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2006/04/01

2006年3月の天気予報傾向

東京地方の過去の天気予報 は順調にデータ蓄積中。3月分の統計データの集計・更新も先程終了。機械的な作業ばかりなのだが、始めた頃に比べて徐々に作業量が増えてきて、実は結構大変だったりする。

日々のデータ更新や、毎週のグラフ更新については、ほとんどエクセルのマクロで処理しているので問題ないのだが、毎月1日の更新作業には、まだ手作業が結構残っている。こういうときには、どこかで自動化のためのマクロの作成をした方が結果として効率的になることはわかっているのだが、その踏ん切りをつけるのが大変なのだ。。

さて、今年の3月は天候や気温の変動が大きく、そして1mm以上の降水のあった日も8日と多かったためか、感覚的には天気予報があまり当たらなかったように感じていたのだが、改めてこうして数値で見てみると決して悪い成績ではないようだ。

ただ、降水確率予報値の的中率を見ると、特に10~40%の降水確率の的中率が悪いのが気になる。降水確率的中率グラフを見ると、今年の3か月間のトータルで見た時に、前日予報でさえ、降水確率10%のときの実際の降水率は 0.9%にすぎず、20%では0%、30%では8.6%、40%では0%である。50%では47%、60%では57%と頑張っているので、余計に目立つのだが。。

つまり、降水確率50%以上だとそれなりに雨が降るが、40%以下だと滅多に雨が降らないということになっている。もっとも、去年も最終的には結構いい線いってたようだし、この指標については、その気になれば帳尻あわせも可能なので、いずれきちんと結果を出してくれることだろう。。 もっとも、前日の降水確率よりも5日以上前の降水確率予報の成績の方が良さそうだったり、というのもやれやれな状況なのだが。。

ところが、気象庁自らが最近始めた降水確率予報の精度を見ると、何故か全く違う結果となっているではないか! うーむ、気象庁は12月~2月、こちらは1月~3月と集計範囲が異なるんだけど、それにしてもこの違いはないだろう? 基本的な検証方法は同じはずなのに、どうしてこんなに違うんだろう? これは来月までの宿題にしよう。。

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