2006年11月の天気予報傾向
東京地方の過去の天気予報 の11月分のデータ整理を終了し、サイトのアップデートも完了。
気象庁によると11月も全国的に気温が高かったとのことだし、感覚的にも今年の11月は暖かいなあという印象がある。トレンドで見ると、前半は順調に気温が低下していったのだが、後半は一進一退であまり気温が下がらなかったというように見える。
予報の精度という点では、1か月間の気温の変化幅が大きいこともあって、回帰直線の傾きや相関については先月よりもかなり向上している。また、天候についてもメリハリのはっきりした天気だったためもあってか、比較的よく予想できていたように見える。
去年の冬は予想外の大雪で気象庁も説明に苦労していたようだが、今年もまた暖冬と予想しているようで、どうなることか注目していよう。前日予報や週間予報などの短期予報と、3か月予報などの長期予報では要求される技術としても異なる点が多いと思うのだが、受け取る側にとってはどちらも気象庁の天気予報であることに違いはない。短期予報も当たらずに長期予報が当たるものか、という風に思われることもあるだろうし、まあ大変だとは思うが、年々データも蓄積するし、コンピュータの性能だって向上するだろうし、頑張って精度を少しずつでも高めていって欲しい所だ。
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