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2007/09/25

アメーバによる髄膜脳炎は非常に怖いぞ

CNN.co.jpで見つけた記事(9/24)から。湖のアメーバで脳炎、少年3人死亡 米フロリダ

米フロリダ州オーランド(CNN) 当地周辺でこの夏、湖で泳いだ少年3人が相次いで死亡した。原因とみられているのは、魚でもワニでもなく、肉眼では見えない微生物「アメーバ」だ。

このアメーバは、フォーラー・ネグレリアと呼ばれる種類。温かい淡水中で増殖し、鼻の粘膜から脳に侵入する。感染すると、最初はインフルエンザに似た症状が現れ、その後1日‐2週間のうちに急激に悪化する。脳組織が破壊されるため、けいれんやこん睡が起き、致死率は非常に高いとされる。

ウィル・セラーズ君(11)は8月のある週末、オーランド市内の湖で水上スポーツのウェイクボードを習った。その後インフルエンザのような症状を訴えたため、病院へ運ばれたが、わずか2日後に亡くなった。フォーラー・ネグレリアによる脳炎だった。同市周辺では6月に14歳の少年、9月に10歳の少年が、同様の症状を示して死亡している。フロリダ州では、アメーバ感染が発生しても州保健当局への届け出義務はない。しかし、一都市の周辺で3人が相次いで死亡したのは、きわめて異例の事態とされる。

オーランドのあるオレンジ郡の保健局長、ケビン・シェリン博士によると、フォーラー・ネグレリアに感染しているかどうかはMRI(磁気共鳴画像装置)で診断でき、初期なら抗生物質で治療することも可能だという。しかし、過去に報告された症例が少ないため、医師が感染の可能性に気付かず、見逃してしまうことも考えられる。米国内で報告があったのは、1989年以来わずか24件だ。

オーランドで今夏、感染が続発した原因については、猛暑で水温が上がっていたことを指摘する説などがある。当局は、市周辺の湖や池に、水温が27℃を超える場合はなるべく水に入らず、泳ぐ場合は鼻をふさぐノーズクリップを使うよう呼び掛ける看板を設置した。また、シェリン博士は「湖で泳いだ後にインフルエンザのような症状が出たら、ただちに医師の診察を受けるべきだ」と警告している。

アメーバといえば、原生動物として知名度が高いが、直接お目にかかることがあまりないせいか、どこにいるのやら?という印象がある。ウィキペディアによると、アメーバというのは、非常に多くの種があり、結構われわれの身近に存在しているようだ。

今回の事故の原因となった、フォーラー・ネグレリアというアメーバによる脳炎は、温泉から感染する病気によると、正式名称は「原発性アメーバ性髄膜脳炎」というもので、温泉や湖沼、プールなどの水が、鼻から人体に入り、嗅覚神経を伝わって脳に入り込み、髄膜脳炎を引き起こすというもののようで、ニュージーランドで比較的多く見られる症状のようだ。

日本でも、このフォーラー・ネグレリア(Naegleria fowleri)というアメーバによる髄膜脳炎による死者は過去に1名だけ(1996年、佐賀県)いるとのこと。これについては、この水を飲むな!!に詳しい。このアメーバは、なんと水温40℃程度で繁殖しやすいという熱さ好きで、しかも水道水でも生存できるというとってもタフな奴らしい。そのため、温泉やプールなどの水から見つかっているようで、結構われわれの身近に危険が潜んでいるということのようだ。

ただし、口から飲んだ場合には問題はないようで、危険なのは鼻腔に入った場合で、頻度は高くはないものの、稀に脳に進入してしまうということらしい。しかし、一度脳内に入り込むと、その致死率は極めて高く、解剖してみると脳が溶けたかのようになっているということで、とても恐ろしい病気と言えそうだ。

それにしても、アメーバのような人体にとってそれなりに大きな異物が、そんなに簡単に脳内に進入できてしまうというのは実に恐ろしいことではなかろうか。鼻腔から脳へと伝わる通路(嗅覚神経?)には特に異物を排除するシステムがないのだとすると、この特殊なアメーバ以外にも、いろんな微生物などが同じルートで脳に侵入してもよさそうなものだが、もしかすると、このアメーバが特別な技を使って、生体防御システムを騙して進入しているのだろうか?

