アイスコロッケの作り方
NIKKEI.NETの記事(7/20)から。コンディトール、アイスクリーム揚げた「アイスコロッケ」外販
喫茶レストランのコンディトール(山梨県昭和町、石黒進店長)は独自開発した洋菓子の外販に乗り出す。アイスクリームを揚げた「アイスコロッケ」で、これまでは店舗でのみ提供していた。外部からの引き合いが多いことから、山梨発のユニークな洋菓子として全国向けに売り出す。ということで、全国向けに売り出すっていっても、アイスクリームのコロッケをどうやって配送するんだろう? 当然冷凍だろうけど、コロッケの衣が冷たい状態だと、アイス最中とあまり代わり映えがしないような。。 調べてみるとコンディトールでは、衣を付けて、揚げる直前の状態で冷凍したものを発送しているようだ。家庭で揚げても中は溶けずに楽しめるようだ。アイスコロッケはアイスクリームをスポンジなどの洋菓子素材で包んだうえでパン粉で包み、揚げる洋菓子で、見た目は通常のコロッケと同じ。1995年ころに店舗販売を始めた。
スポンジが熱を遮断するためアイスが溶けず、冷たいアイスと熱い“衣”が醸し出す独特の食感が楽しめる。現在、製造特許を申請している。
6個入りで2400円ということで、1個400円は高いか安いか? 揚げるのに失敗したら泣けてきそうだけど。。
どうやったら、中のアイスが溶けないのだろうか? 調べてみると、昔はやったアイスクリームの天ぷらについては、Wikipediaにも記載があって、「アイスクリームをカステラなど空気を多く含む素材で包み素早く揚げると、空気により内部への熱伝導が妨げられるためアイスクリームは溶けない」と書かれている。
他にも アイスの串揚げなんてのもあるようだが、ここでは、オブラートでアイスを包むなんていうアイデアも出ている。
さて、冒頭のアイスコロッケだが、特許電子図書館で探してみたら、確かに公開されていた。
【特開2004-166675】というもので、基本的な発想は、天ぷらの作り方と同様のようだが、洋菓子原料を使用し、多層構造として、洋菓子風の味に仕上げたところが特徴だろうか。図を見ると、意外とカステラやクレープの層が厚いようだが、カステラや衣ってのは、結構熱を遮断するものなのだな。。
【発明の名称】アイスコロッケ の製造方法
【要約】
【課題】アイスコロッケ の製造方法を提供する。
【解決手段】アイスクリーム をカステラ、クレープで包み、卵で被覆し、パン粉をまぶし、マイナス15℃から35℃で冷凍したものを150℃から170℃でフライする。【特許請求の範囲】
【請求項1】
アイスクリーム を洋菓子の原料で包み、煮油でフライしてもアイスクリーム が全く解けない、アイスコロッケ の製造方法。
【請求項2】
多種類のアイスクリーム を、カステラ、クレープで包む事により煮油でフライしても解けない、アイスコロッケ の製造方法。
【請求項3】
アイスクリーム を、カステラ、クレープで包みさらに、たまご、パン粉をまぶして、煮油でフライしても解けない、アイスコロッケ の製造方法。
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