« ホルムアルデヒドの発がん性ランクアップ | トップページ | 羊のげっぷ対策 »

2004/06/21

不快指数と空調服

台風の影響で、今日は蒸し暑い一日だった。こんな時、以前は「不快指数が高い」という表現をよく耳にしていたのだが、最近はあまり聞かなくなったような気がする。調べてみると、不快指数は1961年6月1日に気象庁が採用した指数のようだ。ところが、少なくとも現在は、気象庁のサイトを検索しても不快指数データは全く見つからないようだ。いつの間にか取りやめになっちゃったのかな?

ネット上の天気予報サイトを見ると、最近は洗濯指数を始めとしていろんな指数が載っている割には、不快指数は意外と載っていない。infoseekの天気予報では、こんな感じで不快指数は数字ではなく、絵と文字で表現している。

不快指数の算出方法は、温度と湿度から計算する方法と乾球温度と湿球温度から計算する方法の2種類が有名なようだが、この二つの式はどう見ても同じ数値を出しそうにない。その辺については無駄知識でしっかり検証してくれている。

人間の体感を数値化するには温度と湿度だけでは不十分で、風速だとか日射なども考慮する必要があるということで、不快指数があまり使われなくなったのも、そのせいかな、と思うのだが、その道のプロはもっと客観的な体感指標の検討を行っていて、例えば人間の温冷感を評価するというような資料が見つかる。

ところで、FujiSankei Business i(6/21)でこんな記事をみつけた。服に小型ファン セフト研究所が空調服を商品化なんて記事を見つけた。

 夏。外出先から戻るとワイシャツの中は汗と熱気。そんな不快感から解放される空調機能つきのワイシャツや作業着の販売が、始まった。
 服に付けた小型ファンを作動させれば、わずか数秒で涼しい空気が服の内側に入り込み、能率よく仕事に臨めるという。
 「空調服」を開発したのは、ディスプレー画質評価装置などの設計開発を手がける、セフト研究所(埼玉県戸田市)。
 小型ファンは、背中の左右両側に2つある。作動させると、衣服内の熱気を外に逃し、冷たい外気を取り込む。毎秒約5リットルの空気が衣服内を下から上に流れ、襟から出る。汗が蒸発して体温上昇を抑える。
このシャツ、一般向けに販売を開始しているとのことで、楽天市場 空調服 を見ると これ なんかは、半袖のYシャツ型で、電動ファンに、10時間連続使用できる充電池付きで 9,900円、充電器付きで14,100円というお値段。その冷却機能の効果の程は不明ながらも、外出先でも使えるというのが面白いし、ウケ狙いの効果はかなり期待できそうだ。デザインはとっても地味だけど結構お買い得かもしれない。

WBSのトレタマでも取り上げられたようで、動画 が見られる。 うーむ、ファンが回ると、シャツがパンパンに膨らんでしまってるな。。

|

« ホルムアルデヒドの発がん性ランクアップ | トップページ | 羊のげっぷ対策 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 不快指数と空調服:

« ホルムアルデヒドの発がん性ランクアップ | トップページ | 羊のげっぷ対策 »