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2006/01/06

2005年の天気予報傾向

昨年の2月から始めた東京地方の過去の天気予報 は、途中からとは言え、2005年分のデータ取得を順調に取得し続け、足掛け2年目に突入した。

これを機会に、サイトの整理をしたので、トップページを始めとして、かなり大幅にURLが変更になっている。そのため、特定の表やグラフに直接リンクしてあった場合、リンク切れが発生してしまうのだが、ご勘弁願いたい。

さて、残念ながら昨年データ取得を開始したのが2/11からのため、完全なものではないのだが、2005年を通しての天気予報データをまとめてみた。詳細は、各データを見ていただきたいのだが、ここにはいくつかの特徴をリストアップしておく。

2005年東京地方の天気予報ランキング
    前日予報      週間予報(2日前~7日前)
 1位 晴れ         晴れ 時々 くもり
 2位 くもり         くもり 時々 晴れ
 3位 晴れ 時々 くもり   くもり
 4位 晴れ のち くもり   くもり 一時 雨
 5位 くもり 時々 晴れ   晴れ

2005年東京地方の降水確率ランキング
    前日予報  週間予報(2日前~7日前)
 1位 10%     10%
 2位  0%      20%
 3位 20%     40%
 4位 30%     30%
 5位 50%     50%

また、降水確率予報の的中率を見ると、こちらのグラフにあるように、全体を通してみるとかなりいい線行っている。

さらに、最高気温と最低気温の予報精度については、こちらの表とグラフにまとめた。

気象庁が自己評価で使っている2乗平均平方根誤差(RMSE)で見ると、前日予報が最も小さく、2日前、3日前と予報日がさかのぼるに連れ、順調に大きくなっている。また平均誤差(ME)は明らかに、最高気温予報はプラス、最低気温予報はマイナスとなっている。つまり、最高気温予報は低めに、最低気温予報は高めに出される傾向が見える。

また気温については、当然と言えば当然だが、気温予報の相関グラフで見ると、非常に高い相関関係が得られた。しかし残念ながら、天気予報については天候予報の相関グラフで見ると、あまり高い相関関係は得られなかった。こんなものなのだろうか?

ところで、先月から気象庁が自ら公開している天気予報の精度検証を拡充したという発表が出ている。どうやら、降水確率予報の精度などを公開したようだ。とても結構なことだと思うのが、第3者による検証を可能とするためには是非とも、過去の天気予報をデータベースとして公開して欲しいものだ。そうすれば、こんな具合に苦労して個人で天気予報を保存する必要もなくなるし。。

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