毎年発表になっている宝くじ高額当選者のプロフィールだが、KYODO NEWS(5/12)によると、
男女ともみずがめ座トップ 昨年度の宝くじ高額当せん
最も金運に恵まれたのはみずがめ座-。みずほ銀行宝くじ部が昨年度に1000万円以上の宝くじを当てた約1500人にアンケートを実施した結果、男女ともみずがめ座が一番多かった。
同行が12日に発表した「宝くじ長者白書」によると、世代別当せん者は60歳以上が30・6%で最も多く、50代、40代が続いた。
姓名の頭文字を集計すると、男性はT・Kさん、女性はM・Kさんが最多で、いずれも前年度と同じだった。1回当たりの購入枚数は「10枚」が14・2%で最多。「100枚以上」は5・8%で、枚数が少なくても高額当せんの可能性があるといえそうだ。
当せん者で最も多かったみずがめ座は、男性の10・7%、女性の11・0%を占めた。逆に最も運に恵まれなかったのは、男性がおうし座(当せん者の6・6%)で、女性はふたご座(同4・8%)だった。
とのこと。今のところ、日本宝くじ協会のサイトでは、
平成14年度宝くじ長者白書が見られる。
以前から、イニシャル T.K.さんが宝くじによく当たるという話を聞いていたけど、最近も少なくとも2年連続第1位だ。何故だろう? (1)本当に運が良い、(2)良く当たるという噂を聞きT.K.さんは宝くじを買う傾向が高い、(3)単にT.K.というイニシャルが一番多いだけ、なんて可能性を考えてみると、(2)も捨てがたいが、まずは(3)の仮説を検証するのが妥当だろう。ところが、この疑問に答えてくれているサイトがあるかと思い、色々と調べてみたが、T.K.さんの秘密に迫ったサイトは見つからなかった。
インターネットには、様々なランキングを扱うサイトがあるのだが(たとえば早見表玄関)、残念ながら日本人のイニシャルのランキングは見つからない。
しかし、名字のランキングならば、苗字館や奇怪、壮絶、名字博士や静岡大学城岡研究室(重いので要注意!)などのサイトがある。
また名前については、比較的有名な、明治安田生命による名前ランキングがあるが、これは毎年のベスト100や過去のベスト10しか載せていないので、日本人の名前のランキングとしては今ひとつ役立たない。一方、上越教育大学で公開している「日本人の名前ランキング」は主として有名人の名前を男女いっしょくたに集めたランキングで、母集団に問題ありそうだが、30万人分ということで、まあまあ使えそう。
というわけで、これらのデータを使って、日本人のイニシャルのランキングを求めてみた。姓については苗字館の全国ランキングの上位2000位までの名字、名については上越教育大のデータの上位8000位までの名前をそれぞれダウンロードして、手元でイニシャル付けをして、カウントしてみた。(細かな点で問題点は多々あると思うが、大雑把な傾向を調べたということでご勘弁を。なお、この程度の件数でベスト10を求めるのには問題ないことは確認済み。)
日本人のイニシャルランキング結果は以下の通り。(もしかして本邦初公開!かも)
(姓)
1位 "K" 13.8%, 2位 "S" 13.1%, 3位 "T" 10.4%, 4位 "M" 10.3%, 5位 "N" 8.3%
6位 "Y" 8.3%, 7位 "I" 7.9%, 8位 "O" 7.6%, 9位 "H" 7.1%, 10位 "A" 3.8%
(名)*男女区別なし
1位 "T" 17.2%, 2位 "K" 16.1%, 3位 "S" 13.2%, 4位 "M" 12.6%, 5位 "Y" 10.4%
6位 "H" 9.9%, 7位 "A" 3.7%, 8位 "N" 3.2%, 9位 "I" 2.7%, 10位 "R" 2.2%
ということで、どうやら無事に T.K.が日本で一番多いイニシャルであると推定できたみたいだ。ちなみに、平成14年度のベスト3のイニシャル、男性の T.K. S.K. K.K. K.M.については K.M.を除いて、ほぼこのランキングで説明可能だ。女性の M.K. M.M. M.S.については、恐らく女性の名前のランキングで "M" がトップに来ると考える(いかにもありそうだ)と説明できそうだ。
この調子で星座別人口も調べてみようと思ったけど、これまたデータが集まらない。総務省のサイトには生まれ月別人口(3ヶ月単位)(xls)しか載っていないし。誰か調べてみませんか?
来週(5/17)から「ドリームジャンボ宝くじ」の売り出しだそうなので、おまけとして、宝くじの当選確率を身をもって体験できる、宝くじシミュレーターを紹介しておく。確かになかなか当たるもんではないと実感できるが、当たるまで買い続けたくなる心理もよくわかるかも。。
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