立春は毎年2/4なのか?
今日2/4は立春で昨日は節分だったのだが、そう言えば立春は昔から毎年2/4だったような気がする。
立春は二十四節気の一つであり、決して2/4と決められているわけではなく、「てんきや」コラムの説明にもあるように、太陽が黄径315度に来る日と定義されている。(春分が黄径0度だから、その45度=約45日手前ということになる。)
丁度1年前の記事、来年の春分の日で書いたように、主として地球の公転周期が約365.2422日と365日からずれており、そのずれが4年に1度うるう年に修正される影響により、春分の日は4年周期で日にちが変動する。
ということは、その約45日前となる立春も2/4前後で周期的に変動している、というのが正しそうに思える。 しかし、ちょっと調べてみると少なくともこの10年程度は毎年2/4が立春である。暦要項によると、うるう年だった昨年の立春は2/4の20:56、今年の立春は(間に閏日をはさんで366日+約6時間後の)2/4の2:43、2006年は2/4の8:27とあるから、この調子でいけば、2007年は2/4の14:15頃、2008年は2/4の20:00頃となり、2009年には2/4の1:45頃となり、何とか変動は2/4の中で吸収されているようだが、徐々に2/3側にずれていっているようだ。
調べてみると、立春以外にも、清明、穀雨、小満、小暑、処暑、秋分、大雪も、ここ10年程度は毎年同じ日になっており、変動していないのだが、国立天文台のQ&Aによると、
一方、秋分日は毎年変わらないものだと思っている方も多いかもしれませんが、春分日と同じ理由で、年によって変化します。最近毎年秋分日が9月23日なのは、たまたまそういう時期だというだけのことです。秋分日が毎年9月23日になるようになったのは、1980年からのことです。それ以前は、4年に一度9月24日が秋分日という年があり、2012年からは、4年に一度9月22日が秋分日になると予想されています。となっていて、長い目で見ると変動は免れないようだ。
各年の二十四節気の日付は、こよみのページの二十四節気計算で計算することができる。各年の立春をこのページで計算してみると、確かにここ最近の立春はずっと2/4なのだが、2025年には2/3となるようだ。これ以降、2029、2033、2037、、、と少なくとも4年に1度は2/3が立春となる。逆に、過去に遡ってみると1984年の立春は2/5で、同様に1980、1976、1972、、、と4年に1度は2/5が立春だったようだ。結局、記憶に無かっただけのようだ。。
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