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2006/03/31

お祈りの心臓手術への影響を解明?

Google News のアメリカ版を見ていてみつけた記事。Los Angeles Times(3/31)Largest Study of Prayer to Date Finds It Has No Power to Healというもので、病気の治療にお祈りは実際に効果があるのかどうかを科学的に検証した結果、どうやら効果がなかったという内容。この手の調査は従来からいくつかあったようだが、今回のものはかつてなく大々的で、しかも科学的にきちんとした手続きで行われたのが特徴のようだ。調査方法を見ると、

More than 1,800 patients were divided into three groups: those who were told someone was praying for them; those who were told only that someone might pray for them and got prayers; and those who were told someone might pray for them but received no prayers. About 65% of the patients said they strongly believed in the power of prayer.

Two Catholic monasteries and one Protestant group offered the prayers. They were given patients' first names and the first initial of their last names. The groups started praying the night before surgery and continued for two weeks.

All members of the prayer groups recited the same intercession, asking for "a successful surgery and a quick, healthy recovery and no complications."

Researchers said they didn't ask family members of the sick people to stop praying because it would have been unethical to do so, meaning some people received more prayers than others.

The results showed that prayers had no beneficial effect on patients' recovery 30 days after surgery. Overall, 59% of patients who knew they were being prayed for had complications, compared to 51% of the patients who did not receive prayers. The difference was not considered statistically significant.

ということで、心臓バイパス手術を受ける1800人以上の患者を3つのグループに分け、1つ目は自分のためにお祈りしてくれる人たちがいることを知らされるグループ、2つ目は誰かのためにお祈りする人たちがいることは知っているが、自分がお祈りされるかどうかは知らされず、実際にはお祈りされるグループ、3つ目は誰かのためにお祈りしてくれる人たちがいることは知っているが、自分がお祈りされるかどうかは知らされず、実際にお祈りされないグループとした。同一条件のお祈りをカトリックやプロテスタントのグループにお願いし、手術の前夜から2週間継続して行った。その結果、お祈りによるポジティブな効果は認められず、むしろお祈りされることを知っていた第1グループでは手術後の合併症の発症率が59%であり、お祈りされなかった第3グループの51%よりも大きかったとのこと。もっともこれは統計的に有意な差ではないとのこと。

日本人から見ると、こんな研究にこんな大規模な手間暇を掛けることが滑稽に思えなくもないが、当事者というか宗教関係者にとっては必死かもしれない。大統領あたりから面白いコメントでも出てくると楽しいのだが。。 この記事でも宗教関係者の色々なコメントが載っている。

自分のためにお祈りしてくれる人たちがいると知った患者は、「自分はお祈りされるくらい悪いんだ」と感じるために逆に悪影響があるのではないかとか、実験に参加したお祈りチーム以外の家族、知人などがどれだけお祈りしたのかについてはコントロールされていないので、それが影響したのではないかという意見もあるようだ。

この実験デザインだと、手術そのものと手術後の回復過程が分離されていないのが少し気にならないでもない。もしもお祈りに効果があるとしても、特に手術そのものが成功するかどうかに関しては、患者に対してお祈りするより、手術を担当する医師に対してお祈りする方が影響が大きいような気がするんだけど。。 そうすると医師も3つのグループに分けることになり、結果がわかりにくくなるんだろうな。

ちなみにこの研究は誰がお金を出して進めたのかというと、

It was funded primarily by the John Templeton Foundation, a group based in Pennsylvania that encourages the study of spirituality and science. Results will be published next week in American Heart Journal.
ということで、この the John Templeton Foundation については、宗教と科学で紹介されているが、テンプルトン賞なんてのもあって、その世界では有名な財団らしい。

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2006/03/29

大量生産可能なマイクロリアクタ

FujiSankei Business iの記事(3/28)。日立製作所 年間最大72トンの薬液合成 化学反応実験プラント開発

 日立製作所は二十七日、数十マイクロ(一マイクロは百万分の一)メートルという微細な溝の中で効率よく化学反応を起こす化学反応装置(リアクター)で、年間最大七十二トンの薬液合成を可能にする実験プラントを開発したと発表した。マイクロリアクターと呼ばれる同方式による薬液合成は現在、ドイツのメーカーが年間十トン以下の装置を販売しているが、大量合成は困難だった。

 今回、幅・高さともに一・五メートルの装置の中に、マイクロリアクターを最大二十個まで並列して搭載できるため、大量の薬液合成を可能にした。

 今後一-二年の間に装置の量産化を目指す。

 同装置を活用することで消炎鎮痛剤のアスピリンの生成など、医薬品や化粧品、農薬などを高効率で生産でき、約二割のコスト削減が期待できるという。

 マイクロリアクターは、医薬品などの生成過程で、二種類の液体をマイクロレベルの溝の中に流して合成させる。従来の液体を攪拌(かくはん)する方式に比べ、約15%効率的に合成できるため、副生成物が減り、コストが削減できるなどの利点がある。今回は撹拌方式と同規模の大きさの装置で、同量規模の薬品合成を可能にした。

 また、マイクロリアクターの筐体部にニッケル合金、液体が流れるチップ部には石英ガラスと耐腐食性の高い素材を使用し、対象となる薬液の幅を拡大させた。

 同社の北野誠・機械研究所主管研究長は「本格的な工業化への第一歩を踏み出せた」と語り、実用化が近いことをうかがわせた。

 同社によるとマイクロリアクター市場は二〇〇七年から立ち上がり、一〇年には約一千億円規模になると見込んでいる。

マイクロリアクターと言えば、普通はごく微小量を反応させる反応器というイメージだが、年間72トンの合成が可能というのはすごい。この記事には、装置の外観写真も掲載されているが、このやや大型の実験機器でそんな大量の合成が可能となるんだ。ちなみに、72ton/年 = 197kg/日 = 8.2kg/時 である。毎時8.2kgというのはやっぱり大きい。本当にそんな大量の処理ができるのか?

日立製作所のニュースリリースにも、単位反応器のサイズなどの詳しい情報は掲載されていない。最大20個の反応器を並列に接続した場合の最大生産量が72トン/年ということなので、反応器1個当たりの処理量は 410g/hr = 6.8g/minとなる。

この記事やリリースにはマイクロリアクタの特徴があまり詳しく書かれていないのが残念だが、日立のサイトで探すとバイオMEMSが見つかった。これはバイオ系の研究用途のマイクロリアクタのようだが、化学工学系の大量合成を想定したものとしては、例えばこの研究などが典型的な例だろうか。

従来の化学工学では、実験室での試験管規模の合成から工場での大量生産までの間に何段階かのスケールアップが行われ、反応器や配管などの全てのサイズが大きくなることで起こる様々な問題を工学的に取り扱うことで実用生産に漕ぎつけていた。マイクロリアクタでは微小空間で反応を起こすことで、温度や組成の均一性を確保し、個々の装置をスケールアップする代わりにリアクタの数を増やすナンバリングアップの手法により生産量を増やすことを狙う。

これによって、従来の反応装置では合成できなかった物の合成が可能になったり、極めて危険な反応も安全に行えるといったメリットを享受し、なおかつ大量合成ができるという期待が高まった。実際に多くの企業や研究機関がマイクロリアクタの実現に向けて研究開発を行っているだろうけど、今回の成果は、実用的なレンジの処理量を持った装置がついに実現したということだろうか。