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2007/09/18

スズメバチを窒息死させるミツバチ

LiveScienceのニュース(9/17)から。Surprise Strategy: Bees Smother Enemies

Cyprian honeybees don't smother their enemies with kindness - they just smother them to death, research now reveals.

This novel strategy has never been seen before in insects, "and probably in all animal species," apidologist Gerard Arnold at the National Center of Scientific Research in France, told LiveScience.

キプロスミツバチは敵を窒息死させるという話。どうやら、敵を窒息死させるという戦略は、昆虫はおろか動物の中でも初めて発見されたことらしい。どういうことかというと、
Previous studies revealed Asian honeybees can kill hornets by completely engulfing them, making the predators die from the heat inside the ball of bees - a strategy dubbed "thermo-balling."

However, Oriental hornets are theoretically resistant to thermo-balling, adapted as they are to the hot and dry climate of Cyprus. Although the heat inside a thermo-ball can reach 111 degrees F (44 degrees C), the heat-resistant Oriental hornet only keels over at temperatures of 122 degrees F (50 degrees C) or more.

Now scientists find Cyprian honeybees can kill hornets by suffocating them, a strategy the researchers have dubbed "asphyxia-balling."

アジアのミツバチは、スズメバチを多くのミツバチによって取り囲み、熱によって殺してしまうということが知られている。(この話は最近話題になったような気がするが、こちらに詳しい。)しかし、このキプロスミツバチの敵であるオリエントスズメバチという奴は熱に強い種のようで、ミツバチが取り囲んで発生させる温度である44℃程度では死なず、50℃ぐらいまで耐えられるらしい。そこでキプロスミツバチは、熱死の替わりに窒息死させるという戦略を手に入れたようだ。
Hornets normally breathe via small openings in their sides called spiracles. These are covered by structures known as tergites.

In their experiments, the researchers saw that bees mob the guts of hornets, covering the spiracles. To see if the bees killed the hornets using smothering, the scientists held open the tergites of some hornets with tiny plastic blocks. They found bees took twice as long to kill such modified hornets?roughly two hours instead of one.

これは、スズメバチの腹部にある気門を塞いでしまうことにより窒息させるという方法のようで、実験により確かにミツバチがスズメバチを窒息死させていることが確認できたようだ。

このニュース、探してみたらAFP BBNewsに掲載されている。この記事では、この技を「窒息スクラム」と名付けている。そういえば、AFPが日本語に翻訳した記事を配信するというニュースを以前見た気がするが、他のニュースサイトにあまり載っていないニュースが読めそうだし、環境・サイエンス・ITのニュースを巡回ルートに加えておこう。

この窒息死させるミツバチの話題については、とある昆虫研究者のメモに早くも解説記事が載っている。それにしても、1対1なら到底かなわないような強力な敵を、大勢で取り囲み、熱で殺してみたり、窒息させてみたりって、ミツバチの生態は興味深いものがある。スズメバチを大勢のミツバチが取り囲むという技は、アジアのミツバチとヨーロッパのミツバチが別々に偶然獲得したのか、それともこれらのミツバチは同じ祖先から分かれたものなのだろうか。(従来の説では、敵であるスズメバチのいないヨーロッパのセイヨウミツバチは、当然こんな戦略はとらないとされているので、いっそうややこしそうだ。)

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2007/09/14

マイクロソフトのユーザー管理

ウチでのインターネット接続のADSLから光ファイバーへの切り替えが無事に完了した。電話局からの距離が遠いということもあり、今までのADSLは12Mの契約だったのに実際には0.3Mbps程度の速度しか出ていなかった。大抵のインターネットのページを閲覧するだけなら何とかなるのだが、さすがに大きめのファイルをダウンロードしたり、動画を見るような用途ではストレスが大きかった。でも、これで遠慮なく大きなファイルもダウンロードできるようになる。

光フレッツのマンションタイプ、VDSL接続で速度は60Mbps程度出ているようだ。今までの200倍の速度ということになるが、まあ普通のページを見ている分にはそんなに大きな違いは感じられない。むしろPC側の処理速度がネックになっている場面が多いようだ。でも、最近ウィルスバスターが頻繁にファイルをダウンロードするのがうっとうしかったので、これが少しは早くなってくれるのもありがたい。

