2006年6月の天気予報傾向
6月はしばらくアメリカに行っていたものの、パソコンを持っていって向こうでデータ収集を続けたことにより、東京地方の過去の天気予報 の更新も順調に継続できた。6月のトータルデータの集計作業も終え、アップデートを行った。
梅雨らしい天候だったようだが、実際に1mm以上の降水が観測されたのは8日間。5月は13日間もあったのと比べると意外と少ない。そのためか、6月の天気予報でちょっと目立つのは、降水確率の適中率の悪さである。特に高い降水確率を出しておきながらの空振りのケースが目立つ。
また、もうひとつの特徴が気温の偏差ヒストグラム。最低気温の予報値と実績値の偏差の分布が非常にシャープであり、いわゆるRMSE(二乗平均平方根誤差)がかなり小さい。特に前日と2日前の最低気温予報のRMSEは0.80と0.98だったが、今まで集計した中ではRMSEが1を下回ったのは初めてのことである。
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