どの程度複雑な反応に適用できるのか、そして、この装置がどの程度の価格となるのかにも興味のあるところだ。この装置をさらに数十台並べれば1000トン/年規模の生産ができることになる。安全装置をフル装備したとしても、千トン規模のプラントを建設するのと比べれば相当に安上がりとなりそうだし、ほとんど無人に近い運転が可能となるとすればランニングコストもかなり安くなるだろう。

しかし、一つの反応器で数グラム/分という処理量は、やっぱりマイクロリアクタとしては異例の大きさだろう。反応器のサイズが数十μmとのことだから、例えば直径 50μm、流量 7cm3/minと仮定すると、流速は 59m/sec(時速212km!)になる。うーん、いくら何でも速すぎるよな。。。 それに、もし反応時間を1時間程度取ろうとしたらどうするんだろう?? (まあ、瞬間的に終わるような反応を対象とするんだろうけど。)

検索してみたら、山形大学工学部の宍戸さんの私的マイクロリアクタ論というなかなか興味深い論説を見つけた。ここには、マイクロリアクタがパラダイムシフトともてはやされた時期を振り返り、今冷静に考えてみた結果、ナンバリングアップといっても、実用的にはせいぜい数十個程度に収める必要性があるだろうと述べている。その意味では今回のリアクタが最大20個というのは興味深い一致と言えるかもしれない。

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2006/03/27

クローン技術で作るヘルシーな豚肉はうまいか?

中国新聞(3/27)の記事。「魚の脂肪」持つ豚が誕生 遺伝子改変でヘルシー?

【ワシントン27日共同】血液をさらさらにする効果があるという魚の脂肪成分を多く含む豚を、遺伝子組み換えとクローン技術で誕生させたと、米ミズーリ大などのチームが26日付の米科学誌ネイチャーバイオテクノロジーに発表した。

 チームは「よりヘルシーな豚肉への一歩」としている。しかし、ここまで人為的に操作した食品が消費者に受け入れられるかどうかは未知数だ。

 この成分はエイコサペンタエン酸(EPA)など、血管を詰まらせにくくするとされる「オメガ3脂肪酸」。魚に多いが、豚肉には「オメガ6」という別の成分が多い。

 チームは豚の胎児から採取した体細胞に、オメガ6をオメガ3に変える「fat1」という遺伝子を組み込んだ後、この細胞を基にクローン技術で子豚を誕生させた。

というもの。なかなか面白いというか、ついにここまで来たかというべきか。向こうのニュースを検索してみると結構話題になっているようだ。ざっと見てみたが、Los Angeles Timesがわかりやすいようだ。これによると、このオメガ3脂肪酸を作る遺伝子の導入操作は、
The team of scientists from Harvard, the University of Missouri and the University of Pittsburgh used a gene from an earthworm, which naturally produces omega-3 fatty acids, to genetically modify their pigs.

The researchers began by harvesting more than 1,600 eggs from female pigs. They removed the genetic material from the eggs and replaced it with new DNA that had the earthworm gene inserted.

The manipulated embryos were then implanted into 14 surrogate mothers. A total of 10 male piglets were born.

DNA analysis of the piglets showed that six had the earthworm gene, according to the study published online Sunday in the journal Nature Biotechnology.

というもので、earthworm (線虫 C. elegans)から取った遺伝子(fat-1)を導入した卵を14匹の代理母に戻し、10匹のオス豚が生まれ、そのうち6匹が導入遺伝子を持ちオメガ3脂肪酸を生成していることが確認されたということのようだ。SCIENTIFIC AMERICAN.COMによると、その後死んでしまった豚もいたようだが、この遺伝子が原因ではないとのこと。

面白いのは、豚の脂肪酸を改善するためにオメガ3の豊富なえさを与えて豚を育てた場合には食欲をそそらない程にまずい肉になってしまったらしいのだが、今回の場合はどうか?ということ。今回の研究者はまだこの豚の肉を食べていないので味は不明だが、少なくともこの豚は魚臭くはないし、味も変わらないのではないか、と言っているらしい。。

オメガ3とかオメガ6といった脂肪酸の分類については、こちらこちらなど。ちなみに、標準的な豚肉の場合、オメガ6脂肪酸が約15%、オメガ3脂肪酸が約1%なのだが、この遺伝子組換え豚の場合、オメガ3脂肪酸が約8%になったとのこと。(Nature Biotechnology の論文はこちら。 詳細データ

まあ、この豚肉が実際に市場に出るまでには多くのハードルを越えなくてはならないだろうけど、そんなことするよりも素直に魚を食べたらどうだ? と思わなくもない。(もっともロサンジェルスタイムスには、水銀で汚染されている魚よりも将来は有望なオメガ3脂肪酸源かもしれないとも書いてある。)

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2006/03/24

「これからの技術者」

タイトルに惹かれて購入してしまったが、まえがきを読むと本書は主として理工系の大学生をターゲットとして、どんな技術者を目指すべきなのか、そのためにはどのようにレベルアップしていけばいいのか、といったことを書いた本のようである。でも、実際には現在の日本や世界の技術者を巡る情勢がどうなっていて、今後どうなっていくのか、といったことについてもコンパクトにまとまっており、既存の技術者にとっても知っておいて損はない内容が詰まっている。

オーム社
 これからの技術者 -世界に羽ばたくプロを目指して-
 大橋 秀雄 著 bk1amazon

著者は、日本技術者教育認定機構の現会長である。日本技術者教育認定機構とは聞きなれないが、JABEEと言えば聞いたことがあるかもしれない。今後の技術者について語るには、まずはこの辺のところから知っておく必要があるが、簡単に言えば、国際化の流れの中で、適切な技術者教育プログラムを認定し、そのコースの修了生は技術士1次試験が免除になるというものである。最終的には、技術士の資格を有する技術者をある程度多量に輩出しようという狙いがあるようだ。著者のホームページの最近の印刷物というページには、本書のエッセンスに通じる資料がいくつか掲載されている。

技術者といっても、非常に幅が広く実態は千差万別だと思うが、いずれにしても職業としての技術者はこの社会のありとあらゆる分野(インフラから日用品まで)に深く関わっている。しかし、一部の法定有資格作業を除くと、大部分の仕事は誰でもやれるし、実際にやっている。でも、最近の倫理に関する問題などを見ると、技術者が社会に対して責任を持った職業であるという観点から技術者側が変わっていく必要があるようにも思える。

本書では、科学技術創造立国を目指すという国の方針や国際的に通用する技術者のニーズを踏まえ、JABEEの流れの延長として、技術士資格がこれからの技術者が保有するべき資格であると述べている。技術士というと、Wikipediaでは問題点が色々と指摘されているが、それでも幅広い技術分野のそれぞれの部門について、国が一流の技術者と認定する資格であり、かなりの難関資格として(一部では)知られている。

従来は、技術コンサルタントとして独立開業する人の看板という意味合いや、企業の技術者がリタイアした後に取得する称号的な意味合いが大きかったのだが、最近大きく方向転換がなされ、社会に対して責任のある科学技術分野の仕事を適切に実施できる技術者として国が認定する、いわゆるプロの技術者の認定資格という位置付けを目指している。(Consulting Engineer から Professional Engineer へ)