別にこの機会に、というわけでもないのだが、マイクロソフトオフィスのアップグレードをしようと思って、電気屋さんに寄ってみた。実は、今まで使用しているのは、マイクロソフトオフィス97のプロフェッショナルエディションであり、もう10年間も使っていることになる。自分で作業している分には何も支障はないのだが、最近、他の人から受け取るファイルがどうも正しく読み込めていないことがあることに気付いた。

エクセルはほとんど問題ないようなのだが、ワードの場合は結構重傷で、書式が大幅に狂ってしまうことがあるようだ。仕事で他所とワードやエクセルのファイルのやり取りの機会が多いし、最近某所で配布されている標準入力フォーマットのワードファイルなどは、ウチのワードでは書式が崩れてしまって全く使い物にならなかったのだが、どうやらワード2000や2003などでは何の問題もなく使えているらしいことがわかった。

というわけで、店頭でマイクロソフトオフィスの最新版2007のスタンダードエディションを探し出し、アップグレード版が使えるかどうか店員に聞いてみると、正確にはマイクロソフトに聞かないとわからないけど、多分オフィス2003からのアップグレードしか駄目だろうといってどうも要領を得ない。こちらは「10年以上前からの正規ユーザーだし、こんなオフィシャルユーザーズカードだって持ってるんだから、アップグレードできるだろう」と言ったのだが、この店員さんは「こんなカードは初めて見た」とおっしゃる。。。
Ms_userscard_2

らちが開かないので、ウチに戻り、速くなったインターネットで色々と調べてみると、最新のオフィス2007のアップグレードは、オフィス2000以降しか対応していないということがわかった。どうゆうことよ。。。

ということで、さらにいろいろと探してみると、1つ前のバージョンであるオフィス2003の場合には、オフィス97もアップグレード対象となっている。このバージョンは今年の6月で販売を終了しているとのことだが、ネットを探してみると、まだ販売しているところもあることがわかった。

これはラストチャンスかもしれない、ということで、あわててオフィス2003のアップグレード版を購入依頼した。何と言っても、標準版とアップグレード版では価格が25,000円程度違うのが大きい。しかも、最新版のオフィスにすると、逆にこちらが作成したファイルの互換性が問題にある可能性もありそうだし、1つ前のバージョンの方が安定していて良いという話もある。さて、ちゃんと在庫が残っていて無事に買えるだろうか?

それにしても、MS-DOSの2.1あたりからずっと正規ユーザーとしてたくさんソフトを買ってきたし、貴重(?)なユーザーズカードだって保有しているし、いまだに Micosoft User's News なんていうメールは定期的に送られてくるのに、ソフトを特典価格で購入する権利はいつの間にか剥奪されてしまっていたというわけか。。 無事にオフィス2003が手に入れば、これでまたしばらくは権利を維持できそうだけど。。 (結局、あのユーザーズカードやユーザーIDはもう何の役にも立たないということだろうか?)

しかし、改めてピンポイントの情報を入手しようとすると、マイクロソフトのウェブサイトは非常に使いにくい。マイクロソフトのホームページからメニューをたどって欲しい情報にたどり着こうというのは、ほとんど時間の無駄と言っていいくらいナビゲーションの筋が悪いと思うのだが、中の人はきちんと自社のウェブサイトを使いこなせているのだろうか? むしろグーグルに直接キーワードをたくさん入れてピンポイントで検索した方が、それなりの情報に一発でたどり着ける可能性が高いようだ。

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2007/09/12

電磁波を当てたら海水が燃えた?

突然の安倍首相の辞意表明に驚いたのだが、The top science news articles from Yahoo! Newsを見てたら、海水が燃えるという驚きのニュースを発見。 AP(9/10)のニュース、 Radio Frequencies Help Burn Salt Waterによると、

ERIE, Pa. (AP) - An Erie cancer researcher has found a way to burn salt water, a novel invention that is being touted by one chemist as the "most remarkable" water science discovery in a century.

John Kanzius happened upon the discovery accidentally when he tried to desalinate seawater with a radio-frequency generator he developed to treat cancer. He discovered that as long as the salt water was exposed to the radio frequencies, it would burn.

