ばれる分野は、ブロードバンドの普及で本当に使い物になるものになってきた感じがする。通信教育とも教育放送とも異なるメリットが確かに感じられるし、まだまだ面白くなりそうだ。
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