本書で面白かった指摘として、昔は大学はほんの一部のエリートが進むところであり、研究者の養成機関という意味合いが強かったが、今では大学進学率が40%以上になり、研究者の養成よりは社会人の養成という意味合いが強くなったということ。その結果、工学部も工学という学問を究める部ではなく、工を学ぶ学部という位置付けに変わったと言えるようだ。 また、Engineering と Engineering Science と Technology の違いに歴史的な経緯を踏まえて突っ込んでいる部分などもなかなか興味深い。そう言えば、僕の出身大学の名前には Technology が含まれているけど、学部名は Engineering になっている。今まで何も考えたことがなかったけれど、実は中々奧が深い問題だったのだなあ。

本書の主張は、従来型の技術者として歩んできた僕には非常に新鮮に思えるけど、これが本当にこれからの主流の考え方になるのかどうかはまだまだ未知数だ。技術者と呼べそうな人は日本に250万人程度いるらしいのだが、その中で技術士は約5万6千人しかいない。たった 2%強である。これがせめて今の5~10倍程度まで増えてこないと、技術士なんて資格があることが世の中に知られないだろうし、社会から認知されなければ敢えて受験する人も増えては来ないだろう。(ちなみに医師は約26万人、歯科医師は約9万人、建築士は約30万人いるそうだ。)

ただし既にJABEE制度は動き始めており、今後はJABEE修了生から技術士になる人がそれなりに多数出てくることが予想される。そうなった時に、従来からの技術者の立場は色々な面でやや微妙となることも考えられる。本書の主張はなかなか論理的で、説得力があり魅力的に写るのだが、一方で理想的な姿を描いたに過ぎないという面もあり、現実にはいくつものハードルが待っていそうだ。。 それでも、ともかく「古い」技術者にとっては目からウロコとなる発見の多い本だと思う。

ところで、本当に大学の現場は「プロの技術者養成」という意識に変わったのだろうか? 

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2006/03/23

最古のメタン生成菌の存在確認

YOMIURI ONLINEの記事(3/23)。35億年前の地球に生命体?従来より7億年さかのぼる

 最も古い生命体とされるメタン生成菌が約35億年前に存在していたことを示す証拠を、東京工業大学の上野雄一郎助手(地球科学)らが発見した。

 これまでの証拠より約7億年古い。

 メタンガスは、二酸化炭素の約20倍の温暖化効果があり、太古代(25億年以前)に地球の寒冷な気候を緩和し生物が暮らしやすい環境を作ることに貢献していたと考えられる。

 23日付の英科学誌ネイチャーに発表する。

 上野助手らは、西オーストラリア・ピルバラの約35億年前の古い地層で、石英に閉じ込められていた気泡の中に生物が作ったメタンがあることを突き止めた。

 この石英は、熱水が岩盤を上昇し海底に達した時に溶けていた成分が結晶化してできた。炭素には原子量が12と13の2種類があり、生物は軽い12を取り込みやすいため、炭素と水素でできているメタンの炭素を調べると生物が作ったものかどうかがわかる。メタンは海底の熱水中の菌が作ったらしい。

 生命の最も古い痕跡は約38億年前のグリーンランドの堆積(たいせき)岩のものだが、どのような生物が作ったのかわかっていない。上野助手は「昔の地球がどのような気候だったのか考える手がかりになる」と話している。

というもの。随分早い時期にメタン生成菌なんて奴がいたらしい。この研究を行った上野さんの所属する丸山・廣瀬研究室のホームページを見ると、なんだか楽しそうな研究環境のように見える。

実はこの記事で気になったのは、「炭素には原子量12と13の2種類があり~メタンの炭素を調べると生物が作ったものかどうかがわかる。」というくだり。歴史的年代特定に使われる同位体炭素年代測定法という奴では、炭素14を使うはずだし、そもそもこんなに古い年代特定には使えないはず。例えば、Wikipediaでは、炭素14の半減期は5730年なので測定限界は約6万年前までとある。同じニュースを扱った asahi.com のメタンつくる微生物、35億年前にも存在?には、

 上野さんらは、オーストラリア西部の35億年前の岩石中にとりこまれた泡を解析し、水や二酸化炭素のほか、微量なメタンを見つけた。メタンに含まれる炭素を分析した結果、これは生物がつくったものだとわかった。

 炭素には、質量が異なる2種類があり、噴火などでもたらされたメタンと、生物の活動によってできたものでは、2種類の比が異なっている。

とある。そうか、よく読むと、炭素同位体の割合で年代を測定しているのではなく、生物由来かどうかを判定しているんだ。その年代はメタンが含まれていた岩石の年代を別の方法で特定したということらしい。ややこしいな。

でも、炭素14を用いた炭素同位体年代測定法は、生物が自然界の炭素同位対比と同じ組成で炭素を自分の体に取り込み、生きている間はその組成を維持するものの、死後は炭素14が自然崩壊して同位体組成が変化することを利用したもののはず。今回のメタン生成菌の証拠とされるものは、炭素12と炭素13の比率が生物由来と噴火由来で異なるということによるようだが、矛盾してないだろうか?

探してみたら、Jabionコラムに、そのものズバリの解説記事が掲載されているが、生物由来と地球由来の炭素同位体比の違いについては、最近明らかになったとだけ記されている。(もっとも、この記事によると既に2004年の段階で、南アフリカで35億年前の生物由来と思われるメタンを発見されていたようだが、今回の発見では、その辺の関係はどう考えられているのだろうか?) NHKのかがく用語集でも、「化石の認定」の項目で

生物が炭酸同化で炭素を取り出すときに、炭素の安定同位体である炭素12と13のうち、選択的に炭素12を多く取り込みます。もし、炭素の同位体が12Cが多い方に大きく偏っていれば、それが生物源の炭素であるという決め手になります。
と書かれている。また、この原理を利用して、森林からのCO2放出量を見積もるという研究もある。とすると、炭素14で年代を測定する際にも同様の問題が起こりそうなものだが 放射線炭素(炭素14)で年代を測る にも、この辺の問題は出てこない。自然界の炭素同位体比率を見ると、C13は約1%であり、C14は1兆分の一(1ppt)と非常に少ないためなのだろうか?更に調べてみたら、年代測定のパレオ・ラボという会社の年代値の補正に、同位体分別効果の補正として、
樹木などは重い14Cよりも軽い12Cを選択的に取り込むために試料中の14C濃度が大気中の14C濃度より低くなり、貝などの炭酸塩でできたものは大気中の14C濃度とほぼ同じか高くなる傾向があります。同位体分別効果は同位体の質量差に比例するので、安定同位体である12Cと13Cの同位体比をみれば、試料が外部からの炭素の供給を絶った時点の試料の14C濃度を知ることができ、同位体分別効果による年代値のずれを補正することができます。
とあるではないか。よかった、C14法でも同位体の取り込み量補正をしているようで、なんとなくひと安心。

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2006/03/22

新パソコン快調

結局、DELL、Emachines、EPSON Direct、FRONTIER などをネットで調べ、いくつかは実物を見て、Emachines の J3032 を購入した。定価が税込みで 49,700円。 512MBのメモリを増設したけど、それでも 6万円以下ということで、かなり安い買い物だった。

考えてみると、CPUがセレロンの3.2GHz、メモリが256MB、ハードディスクが100GB、DVD±RW(2層メディア対応)、8-in-1 メディアリーダ、Ethernet 10/100、USB 2.0×5、ステレオスピーカー、PS2キーボード & マウスという構成で、これにOSとしてWindows XP Home Edition がついてきて、この値段というのはすごいよなぁ。ちょっと前ならOSだけでもそんな値段だったし、これと同じ構成のPCを自分で作ろうとしたら、構成部品の購入費だけでどのくらいになるんだろう?

