2007年6月の天気予報傾向
東京地方の過去の天気予報 のデータ更新を終了。
今年の6月は、梅雨入りが遅れた上に、梅雨入り後も、雨はあまり降らず、晴れの日や蒸し暑い日が多かった印象がある。実際に1mm以上の降水を観測した日数は、2005年の6月は10日、2006年は8日、2007年は10日であり、今年の6月が特に雨が少ないということでもなさそうだ。一方、気温に関しては、最高気温が30℃を超えた真夏日が、2005年の6月は5日、2006年は2日であるのに対し、2007年は8日もあり、こちらは体感どおりに暑い日が多かったと言えそうだ。
予報精度の面では、6/15の最高気温を前日に22℃と予報したのにもかかわらず、実際には30.9℃まで上昇したという大はずれもあったり、かなり誤差が大きかったようだ。
ところで、6/29は今年初めての熱帯夜だったと思われるのだが、この日の夜のNHKのニュースでは、「このまま気温が25℃を下回らなければ今年最初の熱帯夜となります」という主旨の説明をしていたように聞こえた。熱帯夜は、気象庁の用語説明でも「夜間の最低気温が25度以上のこと」と説明されており、この定義からすると、6/29の場合も、遅くとも昼までには熱帯夜であることが確定すると思われるのだが。。
ところが、気象庁の作成した資料でも、例えば東京の真夏日、熱帯夜の日数などには、但し書き付きだけど「熱帯夜:日最低気温が25℃以上の日」という定義が記載されている。その日の最低気温は、必ずしも明け方に記録されるとは限らないので、定義の仕方が変わると色々と混乱が起こると思うのだが。。 (なお、夜間の定義も結構バラバラのような気がする。例えば、上に示したページでは日没から日の出まで、と書いているが、気象庁の予報用語説明では18時頃から翌日の午前6時頃までとあるし、このニュースだと、午前零時から午前9時までのように読める。)
ということで、果たして(NHK的には)6/30は熱帯夜なのか熱帯夜じゃないのか、興味のあるところだ。。
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