2006年4月の天気予報傾向
東京地方の過去の天気予報 は順調にデータ蓄積中。懸案だった月次処理作業もようやくほぼ自動化したので、かなり楽になった。依然として、エクセルのVBAでのエラー頻発に悩まされているのだが、ようやく対処方法がわかってきた。グラフをまとめてエクスポートしている処理でエラーが出る場合には、グラフを1つエクスポートするたびに stop文を入れてポーズを入れ、都度キー入力で次に進むようにすると、エラー無しに最後まで処理できるようだ。
さて、今年の4月は天候不順で雨が多く、気温も低い傾向が目だったのだが、気象庁が発表した4月の天候でも、全国的に日照時間や気温が平年値から大きくはずれたことが報告されてている。実際、昨年4月のトレンドと今年4月のトレンドを比べると特に気温が大きく異なることや、晴の日が少ないことが一目瞭然だ。
気象庁のサイトを探していたら、平成18年度気象庁業務評価実施計画という資料を見つけた。この p.11/19 に天気予報と週間天気予報の今年度の目標が載っている。それによると、翌日の天気予報については、降水確率が50%以上はずれた日数を年間25日、最高気温が3℃以上はずれた日数を年間40日、最低気温が3℃以上はずれた日数を年間25日にすることを目標としている。また週間天気予報については、5日後の予報の精度を、降水有無の適中率を70%、最高気温の予測誤差を2.4℃、最低気温の予測誤差を1.9℃とするとしている。
*降水確率が50%以上はずれた日数、というのはよくわからないのだが、どうやって計算するんだろう?
さて、先月の宿題としていた、気象庁発表の降水確率予報の精度と、ここで蓄積しているデータから算出した降水確率適中率の違いだが、気象庁とこちらでは、取り扱うデータ範囲が異なっているようだ。
気象庁は、17時発表については、18-24時、0-6時、6-12時、12-18時の降水確率と降水量実績、朝5時発表の予報については、6-12時、12-18時、18-24時、0-6時の降水確率と降水量実績を元に計算している。つまり、1日について8点のデータからなっている。
一方、こちらでは17時発表の予報についてのみで、しかも対象となる時間帯が、0-6時、6-12時、12-18時、18-24時の4点で、気象庁の対象時間帯よりも6時間だけ後側にずれている。ということで、データ点数が半分であることと、予報時間帯が後にずれていることが違いということになる。
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