2007年3月の天気予報傾向
東京地方の過去の天気予報 のデータ更新を終了。先月から気象庁の過去の気象データ検索のページの機能が大幅に変更となったのだが、従来よりも使い勝手は悪くなったような気がする。
さて、気象庁の3月の天候にもあるように、3月は中旬が結構冷え込んだ一方で、上旬と下旬はかなり暖かく、温度変動幅が非常に大きかった。ちなみに、気象庁のサイトで1971年から2000年までの毎日の最高気温・最低気温の平年値から、各月の気温差を取り出してみると
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最高気温 最低気温
最高 最低 変動幅 最高 最低 変動幅
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1月 10.6℃ 9.3℃ 1.3℃ 2.9℃ 1.7℃ 1.2℃
2月 11.0 9.3 1.7 3.3 1.7 1.6
3月 15.2 11.0 4.2 7.4 3.4 4.0
4月 21.1 15.4 5.7 13.1 7.6 5.5
5月 24.5 21.2 3.3 17.2 13.2 4.0
6月 26.3 24.6 1.7 20.1 17.4 2.7
7月 31.1 26.4 4.7 24.4 20.2 4.2
8月 31.2 30.0 1.2 24.4 23.4 1.0
9月 29.9 24.1 5.8 23.3 18.0 5.3
10月 23.9 19.4 4.5 17.8 12.2 5.6
11月 19.3 14.3 5.0 12.1 6.7 5.4
12月 14.2 10.7 3.5 6.5 3.0 3.5
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となり、1年の中で気温の変動の大きいのは4月と9月頃であることがわかる。一方、今年の3月は、最高気温が24.1~9.8℃で変動幅が14.3℃、最低気温が12.6℃~2.6℃で変動幅が10.0℃と、平年値と比べてみると、いかに変動幅が大きかったがわかる。しかも、最高気温の24.1℃は5月並みだったわけだし。。
そのため、3月の気温予想は、気温相関で見ると、かなり良い成績(高い相関)を示しているように見えたのだが、気象庁が採用しているRMSE(2乗平均平方根誤差)で比べると、特に良くはなかったようだ。
結局、今年は3/16に何とか初雪が観測された一方で、とうとう最低気温が氷点下となる日がなかった。しかし、過去に氷点下となった日数を調べてみると、2006年は9日間、2005年は2日間、2004年は0、2003年は4日間、2002年は1日間、2001年は4日間ということで、氷点下にならなかったのはそれ程珍しくはないようで、むしろ昨年が異常に多かったと言えるかもしれない。
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