海水にラジオ周波数の電磁波を当てたら、海水が燃えた!という驚きの大発見。本当かいな??
Rustum Roy, a Penn State University chemist, has held demonstrations at his State College lab to confirm his own observations.

The radio frequencies act to weaken the bonds between the elements that make up salt water, releasing the hydrogen, Roy said. Once ignited, the hydrogen will burn as long as it is exposed to the frequencies, he said.

The discovery is "the most remarkable in water science in 100 years," Roy said.

"This is the most abundant element in the world. It is everywhere," Roy said. "Seeing it burn gives me the chills."

発見したのは、がんの研究者で本当の偶然だったようだが、ペンシルバニア州立大の化学者が追試して確認したようだ。ラジオ周波数が塩水の元素間の結合を弱め、水素を放出させ、これが燃焼するというメカニズムが提示されているけど、水素を放出させるってことは、電磁波で水の分子を水素と酸素に分解するということ? 
Roy will meet this week with officials from the Department of Energy and the Department of Defense to try to obtain research funding.

The scientists want to find out whether the energy output from the burning hydrogen - which reached a heat of more than 3,000 degrees Fahrenheit - would be enough to power a car or other heavy machinery.

"We will get our ideas together and check this out and see where it leads," Roy said. "The potential is huge."

このペンステートの化学者は、アメリカのエネルギー省や国防総省と予算をもらうための交渉をするとのことだが、仮に本当に電磁波で水が分解できるとしても、突っ込んだエネルギーと取り出せるエネルギーの関係はどうなっているんだろう? まさか、エネルギー保存則を超越したりしてないよね。。 核融合が起こっているわけでもないだろうし。。 

とすると、確かに電磁波で水を分解できるというのはすごい話かもしれないけど、それはそれとして、実用面では通常の水の電気分解と比べて効率がどうなのか、という話がはっきりしてから考えるということだろうか。。

追記(9/12):その後少し探してみたが、今のところネタ元の記事を見ても、あまり詳細な情報は得られない。ただ、この発見が自動車のエネルギーに使えるのではないか、というような話が出てくるので、考えてみると、どうやら、海水をそのまま燃料として自動車に搭載することを考えているように思える。つまり、エネルギー効率もさることながら、水から水素が出てくる速度がポイントなのかもしれない。

ラジオ周波数を当てている間、ロウソクのように水素が燃焼し、電磁波を止めると火が消えるという話からすると、装置の詳細が不明だからよくわからないけど、通常の電気分解よりも水素が素早く出てくるような印象がある。まあでも、その海水を分解する電磁波を発生させるエネルギーはどうするんだ、ということでやはりエネルギー効率がポイントか。。

追記の追記(9/11):YouTubeで塩水が燃えるところや、研究者のインタビューが見られる。

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2007/09/10

航空機内のオゾンに注意を

LiveScienceのニュース(9/7)から。In-Flight Ills Tied to Skin Oil

Don't blame the airplane's ventilation system the next time you experience dry eyes and headaches while flying. It's the interaction between your oily body and ozone in the upper atmosphere that is the real culprit, a new study suggests.
飛行機での旅行中に、ドライアイになったり、頭が痛くなるのは、航空機内の空気中に多く含まれるオゾンと皮膚の油分が反応して生成する成分が原因ではないか、という研究のお話。
In simulated four-hour flights, American and Danish researchers placed two groups of 16 volunteers in a mockup of an airline cabin and then exposed them to varying levels of ozone and air flow, including levels typically experienced during actual flights.

Ozone in the cabin was found to increase the production of identifiable chemical byproducts, including compounds known to be associated with headaches, nasal irritation and other symptoms of "sick building" syndrome.

More than half of the chemicals produced were the result of the interaction of ozone with bodily oils such as squalene, oleic acid on volunteer's skin, hair and clothing, according to study leader Charles Weschler, a chemist at the University of Medicine and Dentistry of New Jersey.