前のエントリにみっちゃさんがくれたコメントでは、emachinesは音がうるさいのが欠点とあったが、こいつは少なくとも前の装置より全然静か。以前は全く気にならなかった外付けのHDDのモーター音が気になるくらいだ。それと、みっちゃさんのコメントではOSはCD-ROMではないということだったが、少なくともリカバリーCD-ROMがついてきており、とりあえず購入時の状態には復旧可能である。

早速メモリの増設やHDDの増設作業を行ったのだが、このマシンは内部が広々としているし、HDDの取り外しや増設も以前のマシンではかなり苦労したのと比べるとあっけない程に楽であった。

ところで、いまだにFDDを使う必要性があるのだが、こいつにはFDDが付いていない。お店で外付けFDDの値段を聞いたら、USBの外付けFDDは5000円以上するとのことだったので、壊れたデスクトップから取り外して使うことにした。取り付けはこれも簡単だったのだが、前面パネルにFDD用の窓を開けるような構造となっていないため、仕方がないのでプラスチックのパネルの一部をナイフで切り込んで窓を開けて、みっともない状態で使うことにした。

emachines

まあ、見た目はどうでも良いのだが、今のところ非常に快調に稼動している。さすがにメインマシンであれやこれやとソフトも多く、インストール作業には結構手間がかかったけれど、まあ一通りの作業は順調にできる状態になった。

一連の作業中、一番気に入らなかったのは、MacAfeeのウイルススキャン90日無料お試し版をアンインストールしようとしたときの動作。こちらはウイルスバスターの権利を持っているので、MacAfeeをアンインストールしようとしたのだが、どうやっても稼動しているモジュールがあるからアンインストールできないというメッセージが出て、先に進めない。しかたがないので、msconfig を立ち上げて、スタートアップから MacAfee 関連のプログラムの起動を停止させて再起動することでアンインストールができたのだが、こんなにまでしてアンインストールされまいとするのもどうかと思うよなあ。。

そうそう、自作のプログラムがうまく動かないのでチェックしてみたら、標準の時刻表示は24時間制だけど 時分の表示が "1:23"のような形式だったためだった。 "01:23"のような形式にするには、コントロールパネルからの設定変更が必要だった。以前(Windows 95の頃?)は"01:23"が標準形式だったような気がしないでもないのだが、どうだったかな?

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2006/03/17

8年もののパソコンが死んだ

長年使ってきたデスクトップのPCが昨夜突然死。電源が逝ってしまったらしく、うんともすんとも言わなくなってしまった。こいつは、Frontier神代のFBX-400というPCで、何と今から約8年前、1998年のゴールデンウィークに購入したものだ。当時の記事を見ると、何と標準仕様で 29.8万円もしたんだなあ。。

当時はまだPCのバスクロックは66MHzで、CPUも266MHzとかいう時代だったのだが、こいつはクロックが100MHzとなった最初のマザーボードを採用した機種だったと思う。その後、CPUを800MHzのPentium IIに載せ替え、メモリーを増設し、ハードディスクも増設したり交換したり、さらにOSも Windows95→98→XP とバージョンアップしながらしぶとく使用してきた。

今の時代に8年も前のマシンをメインとして使用できていた、というのにも驚くが、SETI@homeを始めてからはほとんど年中無休で働き続けてきたので、まあ天寿を全うしたのだと思うことにしよう。皆さんどのくらいでパソコンを買い換えているんだろうか?

実はつい2週間前にメインのハードディスクを160GBに置き換えたばかりなのだが、これは次期マシンのスレーブとして使うことにしよう。幸い、データはほとんど全てバックアップされているし、セットアップの手間は多少掛かるものの、かえって新しいマシンに変わることの楽しみの方が大きいような気がする。

今後もいわゆるマルチメディア系の使い方はほとんどしない予定だし、今まで8年前のマシンでもさして不便なく使えていたわけだから、新マシンも最もベーシックな奴で十分だろう。ただし、また動かしっぱなしにするだろうし、長く使うだろうから、丈夫でメンテしやすいことが一番重要だ。 ということで、DELLやemachinesなどを見て検討しているところだが、耐久性はどうなんだろう?

なお、今はノートPCでこのブログを書いているのだが、普段よく行う作業についてはデスクトップとノートのどちらでも似たような環境にして、無線LANでデータも共有するようにしていたので、とりあえずあまり困らないで済んでいる。まあ、ノートは画面が狭いのとテンキーがないこと、それにプリンタが使いにくいことが少し不便なのだが。。

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245回目の献血

前回2/13以来、32日ぶりの献血。今回は4か月ぶりに相模大野献血ルームに行ってきた。やはり何度も訪れていることもあり、ここが一番落ち着くような気がする。

ところが献血ルームに入っていきなり目に飛び込んできたのが、受付テーブルの上の液晶モニター。何だろう?と思いきや、これは対話型の問診表のようだ。聞くと、この3月10日から導入されたものらしい。ここにあるように、液晶タッチパネルに表示される内容に一つ一つ答えていく形式で、全部答えるとそれを印刷するようになっている。

これは従来の問診表をそのまま使用するもので、今までボールペンでマークしていた部分をプリンタが塗りつぶしてくれるという何とも中途半端な優れもの。そのため、自筆署名を要求されるのはいいとしても、海外旅行で訪れた国・都市・時期・期間や、心電図をとった年月日などの欄には後から自分でボールペンで書き込むようになっている。これだと、将来問診表の形式がちょっとでも変わったら、全国の装置のソフトを一斉に書き換える必要があるんだろうけど、その辺抜かりはないんだろうなあ?

待ち時間に色々と見ていたら、新しいものを2つ発見。一つは、赤と白のブレスレットのようなもので、中高生限定プレゼントと書かれている。調べてみると、DEARingというもので、ブレスレットではなくリストバンドと呼ぶらしい。。 このページから申し込むと中高生以外でも手に入るようだ。

もう一つは、携帯メールクラブの案内ポスター。これは昨日の新聞に載っていた話だが、メールアドレスを登録しておくと、血液が必要なときにメールで依頼が来る仕組みらしい。この情報を探してみると、東京都の赤十字血液センターに携帯メールクラブの案内が掲載されている。パソコン版の複数回献血クラブというのもあるのだが、この存在はほとんど知られていないのではないか? 少なくとも、毎月献血をしているこの僕でさえ、今までその存在を知らなかったのだから。。。

それにしても、この複数回献血クラブのサイトはかなり不親切というか、全くやる気がないとしか思えない。複数回献血クラブが何をするのかが全く何も説明されていない。。 それに、このサイトの存在自体があまり広く知られたくないのか、日赤のトップや日赤の献血関連ページには全く関連する情報が載っていない。これでは一体誰がこのサイトにたどりついて、わざわざ個人情報を入力してまで会員登録をするというのだろう?? 激しく謎だ。。

なお、日本赤十字では現在献血キャンペーンとして期間限定のサイトつなごう.JPを開設しているとのことだが、この情報も東京都赤十字血液センターで見つけたものの、何故か日本赤十字のサイトには全く掲載されていない。。ここを見ると、先の DEARing は「つなごうリング」に名前を変えて出ているようだが、もしかしたらデザインが違うのかもしれない。

