TPMS(タイヤ空気圧警告監視装置)とは
FujiSankei Business i で久々に見つけた面白そうな製品。タイヤ空気圧・温度監視システム「TP Checker」
タイヤ内部にセンサーを埋め込んで使用。タイヤ内の空気圧と温度を正確に測定することで、快適な走行をサポートする。走行中のタイヤの空気圧が適正でない場合、燃費やタイヤ寿命の悪化を招くほか、偏摩耗や異常発熱、通常ではない振動により段差などでハンドルを取られるといったトラブルが起こりやすくなる。モニターにすべてのタイヤの空気圧と温度を個別に表示。異常時にはセンサーが感知して、警告音を発する。電源はシガーライターを利用。価格は4万7250円。スポーツモデルやレーシングモデルとともに販売中。掲載されている写真から判断すると、各ホイールの内部に空気圧と温度を感知するセンサーを取り付け、センサーが測定したデータを無線で飛ばし、車内のモニターで表示したりアラームを鳴らしたりするという仕組みのようだ。F1レースなどでは数年前からこのような仕組みが採用されており、運転席やピットから各タイヤの空気圧をモニターしていたのだが、その一般車用ということだろうか。
販売元のアッソ・インターナショナルのサイトを見ると、
2000年に米国で起きたタイヤバースト問題で、タイヤのトレッドが高速走行時に剥離し、横転事故の原因となり社会的問題になりました。ということで、アメリカでは今年の秋から新車への空気圧警告装置の取り付けが義務化されるとのこと。知らなかった。。 確かに、昔は時々自分で車のタイヤの空気圧をチェックしたりしてたのだが、最近はガソリンスタンドでたまに見てもらったり、定期点検の時に調整してもらう程度で、自分でチェックすることはまずない。今のところ数万円を払って、わざわざ取り付けるという気にはならないけど、最初からこんな装置が選べるならオプションでも付けるかもしれない。
原因はタイヤなのか、車両にあったのかは決着がついていませんが、タイヤの空気圧不足が一因と指摘されています。
この問題をきっかけに、自動車の安全性に関する規制「TREAD法(Transportation Recall Enhancement Accountability and Document Act)」が成立し、タイヤの空気圧不足を警告する装置(TPMS:tire pressure monitoring system)の装着が4輪の車両に義務付けられました。
最新のルールによると2005年10月に20%、2006年9月に70%と段階的な装着義務付けを経て、2007年9月から米国で販売する4輪車両のすべてにTPMSを装着しなくてはなりません。
この装置については、こちらに取り付け方法の写真なども載っているが、センサーに内蔵されたバッテリーの寿命は3年とのこと。今年から義務化されるということだから当然のことではあるが、調べてみると各社いろいろな製品を開発、販売している。基本的にはセンサと無線送受信装置という比較的シンプルな構成だけど、無線通信方法にはいろいろなバリエーションがあるようだ。日本でもレクサスではタイヤ空気圧ウォーニングとして数年前から搭載されている機能のようだし、今後は多くの車に搭載されていくことになりそうだ。要するに僕が知らなかっただけってことか。。
バッテリー寿命がタイヤ寿命より短そうなのが気になるところだが、バッテリーレスTPMSという優れものも既に開発されているようだ。
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