キャビン内の空気のオゾン濃度を変えた4時間のフライトのシミュレーションを、航空機の模型を使用して16人の被験者で行った結果、オゾン濃度の増加により、シックハウス症候群の原因とされる物質が多く生成するのが観測され、さらに、それらがオゾンと皮脂成分(スクアレンやオレイン酸)などとの反応で生成すると推定されるということのようだ。
At cruising altitudes, the atmosphere outside of an airplane contains very high ozone levels, frequently topping more than 500 parts per billion (ppb). FAA regulations state that cabin ozone levels should not exceed 250 ppb at any time while flying above 32,000 feet or average. During a four-hour flight that includes cruising at or above 27,000 feet, the FAA recommends that ozone levels should average no more than 100 ppb.

Narrow-body planes are the worst offenders, Weschler said, because they are often not equipped with the ozone-destroying catalysts that are common on wide-body planes. As a result, ozone in the cabin air of narrow-body planes can "exceed ozone levels in Washington, D.C., on a smoggy day," Weschler said.

巡航高度の機外の大気中のオゾン濃度は500ppb以上にもなるとのことで、FAA(Federal Aviation Administration:連邦航空局)の基準によると、キャビン内のオゾン濃度は250ppbを越えてはならないとされているらしい。大気中のオゾン濃度と高度との関係は、例えばこの図のようなもので、確かに高度10kmくらいから上になると急激にオゾン濃度が上昇していくようだ。

さらに、高度27000フィート以上での4時間フライトの場合(アメリカの大陸横断フライトのイメージかな?)、FAAはオゾン濃度が100ppbを越えないことを推奨しているとのこと。しかし、最近のナローボディ機は、ワイドボディ機が装備しているオゾン分解触媒を装備していないので、ワシントンDCのスモッグ発生時のオゾン濃度を越える可能性があると指摘されている。

大気中のオゾンは光化学オキシダントの主成分であり、たとえば日本のオキシダントの環境基準は60ppbで、時には基準の4倍もの高濃度が観測されるとのことだから、ワシントンDCのsmoggyな日のオゾン濃度も100ppbを越えているのは確実だろう。(参考:都市大気における光化学オキシダント問題の新展開東京都 光化学オキシダント対策検討会中間まとめ資料)

飛行機の室内空気浄化用にオゾン分解触媒が搭載されているとは知らなかったが、FAAの基準があるにもかかわらず、ワイドボディ機には搭載されていて、ナローボディ機には搭載されていないというのは本当だろうか? まあ、国内の移動の場合には、高度も低めだし時間も短いからあまり影響はなさそうだし、国際線等の長時間フライトは大抵ワイドボディ機だろうけど。。

探してみたら、BASFの航空機用のオゾン分解触媒のページが見つかった。この、BASFの Deoxo という触媒はどうやら多くの旅客機に採用されているようで、ボーイング737やエアバスA320などのナローボディ機にも使われていると書かれている。

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2007/09/07

ココログ44か月

ココログを始めて3年と8か月が経過。1か月当たりのカウンターの伸びは前月同様の25000超とかなり増加した。

 1か月目:900     2か月目:4500    3か月目:11700    4か月目:19000
 5か月目:32300   6か月目:43500   7か月目:54500    8か月目:72000
 9か月目:87700   10か月目:105400  11か月目:125400  12か月目:140600
13か月目:163000  14か月目:179300  15か月目:194700  16か月目:205300
17か月目:216800  18か月目:231700  19か月目:251100  20か月目:276400
21か月目:301200  22か月目:326400  23か月目:351400  24か月目:372400
25か月目:398100  26か月目:419300  27か月目:436100  28か月目:452700
29か月目:474500  30か月目:492100  31か月目:510100  32か月目:529800
33か月目:548600  34か月目:565300  35か月目:583300  36か月目:598200
37か月目:619200  38か月目:640000  39か月目:657000  40か月目:673500
41か月目:694300  42か月目:715400  43か月目:736900  44か月目:762300

この1か月のアクセス解析結果は以下の通り。

(1)リンク元
 1位 http://www.google.co.jp 全体の20%(前回1位)
 2位 bookmark 全体の17%(前回2位)
 3位 http://www.google.com 全体の4%(前回3位)
 4位 http://www.pluto.dti.ne.jp/~rinou 全体の4%(前回圏外)
 5位 http://search.goo.ne.jp 全体の1%(前回5位)
 6位 http://cgi.search.biglobe 全体の1%(前回6位)