さて、今日も右腕で検査、左腕で献血。血小板成分献血で、特にトラブルもなく順調に終了。なお、最近訪れた他の献血ルームでは採血前に本人確認をそれぞれのやり方で行っていたのだが、ここでの確認は名前と血液型を看護士さんが読み上げて、こちらの返事を求めるというもの。まあ常連ということで向こうもこちらの顔を見慣れていることもあるのかもしれないが。

おみやげは、Tシャツ、コシヒカリ、歯みがきセットの3種類からの選択。以前のTシャツはかなりくたびれてきたので、そろそろ補充するかということで、白のTシャツをもらってきた。パッと見で、以前のものと同じものだと思っていたのだが、帰ってからよく見たら、微妙に以前とは違っていたのだった。

今回のTシャツ今回のTシャツ

前回のTシャツ前回のTシャツ

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2006/03/15

松坂投手のネックレス

今朝はたまたま時間があってWBCの日本-メキシコ戦を見る機会があった。松坂が好投し、打線も奮起し、安心してみていられる気分の良い試合だった。ところが、見ていてとても気になったのが、松坂投手が首に掛けていたネックレスというか、首輪のようなもの。どんなものかというとこんな奴。通常の金属のネックレスよりも太くて、結構カラフルで、しかもわざとらしくユニフォームの上からしてるから、かなり目立つのだ。しかも、この写真でもわかるように、結構固いもののようで、スポーツ選手がこれをつけて試合をするってのは相当に邪魔なんじゃないかと思うのだが。。

イヤーな予感がして、少し調べてみると3/5のサンスポには、

試合でつけたネックレスはリラックス効果、疲労回復を助長するチタン入り。昨年、愛用したものより30倍の含浸率がある強力版。しかも青と赤という日本代表カラーをまとっての、気迫のマウンドだった。
とある。ウーム、やっぱりチタン入りと来たか。。 そういえば、最近 asahi.com にも近ごろ気になるネックレスという記事が載っていたが、チタン30倍というところから見ると、松坂投手のものもファイテンだろうか? 

世界中に放送されている大会で、こんな邪魔くさそうなものをエースピッチャーがつけているなんて(ファイテンにとっては絶好の宣伝かもしれないが)、これは世界に対する日本の恥じゃないのか? と思って探してみると、こんな情報もある。確かに既にファイテンはアメリカ進出を果たしているようで、WIRED NEWSでも、かなり冷静にというかシニカルにレポートされている。

さて、ファイテンで問題の商品を探してみると、RAKUWAネックというものらしい。詳しい情報は、このあたりに載っているが、アクアチタンの繊維、チタンボール、炭化チタンなどが含まれているらしい。水溶性チタンと金属チタンと炭化チタンと、何とチタン3種盛状態なのだが、一体どんな意味があるんだろう?? これらがそれぞれどういうメカニズムで効果を発揮するのか、あまりまともな説明はなされていないようだ。

こちらには、もっと詳しい説明が載っているが、この説明がファイテンの公式見解かどうかは不明である。とはいえこれを読んでも、チタンを含んだネックレスを着用することで運動能力が向上するとは到底思えないのだが。。 (ちなみに、チタンのイオン化傾向がそんなに大きかったら、あまり工夫しなくても簡単に水に溶けると思うけどね。。 従来から知られている水溶性チタン化合物については松本製薬工業の資料の p.16などが参考になる。)

それに、チタンを水溶性としたのであれば、逆に使用中や洗濯中にどんどんチタンが溶出しそうなものだが、よくある質問などの説明を読んでも、さっぱりその辺の理屈がわからない。それに、衣服の上からネックレスを着用して効果が出るものなのか??

もう一つ気になるのは販売方法。先のサイトでも下の方で、RAKUWAをつけてペットボトルを持つと軽く感じるという実演の話が載っているのだが、どうやらこの実演がファイテンの販売方法としてあちこちで使われているようだ。例えば、こちらの方こちらの方のように、実際に体験してみて、その効果を実感して購入する人も多いようだ。もっとも、こちらの方のように実感できない人もいるようだけど。。

チタン製品を身に付けたら、その瞬間にミラクルな効果が出るなんてことはありえないだろうけど、ではこの実演は何なのか? 本当に効果があるなら、こんなちゃちな実演ではなくて、きちんとした比較実験を行えばいいだろうけど。 復氷の のぶさんは、その後実際に体験してみたのだろうか?

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2006/03/14

波動で量子水をつくる活水器だそうだが

FujiSankei Business i の新商品紹介(3/14)から。波動エネルギーで量子水をつくる活水器「ニューvG7ウォーター」

 水のエネルギー場を活性化することで高い波動を持って、抗菌効果や塩素除去能力、脱臭作用を発揮する水に改質する活性器。特殊な六角構造のステンレス製ヘキサゴンコンバーターや粒状活性炭、シラスサンドと組み合わせた。自然治癒力を高める。価格は19万7400円から。 ウエルネス(TEL06・6885・3610)
というもの。何と、「波動エネルギー」に「量子水」である。(どうでもいいけど波動エネルギーブラはすごいな。1秒間に29万9千回も振動するんだ。。)普段はこの手の荒唐無稽なデンパ系の商品にはいちいち突っ込みを入れたりしないのだけど、情報源の一つとして時々見に行っている FujiSakei Business i に掲載されたというのは見逃せない。もしかしてこの商品に何か特別なところがあるのだろうか?

株式会社ウエルネスを訪れてみると「いかにも」といったサイトである。 今回紹介された「ニューvG7ウォーター」という商品は、まだ掲載されていないのかと思ったが、よく見るとνG7という商品があり、この名前は「ニュージーセブン」と読むらしい。ということは、今度の「ニューvG7」は「ニューニュージーセブン」と読むんだろうか? FujiSankei Business i に掲載された写真をよく見るとνG7Waterに載っている写真と一緒だから、「ニュージーセブンウォーター」が正しいらしい。。それはともかく、お約束だろうけど

すべての生命体や物質には、原子の振動によって発生する物質固有のエネルギーがあります。この限りなく微弱なエネルギーが「波動」と呼ばれるものです。

人間の身体にもこの「波動」があり、その波動が低下すると 自然治癒力や自然治癒力が低下するとされています。 νG7:ニュージーセブン(旧商品名:グレースセブン)は、高い波動を持つ強相関電子様物質を応用した活水器です。 毎日の健康に、自然治癒力・自然治癒力のアップに νG7をおすすめします。

なんてよく書けるよな。他にも、六角形パワーだとか螺旋がエネルギーを増幅だとか、まあ言いたい放題である。。ちょっと目新しいところでは、νG7の検証にあるように、この装置に水を通すと油を溶かす力が増加するらしいので、本当だったら洗い物などでは洗剤いらずで便利だろうけど、さすがに飲むのは危なくないか? ちなみにここの商品群は製品の仕様と価格を見ると、とんでもないボッタクリ価格である。

どこが間違っているのか改めて指摘してみようと思ったけど、どのページを見ても眩暈がするような記述ばかり。もはやアナザーワールドのお話としか思えず、まともな指摘は断念する。ちなみに、水商売ウォッチングの掲示板でも、旧製品名(グレースセブン)で突っ込まれている。

それにしても、この手の怪しい商品は世の中にあまたあるのに、今回どうして FujiSankei Business i に掲載されたんだろう? そもそも、この商品はかなり前から販売されているようだから、わざわざ新商品コーナーで紹介した理由も不明である。恐らくこうして大手のサイトで紹介されたことがまた宣伝文句として使われるんだろうし、大手新聞社はそれなりの責任を持って掲載する必要があるんじゃないだろうか? (商品名称もしっかりと間違っていたわけだが。。)

