« 気象庁が天気予報アンケート実施中 | トップページ | 「コクと旨味の秘密」 »

2005/12/12

検疫探知犬とは?

農水省のサイトで見つけたプレスリリース(12/9)。動物検疫所における検疫探知犬の導入について

1. 動物検疫所は、平成17年12月12日(月)から成田国際空港において動物検疫業務の広報及び補助手段として「検疫探知犬」2頭を導入することとしましたのでお知らせします。

2. 検疫探知犬は、鋭敏な嗅覚を利用し畜産物等の存在を探知し、人に知らせることができるよう訓練された犬で、既に米国、豪州等で導入されています。

3. 検疫探知犬は、成田国際空港内の手荷物受取りフロアーに配置され、旅客の皆様の入国手続において動物検疫対象畜産物の申告漏れが起こることのないよう手荷物を対象として探知を行います。

4. 高病原性鳥インフルエンザや口蹄疫等、世界的に拡大傾向にある家畜の悪性伝染病の我が国への侵入防止のため、国民の皆様には検疫探知犬による動物検疫に御理解と御協力をお願いします。

というもの。成田空港の預け入れ荷物を受け取るターンテーブル付近で麻薬探知犬と思われる犬が歩き回っているのを見たことがあるが、今後は検疫探知犬というのも活動するようだ。動物検疫所については、そのものずばり、動物検疫所というサイトで勉強できる。

今回、成田空港で働くことになった検疫探知犬はこちらによると、どちらもビーグル犬で、キャンディーとクレオという名前らしい。調べてみると、既に実績を上げているオーストラリアの検疫探知犬もビーグル犬のようだ。ホットな犬のニュースによると、日本で働く検疫探知犬もオーストラリアで訓練したようだし、世界的に見てもこの分野はオーストラリアが進んでいるのだろう。

この手のものの持ち込みを検知するには、今のところ機械よりも、訓練した犬による方が圧倒的に高感度であろうことは容易に想像できる。犬が臭いを特定できるのであれば、原理的には機械でも検出可能となるのかもしれないが、むしろこうやって動物の能力を活用する方がコスト面でも応用面でも賢いやり方と言えるだろう。

調べてみると、dog dataというワーキングドッグに関するサイトがあった。麻薬探知犬爆発物探知犬が成田などで働いており、これらは、ラブラドール、シェパード、ゴールデンレトリバーなどなので、ビーグル犬を見たら検疫探知犬と考えて良さそうだ。

他にも、結構知らないワーキングドッグがリストアップされているが、アメリカあたりには、シロアリ探知犬ガソリン探知犬などのように、日本では知られていないけど活躍している特殊な犬がいるようだ。(地震探知犬はジョークなのだろうか??)

ちなみに、BSE問題で輸入禁止となっていたアメリカ産の牛肉がようやく条件付で輸入解禁となるようだが、ビーフジャーキーなどの加工牛肉は引き続き持ち込み禁止なので、ご注意を。

|

« 気象庁が天気予報アンケート実施中 | トップページ | 「コクと旨味の秘密」 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 検疫探知犬とは?:

« 気象庁が天気予報アンケート実施中 | トップページ | 「コクと旨味の秘密」 »