ラジコンモーターパラグライダー
FujiSankei Business i(10/26)で、面白そうなものを見つけた。 空中浮揚する玩具「R/Cモーターパラグライダー」
手元の送信機を使って、室内に浮揚するパラグライダーを自由に操縦。ヘリウムガスを充填(じゅうてん)したセールウイング(浮力体)がパイロット人形を浮かせ、前進や上昇、左右を旋回する動きが楽しめる。充電器内蔵の専用送信機を5分充電し、約8分飛行。価格は9240円。販売中。というもの。どんな大きさのものなのか、早速、京商のページを探してみると、製品情報が載っている。セールウイングというか、風船の中にヘリウムを詰めて、その浮力で浮かび、ファンの推進力で上下左右に自由に動きをコントロールできるようだ。恐ろしいことに、わずか 23gのパイロット人形の中に充電池、モーター、ファン、ラジコンメカが内蔵されているという優れものらしい。。 このページから動画(約40MBとファイルサイズが大きい)がダウンロードできるが、これを見るとなかなか軽快に動いている。
空気の平均分子量を28.97、ヘリウムの原子量を4.003として、20℃、1気圧での空気中でのヘリウムの浮力を計算すると、体積1リットル当たり約 1.2g重である。従って、23gの人形と風船本体他の質量を支えようとすると、最低でも30リットル程度は必要となりそうだ。
実際のセールウイングのサイズは670×300×400mmということで、その体積は直方体として約80リットル、円筒状と考えても65リットル程度はありそうだから、浮力は80g重程度か。。 でも、これだけ大きいと部屋の中では相当の存在感がありそうだ。使わないときには天井にでも張り付いていてもらわないと邪魔だろうなあ。。
ヘリウムで室内に浮遊するおもちゃとしては、タカラのラジコン飛行船SKYSHIPがある。これは、全長90cmということで、さらにデカイ。。 パラグライダーの方はコントロールして動かす楽しさがありそうだが、飛行船はのんびりと漂う優雅さが魅力かもしれない。。
そういえば、10年くらい前に「お部屋は水族館」という魚の形をしたバルーンが流行したのだが、探してみると今でもこんな風に売っているようだ。この値段を見ると、ラジコンモーターパラグライダーやラジコン飛行船がかなり割安に感じられるのだが。
当時、このお魚形の風船をいくつか購入して部屋の中で飼っていたのだが、微妙な空気の流れに乗って、想像以上に素早く部屋の中を移動するし、気圧や気温の変化に対応して部屋の中で居場所を上下に変えるので、結構面白かった。結局、何匹かが窓を開けた隙に部屋の外に飛んでいってしまったのだが、空から魚の形をした風船がフワフワと降りてくるのを目撃した人は驚いたことだろうな。。 これの変形型としては、お散歩バルーンなんていうシリーズもある。
ちなみに、この手のおもちゃが可能になったのは、ヘリウムガスが洩れにくい、軽くて強い素材ができたことが大きいはずだ。確か、クラレのエバールという樹脂製のフィルムを使用しているはずだ。
なお、室内で飛ばすおもちゃの王様としては、KEYENCEの世界最小のラジコンヘリなんてのがあって、興味あるのだが、いかんせん高いので、中途半端には手を出せそうもない。。
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