化学物質と環境に関する環境省のサイト
EICネットニュース(8/30)。化学物質と環境に関する学習関連資料データベースを更新
環境省は化学物質と環境に関する既存の教材を紹介するための「化学物質と環境に関する学習関連資料データベース」の情報を2005年8月29日までに更新した。ということで、環境省のリスクコミュニケーション活動の一環らしい。環境省のサイトで情報を探してみると、トップページから直接リンクしている「新着・更新情報」にはこの情報は見つからない。よくよく見ると、こことは別に「報道発表資料」というページがあることに気付いた。。こちらには、新着情報にはない情報が沢山載っているではないか。 最近、環境省の新着情報がやけに少ないとは思っていたのだが、変なの。。 (報道発表資料へもトップページから直接飛べるのだが、そのリンクがページ右下にあって見つけにくい。)このデータベースは03年6月に、公募により収集した情報をもとに開設されていたもので、今回の更新にあたっては幅広く情報を収集した上で、「化学物質やその環境リスクに対する正確な理解を促すことに役立つ」、「小・中・高校生、一般市民を対象としている」、「誰もが入手可能」など16の掲載基準に合致する資料を掲載した。
なおデータベースは環境省のリスクコミュニケーションのウエッブページ内から利用が可能で、情報を用途、対象学年・対象層、資料の形態ごとに検索できるほか、任意のことばでも検索することができる。
で、今回のニュースに関連して以下の3つの報道発表資料が出ている。
化学物質と環境に関する学習関連資料データベース」の更新について
「化学物質ファクトシート―2004年度版―」の作成・公表について
「かんたん化学物質ガイド」の作成・公表について
これらは、いずれも、化学物質などの環境リスクについて学び、調べ、参加するというサイトが入口となっている。(随分ユニークなサイトタイトルである) うかつにも、こんなサイトがあったことに今まで気付かなかったが、市民向け、子ども向け、専門家向けに分かれており、それぞれになかなか役に立つ情報が提供されており、かなり使いやすい構成になっているようだ。
ちなみに、8/23のエントリーで紹介した、内分泌かく乱作用のオフィシャルサイト、Official ED Websiteは、専門家向けのページで“「環境ホルモンHP(仮称)」作成中”となっているようだ。。
環境省は最近、このような形で積極的に情報発信をしているようで、内容的にも随分充実してきているようだし、これはこれでなかなか結構なことだと評価したい。しかしその一方で、例えば、ここからリンクしている化学物質に関するリスクコミュニケーションという、内容的にかなり重複したサイトがあったりする。(ちなみにこのサイトもタイトルは「化学物質などの環境リスクについて学び、調べ、参加する」になっている。。)
このように環境省の化学物質関連サイトには、どうも似たようなサイトが乱立しているような印象がある。環境省のトップページから飛べるようなポータルサイトを1つ作って、スッキリとさせて欲しい所だ。
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