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2006/03/13

Yahoo!のブログ検索を試してみた

ITmedia ニュース(3/13)から。「Yahoo!ブログ検索」β版公開

 ヤフーは3月13日、ブログを検索対象にした新サービス「Yahoo!ブログ検索」β版を公開した。検索キーワードの推移をグラフで表示したり、日付による絞り込み検索に対応した。

 検索キーワードや指定条件と一致した結果を、ブログ単位で表示する「ブログとの一致」、ブログ内の記事単位で表示する「記事との一致」の両方を表示する。「記事との一致」では更新日時順と、キーワードとの適合度順に並び順を切り替えられる。

 更新期間を指定した絞り込みツールを画面右側に設けたほか、検索を画像を含む記事やポッドキャスト対応記事に絞ることもできる。「類似記事を検索」では、タイトルや本文などから、内容が似ている記事を探してくれる。検索結果の「詳細情報」をクリックすると、記事のRSSや要約情報、関連キーワードなどを確認できる。検索結果はRSSでも取得可能だ。

 ブログ上で検索ワードが出現した頻度を「注目度」として、時系列でグラフ化して画面右側に表示する。グラフ上でマウスをドラッグすると時期を指定でき、検索結果を指定した時期で絞り込める機能も備えた。

 新サービスは、ブログ収集ツール「blogWatcher」を公開している東京工業大学 精密工学研究所 奥村研究室が協力している。

最近このブログへの訪問者の中で、Yahoo!検索から来られる方が減っているのだが、その原因はもしかするとYahoo!はブログと他のサイトを分けて管理する方向に向かっているためなのかもしれず、このブログ検索はその表れと見ることができるのかもしれない。

YAHOO! ブログ検索 BETAで、早速遊んでみた。先月このブログへの訪問者の検索キーワードで上位にランクされた、「一点集中 ダイエット」を試してみると、こんな検索結果となり、このブログがトップに来ているものの、何故かそのものズバリの記事にヒットしない。

どうやらデフォルトでは更新日時順となっているのが原因のようで、適合度順にするといろいろなブログがヒットする中で、ここは4番目にランクされている。他にも、「過去の天気予報」などで検索してみるが、こんな結果で今ひとつピンポイントでヒットしていないというか、もどかしい感じの結果に見える。

まだ過去のブログを完全に網羅しきれていないためもあるのか、自分の書いた記事を探す目的で使おうと思っても出てこなかったりするので、少なくとも古い記事の検索に関しては、現時点では従来からの Google検索の方が使いやすいように思える。

面白そうなのは、各検索結果の所に「詳細情報」や「類似記事を検索」というリンクが表示されるところや、記事の更新期間や画像のあるなしで絞込みができるところなど。また、右に表示されるグラフで、検索ワードの人気の推移が見られ、さらにこのグラフをドラッグして検索期間の絞込みができるようだ。

試しに、今もっともホットな単語で検索してみるとこんな結果が得られた。なるほど、これを使うと、最も早く取り上げたのが誰かなんてこともある程度わかりそうで面白いかも。。

検索結果には、「ブログとの一致」と「記事との一致」が分けて表示される場合があるのだが、これって意味のある分類になっているんだろうか? こんな説明がされているけど、今一わからん。他のブログ検索と比べての評価も興味あるが、それ以上に通常のYahoo!検索が今後はブログを排除する方向に向かうのかどうかに興味があるところだ。。

ちなみに記事で触れられているBlogWatcherについても、少しキーワードを入れて遊んでみたが、どうもクセが強いのか、通常の検索とはかなり異なる結果が得られるようで、ちょっと使いにくい印象だ。

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2006/03/10

「ソフトランディングの科学」

比較的売れているようで、硬めの本の割には書店でも平積みになっているようだ。タイトルの「ソフトランディング」とは軟着陸のこと。このままでは今の大量生産大量消費をベースとした我々の文明社会はいずれ破綻してしまう。著者が自ら実践する省エネ生活の実態を紹介しながら、その破綻の影響を少しでも小さくするソフトランディングの方法論を展開するという試みらしい。難しそうなテーマだと思うが、著名な物理学者である著者がどのようにこのテーマを料理するのか、なかなか興味がある。

七つ森書館
 ゆっくり、時間を長く ソフトランディングの科学
 池内 了 著 bk1amazon

実は著者の本としては、以前「私のエネルギー論」(bk1amazon)を読んだことがある。しかし、自分で実践している省エネルギー生活を紹介する分にはいいのだけど、それが「エネルギー論」として語られると随所に違和感が残り、正直に言うとあまり印象がよくなかった。今度こそはと(本の価格も高いことだし)期待を込めて読んだのだが。。

読後感としては「うーん、お金返してぇ」というところか。。。 そもそもこの本のどこが「科学」なんだか分からない。確かに、著者が自ら実践している省資源・省エネルギーの生活は素晴らしいと思うし、見習いたいとも思うのだが、そんな体験談を読むために買ったわけじゃないのだ。こちらは物理学者が論ずる「ソフトランディングの科学」を期待して買ったのに、冷暖房は極力控えめにして夏は暑さを冬は寒さを我慢しようとか、無駄なモノを買うのはやめて長く使い続けようという、ありがちな提案をされてもなあ。。。 こんなケチケチ生活は何だか全然夢がないし楽しくなさそうだ。おもしろいところでは、

クーラーがないことに慣れてしまえば、案外平気なものである。(扇子や団扇も使わない。それを振ることによる体温上昇の方が高いから、エネルギーを余分に使うことになってかえって暑くなると思うからだ。)(p.177)
なんて書いてあるけど、ウチワって本当に逆効果なんだろうか? 物理学者の言うことだから信じた方がいいのかなあ。。

こういうのは、一個人の信念としてはそれでいいのかもしれないけど、皆がそんな生活を始めたら世の中がどうなってしまうのか?なんてことはほとんど考察されていないようだ。少し考えても、これだと経済が破綻してしまうのではないかと思うのだが、それも十分にハードランディングなシナリオのような気がする。。 本書では、我々はもっと長いタイムスケールで物事を判断すべきだ、と主張しているのだが、その前に、もっと広い視野で日本全体や地球全体の人間社会がどうあれば持続可能なのか?ということも考えて欲しかったような気もする。

確かに地球の環境容量の限界を考えると、人類は今より遥かに慎ましく生きていかなくてはならないというのは一つの答えなのだろうけど、他の答えはないのか、あるいはそこに至るソフトランディングの道筋が、本当に徹底的な省資源・省エネルギー生活しかありえないのか、「科学」と名付けた以上はもっと論理的に詰めて欲しかった。京都議定書対応で数%の省エネを目標としたのに、経済的な悪影響が大きいという理由でちっとも進まない現状をどう考えているのかわからないが、本書のような提案では「これだから世の中を知らない学者さんの言うことはねえ」と言われてしまいそうだ。。

もちろん本書でも太陽電池や風力発電などのエネルギー源をもっと増やすことや、大規模一極集中型から小規模広域分散型とすることなどの提言もされているし、真に持続可能な社会は地下資源の消費に依存しないものだということなど、ある程度全体像についても述べられている。でも、それを実現した社会の姿がもう一つ具体的に見えてこない。(一体その社会では人々は何をして暮らしているんだろう?) 結局、ソフトランディングの行き先が明示されていないということが一番の問題のようだ。。。 

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2006/03/08

親知らずバンク?

