撥水性 or 親水性?
水滴で車のガラスやミラーの視界が悪くなることへの対策として各種カー用品が売られている。ところがどうやら、これらには撥水性処理をするものと親水性処理をするものがあるようだ。全く正反対の性質を持つものが、同じ目的に使われるというのも面白いが、果たしてどちらが良いのだろう?
たまたま、ホームセンターに出かけた時に撥水性と親水性の両者が置いてあったので両方を買って比較してみることにした。肝心の車へのテスト結果はまた後日ということにして、とりあえず浴室の鏡でテストしてみることにした。最近、鏡の曇りがひどいので何とかしたかったのだ。
今回買ってきたのは、撥水系は SOFT99 の ガラコ ミラーコートで親水系は TOTO の 親水ミラースプレー ミラーバズーカ。ガラコはフッ素系の微粒子(粒径 7nmって本当?)が主成分。親水ミラースプレーは水溶性高分子が主成分らしい。 ミラー用を選んだのは、フロントガラス用だと時速40km以上で効果発揮!みたいに風の力で水滴を吹き飛ばすものが多く、ミラー用なら浴室でも使用できるかな、と思ったため。
とりあえず、浴室の鏡を中性洗剤とスポンジで洗浄し、その後ガラスクリーナーできれいにして空拭きをした後、左側1/3に撥水性、右側1/3に親水性をそれぞれスプレー。しばらく放置して乾燥した後に、シャワーからお湯を出して曇り具合をチェック。しかし、あまり曇り具合には差がなかったので、今度はシャワーのお湯を掛けてみて様子をチェック。下の写真はその時のもの。
写真を見てもわかりにくいかもしれないが、撥水系は水をはじくことははじくようだけど、細かな水玉にはならず、未処理の部分とあまり区別がつかない。いずれにしてもこの写り具合は浴室の鏡としては失格だ。それに対して親水系は均一の膜厚の水膜ができているようで、とてもきれいな写り具合。どう見ても、この勝負は親水性のTOTOミラーバズーカの勝ちだ。。
後は、持続性がどの程度あるかだが、説明書をよくよく読むと、もともとこれの製品の効果はそんなに長続きするものではないらしい。車に常備しておいて、雨の日にサッとスプレーして使うものらしい。まあ当然のことながら、浴室の鏡の視界確保の目的には、やっぱりそれ専用の製品の方が良さそうだ。 どうやら浴室の鏡用には撥水性処理という製品はなかなか見当たらない。 撥水性処理というのは、やっぱり車のように風がある所でないと効果がないのかもしれない。。
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