2006年7月の天気予報傾向
東京地方の過去の天気予報 の7月のデータ整理を終了してサイトのアップデートをした。
今年の7月の天気は、日照時間が少なかったことや気温の変動が大きかったことが特徴のようだ。東京の場合、1mm以上の降水を観測した日数は、6月が8日間に対して、7月は13日間と非常に多く、如何にも梅雨らしい愚図ついた天候だったことがわかる。
気温の変動については、トレンドグラフで見ると、前半は順調に気温が上昇したものの、7/16以降急激に低温化している。ところが週間天気予報では、温度の上昇トレンドも下降トレンドもうまく予測できていないようで、かろうじて前日予報だけが何とかトレンドに追随できていたようだ。この現象はかなり予測が難しかったのかもしれない。そういえば、今年の梅雨明けも如何にも唐突という印象だったが、日刊スポーツの記事によると、これは梅雨前線が突然消えてしまったためで、全く予想できなかったらしい。
そんなわけで、今月は気温の偏差ヒストグラムは非常にブロードで、RMSE(二乗平均平方根誤差)も非常に大きい。また、気温相関グラフも見るも無残な状況となっている。要するに、7月の予報では梅雨明け予想だけでなく気温予報も大はずれだったということである。。 頑張れ、気象庁。
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