YOMIURI ONLINEの記事(3/7)から。親知らずの元から“幹細胞”再生医療への利用期待

 産業技術総合研究所セルエンジニアリング研究部門(兵庫県尼崎市)は7日、大阪大と共同で親知らずの元になる歯の細胞=歯胚(しはい)=を使って、肝臓、骨などに効率よく変化する“幹細胞”を取り出すことに成功したと、発表した。

 この“幹細胞”を使って傷んだ肝臓や骨が再生することをラットを使った動物実験で確認しており、歯列矯正などの際に捨てられてきた親知らずの歯胚を使った再生医療に道を開くと期待される。

 歯胚は歯が形成されると消失するが、成長が遅い親知らずの歯胚は、10~16歳ごろまであごの骨に埋まっている。歯列矯正の際に抜かれてしまうことが多いが、研究グループは、この歯胚の増殖能力に着目した。

 細胞1個を取り出し培養すると、短期間で急速に増殖することが判明。さらに、ホルモン投与などで刺激を与えることで、骨細胞や神経細胞だけでなく肝細胞にも、変化することを突き止めた。

 研究グループは、骨髄から採取した幹細胞で骨や心筋細胞など様々な組織の細胞を作り、実際に治療に応用しているが、今回の歯胚を使った方法は、骨髄の幹細胞を使う方法に比べて、骨細胞、肝細胞などへの増殖効率がはるかに高いという。また、実際に人の歯胚から採取した細胞を、肝臓障害を起こしたラットに移植したところ、3週間で障害が治癒したという。

注意する必要があるのは、幹細胞は、抜歯した親知らずからではなく、10~16歳頃までの顎の骨の中に埋まっている親知らずの元の細胞から得られるということだろうか。ということは、大人になってしまった人にとっては残念ながら時既に遅しということだろうか?

産総研のプレスリリースはあっさりとしており、読売の記事以上の情報はあまり得られない。この技術は実用化までどの程度の距離にあるのだろう?

MSN毎日インタラクティブの記事、親知らず:細胞分化し骨・肝臓・神経に 再生医療に利用へ--産業総合研と阪大によると、

 同研究グループの大串始(おおぐしはじめ)グループ長は「受精卵を壊してしまう胚性幹細胞(ES細胞)などに比べ、簡単に採取できる。廃棄されてしまう親知らずを凍結保存しておき、病気になったときに培養して移植すれば拒絶反応がない。これまでの移植医療の課題が解決でき、広範な再生医療に利用できる」と話している。
とあり、親知らずを凍結保存しておき、将来移植が必要となった時に利用することを考えているようだ。 ん?簡単に採取でき、廃棄されてしまう親知らず? 親知らずの元の歯胚を利用するんじゃなかったの? 親知らずからでも歯胚が採取できるのだろうか?

さて、読売と毎日には掲載されていて、何故か朝日には載っていないようだ。ところが、検索してみると、朝日新聞には昨年の10/25に(良く似た研究成果が)掲載されていた。既にネット上からは消えているが、こちら(坂本歯科医院)に記事が残っていた。こちらは岐阜大学の成果であり、今回とは異なる研究チームのようだ。この記事によると、従来普通に抜歯されていた親知らずからでも十分に幹細胞が得られるようだから、年齢制限はあまり問題ではないのだろうか? 何故親知らずなのかについては、「親知らずは生えていこうとする「勢い」を持っているため」と説明されている。

Yahoo!ニュース経由の共同通信の記事では、

 同研究所の大串始組織・再生工学研究グループ長は「今まで捨てられていた組織から再生医療に有効な細胞が得られた。数年以内に『親知らずバンク』をつくりたい」と話している。
とあり、「親知らずバンク」を作るという構想らしい。ということは、自分の親知らずを将来自分で利用するだけでなく、他人のものを利用することも考えているんだろうか? そういや、この前のがんバンクは、自分のがん細胞を保管しておいて将来自分で利用するという形態で、バンクと言うよりコインロッカーのようだという話もあったな。。

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2006/03/07

ココログ26か月

ココログを始めて2年と2か月が経過。1か月当たりのカウンターの伸びは、21000程度とやや落ち込んだようだ。

 1か月目:900     2か月目:4500    3か月目:11700    4か月目:19000
 5か月目:32300   6か月目:43500   7か月目:54500    8か月目:72000
 9か月目:87700   10か月目:105400  11か月目:125400  12か月目:140600
13か月目:163000  14か月目:179300  15か月目:194700  16か月目:205300
17か月目:216800  18か月目:231700  19か月目:251100  20か月目:276400
21か月目:301200  22か月目:326400  23か月目:351400  24か月目:372400
25か月目:398100  26か月目:419300

この1か月のアクセス解析結果を求めてみると、以下の通り。

(1)リンク元
 1位 http://search.yahoo.co.jp 全体の31%(前回1位)
 2位 http://www.google.co.jp 全体の25%(前回3位)
 3位 bookmark 全体の18%(前回2位)
 4位 http://search.goo.ne.jp 全体の8%(前回5位)
 5位 http://www.google.com 全体の7%(前回4位)
 6位 http://search.msn.co.jp 全体の1%(前回はほとんどゼロ)

順位の上ではあまり大きな変動には見えないが、実情を見ると、今月は大きな変化があったようだ。

 ・YAHOO! 検索経由の訪問者が、2/20頃から従来の1/3~1/4程度に落ち込んでいる
 ・Google 検索経由の訪問者が、2月初旬頃から従来の4~5割増し程度に増加した
 ・MSN 検索経由の訪問者が、2/10頃から目立ち始めた(従来はほとんどなかった)

どうやら、各検索エンジンの中身がこの1か月でかなり大きく変わったものと思われる。特に従来はヤフー経由の訪問者が最も多かったため、その影響は大きい。ここ最近はヤフーで来る方は3位まで落ち込んでいる。

それとは別に、2/26~2/27にかけて goo検索経由の訪問者数が一時的に激増したのだが、これは gooのトップページの「注目ワード」の欄に「一点集中ダイエット」という用語が載ったためだ。直接このサイトにリンクされたわけではなかったが、検索結果の上位にランクされているため、さすがに影響が大きかったようだ。

なお 2/13の週には、週間ココログガイドというサイトでこのサイトがこんな感じで紹介された。Nifty側に選んでもらったということで、とても光栄なことだと思うし、素直に喜んでいるのだが、この紹介を見て来られた方は数十人程度と思いのほか少なかったようだ。。

(2)検索キーワード
 1位 ダイエット(前回圏外)
 2位 一点集中(前回圏外)
 3位 キャパシタ(前回5位)
 4位 サーモフォーカス(前回23位)
 5位 注射針(前回3位)
 6位 食事バランスガイド(前回圏外)
 7位 パスポート(前回10位)
 8位 桜(前回圏外)
 9位 テルモ(前回38位)
10位 グリシン(前回78位)
11位 天気予報(前回4位)
12位 フラーレン(前回8位)
13位 植物性乳酸菌(前回65位)
14位 気象庁(前回7位)
15位 青色発光ダイオード(前回24位)

「一点集中ダイエット」は別格としても、今月は前月からの変動が大きかった。まあ、検索エンジン側が変わったようだからそれも当然か。。

他には「桜」での訪問者が目立つ。これは桜開花予想式の精度という記事がヒットしたようで、そろそろ今年の桜の開花予想も始まったようだし、昨年検討した予測式の結果が今年どう出るのか気になるところだ。。

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2006/03/06

環境家計簿

nikkeibp.jpの記事(3/6)。東京ガス、家庭でのCO2排出状況をインターネットで確認できるサービス

東京ガスは、家庭で使用するエネルギーの二酸化炭素(CO2)排出状況をインターネットで確認できるサービス「my環境家計簿」を開始した。

my環境家計簿は、毎月のガス料金、ガス使用量などを専用ページで閲覧できるインターネットサービス「myTokyoGas」に会員登録すると利用できる。会員登録、サービスの利用は無料。

ガス・電気・水道・灯油の使用を入力することで、毎月のCO2排出量をチェックできる。さらに、住居形態・家族人数といった属性情報を登録すると、1990年時点での同じ属性の家庭におけるCO2排出量平均値と比較することも可能。京都議定書が定めた日本のCO2削減目標である「90年比マイナス6%」を達成しているか確認できる趣向だ。

また、定期的に使用量を入力したり、毎月出題する環境クイズに答えることで、ポイントが貯められる。ポイントで「my環境図鑑(温暖化により絶滅が危惧されている動物の図鑑)」を集めることができるなど、楽しみながらCO2削減に取り組む工夫も施されている。

ということで、東京ガスのサイトでプレスリリースを見ると、残念ながらこのサービスは東京ガスの顧客に限定されるようだ。最近「環境家計簿」という言葉はよく見聞きするので、あちこちで似たようなサービスを展開しているようだが、ここの特徴は、京都議定書を意識して1990年の平均的な家庭との比較ができることにありそうだ。

ちょっと探してみると、東京電力のCO2家計簿、社団法人環境情報科学センターの環境家計簿、NPO CASAのインターネット環境家計簿、NPO ローハスクラブの全国地域別環境家計簿などが見つかったが、他にも地方自治体などで同様のサイトを持っているところも多いようだ。また、環境省は我が家の環境大臣 ecofamilyというサイトを運営している。

さて、これらの環境家計簿は、電気、ガス、水道、およびその他の燃料などの環境負荷を二酸化炭素の排出量に換算し、その経年変化を調べたり、他の家庭と比較したりするということで、ほぼどれも同様のコンセプトのようだ。それぞれのサイトによって、対象となる物が変わったり、CO2への換算係数が異なっていたりするので、いくつかのサイトを眺めて比較してみるのも良さそうだ。

東京ガスや東京電力などがこれらのサービスを展開しているのは、顧客のエネルギー消費データを集積して、今後のビジネスに利用しようという狙いがありそうで、そのためにも多くの人にデータを入力してもらうための工夫を凝らしているというところだろう。本当は、エコ意識のある人が自発的に入力するようなシステムよりも、毎月の各家庭の各種消費量が自動的に集積されるようなシステムがあっても良さそうなものだが、プライバシーの問題もあって、それは困難だろうな。

電気、ガス、水道、ガソリン、ゴミなど、カテゴリーの異なる環境負荷を統一する尺度としてCO2を採用することはわかりやすいし、とても便利だと思う。特に、環境情報科学センターのCO2排出量の計算項目は、食品・日用品までCO2換算するという点でなかなか面白い。とはいえ、これらの品物のCO2排出量を購入金額当たりで計算するというのもかなり強引だし、何故自動車などの大型消費財は含まれないんだ? なんて疑問も出てくる。。

そもそも、何でもCO2に換算してしまうと、地球温暖化だけが環境問題であるかのような単純な理解を促すようでそれはそれで気になる。。 やっぱり、排出量ばかりに着目せずに、資源の消費量とCO2などの排出量の両面から評価するのが良いのじゃないのかなあ。。

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2006/03/03

日本シームレス地質図と産総研データベース

産総研のプレスリリース(3/2)から。20万分の1日本シームレス地質図全国版を公開

 独立行政法人 産業技術総合研究所【理事長 吉川 弘之】(以下「産総研」という)地質情報研究部門【部門長 富樫 茂子】統合地質情報研究グループ 脇田 浩二 研究グループ長、宝田 晋治 主任研究員、井川 敏恵 産総研特別研究員、Joel Bandibas重点研究支援協力員、吉川 敏之 主任研究員らは、地質調査総合センターと共同で、全国の20万分の1日本シームレス地質図を完成させた。これは、全国統一基準の地質図としては、現在国内で最も詳細な広域地質図となる。産総研の研究情報公開データベース(RIO-DB)において一般公開中である(図1)。今後、地震や火山情報、地滑り情報、重力図、衛星画像と比較するなど、さまざまな地質情報の基本図としての利用が期待される。
ということで、最近はインターネット上で様々な地図や衛星写真などが気軽に見られるので、とても便利になったものだ。今回のものは、専門家の他にも、一般の地質図マニアの方(?)や化石採集を趣味とする方などにはとても有意義な地図なのかもしれない。地質図を見てどうするの? という普通の人向けには、シームレス地質図サポートページもある。ここには、用語解説の他にも、日本列島の地質と構造、地球の構造、地質年代表、岩石と地層の分類、岩石や地層のでき方、といった地学の基礎的な解説もあり、一般の人を意識したとても親切なページとなっている。

このシームレス地質図データベースだが、いろんな表示方法が選べるようだ。インターネットエクスプローラの場合には、J-GeoView形式で閲覧すると、最初のデータ読み込みには時間が掛かるが、ズームやスクロールが可能で、カーソル位置の地質についての解説も自動的に表示されてなかなか面白そうだ。

ところで、最初にこのデータベースを見に行こうとしたら、たまたまうまくつながらなかったために、この上のフォルダを見てみたら、RIO-DB 研究情報公開データベースに行き着いた。このサイトのことは全然知らなかったが、ここで公開されているデータベースはなかなか充実していて驚かされた。

例えば、日本の地球化学図活火山データベース、はたまた人体寸法・形状データベースやなんてのも面白そうだ。他にも、専門家向けにもかなり有用そうなデータベースが沢山公開されているようだ。今回の地質図も含めて、一度じっくりと中を探索しまわって、いくつか使いこなしてみたいところだ。

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2006/03/01

2006年2月の天気予報傾向

東京地方の過去の天気予報 は順調にデータ蓄積中。

アクセス解析の結果を見ると、やはり95%程度が1度目の訪問で、定期的に訪れている方は非常に少ないようだが、定期的に見に来てくれるかたもいらっしゃるようで、こちらにとっても大変励みになる。最近やや訪問者が増えたようで、1日平均でユニークアクセスが50~70、ページビューが120~150程度となっている。。

今月から新たに、毎月の集計だけでなく、今年のトータル集計結果も載せることにした。このデータは原則として毎月1回の更新となる予定。降水確率の的中率を見ると、2か月累計ではまだまだ全然格好がついていない。

さて、2006年2月の天気予報の精度だが、最高気温が20℃から4℃まで大きく変化したこともあり、全体の傾向は比較的良く適中させていたようだ。ただし、気温の予測偏差を見ると、最高気温も最低気温もほとんどがマイナスとなっており、気温の予測が高めにはずれた(実績が予測よりも低かった)傾向が顕著となった。実は昨年の2月も同様の傾向を示していたようだが、同じ過ちを繰り返しているような気がしないでもない。。


ところで、このブログは平日はできるだけ毎日更新することを目標にしてきた。ただ幸か不幸か、最近やや本職(?)が忙しくなったこともあり、今後は更新できない日もちょくちょく出てくるかと思う。

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