前回、グーグルからの訪問者が減少している傾向が見られたのだが、この1か月で見ると、以前のレベルまでは回復していないようだが、さほど大きな落ち込みはなかったようだ。この1か月の訪問者が非常に多かった理由の1つは、8/7の白色発光ダイオード照明の効率というエントリの反響が予想以上に大きかったことだろう。リンク元ランキング第3位に来ている RinRin王国 も、この記事を取り上げたものだし、他にもこのエントリをリンクしてくれたり、ブックマークしてくれた方がかなり沢山いらっしゃったようだ。

なお、アクセス解析を見ていたら、ここ数か月ほとんどアクセスがなかったヤフーサーチからの訪問者が最近徐々に増えてきているようだ。今後の動向に注目しておきたい。

(2)検索キーワード
 1位 乳酸(前回1位)
 2位 酸素水(前回3位)
 3位 注射針(前回4位)
 4位 渋滞学(前回79位)
 5位 天気(前回14位)
 6位 フラーレン(前回13位)
 7位 薬指(前回34位)
 8位 効果(前回5位)
 9位 発光ダイオード(前回8位)
10位 自転車(前回11位)
11位 アメリカ(前回7位)
12位 化粧品(前回27位)
13位 エアロ・インターナショナル(前回100位以下)
14位 LED(前回44位)
15位 南極観測船(前回26位)

ここのところ「乳酸」が上位に来るのだが、書いた本人としてはあまり乳酸に関してまともなエントリを書いた記憶がない。ためしにグーグルで「乳酸」を検索してみると、乳酸はエネルギー源だった?が上位に来ているためのようだ。

ところで、この1か月は夏休み期間ということで、過去の天気予報のサイトは宿題対応?の天気予報関連での訪問者で、例年以上の大賑わいだったのだが、こっちのブログの方はそれ程でもなかったようだ。 それにしても、この天気予報サイトの訪問者が最も多かったのは、9/2(日)の昼過ぎから夜11時頃にかけてだったのだが、随分のんびりしているというか、しっかりしているというか、ある意味感心させられてしまうものがある。。

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2007/09/06

小惑星の玉突き

NIKKEI NETの記事(9/6)から。恐竜絶滅させた隕石・小惑星の玉突きで飛来・米チーム解析

【ワシントン5日共同】約6500万年前に地球に衝突し、恐竜を絶滅させた隕石は、その9500万年前に二つの小惑星が衝突してできた破片の一つが飛来したものだとする解析結果を、米サウスウエスト研究所(コロラド州)のチームが6日付の英科学誌ネイチャーに発表した。

 別の研究者は「太陽系で起こっているこうした『死のビリヤード』をもっと理解する必要がある」と指摘している。

 チームは、火星と木星の軌道の間の小惑星帯にある直径約40キロの小惑星「バティスティーナ」と、動きや岩石の性質が似た数千に上る一群の小惑星に着目。

 コンピューターで運動を解析したところ、約1億6000万年前に、もともと直径約170キロだったバティスティーナに直径約60キロの別の小惑星が秒速3キロで衝突し、数千の破片が発生したとの計算結果が出た。

 この一部が地球方面に飛び出し、直径約10キロの破片が約6500万年前に地球に衝突した可能性は90%以上と推計されるという。

この記事を一読すると、ある小惑星がバティスティーナという小惑星に衝突し、その時に飛び散った破片のひとつが真っ直ぐに地球へと向かい、それが運悪く地球に衝突したというイメージが絵に浮かぶ。何といっても、「死のビリヤード」とか「小惑星の玉突き」なんて書いてあるし、「地球方面に飛び出し」という表現もその印象を裏付けてくれる。

しかも、現在の小惑星の軌道から、多数の小惑星の軌道を時間を逆算して計算することで、それらが2つの小惑星が衝突してできたものだということや、その時の破片の1つが地球を直撃したということまで計算できたかのように読み取れる。

でも、よく読んでみると、恐竜を絶滅させたという隕石の衝突は約6500万年前の事件であり、その原因となったとされるバティスティーナと別の小惑星の衝突は約1億6000万年前の事件だと書かれている。ということは、バティスティーナと別の小惑星の衝突で生じた破片が、地球方面に飛び出し、それから約9500万年も経過した後にようやく地球と衝突したということになる。。 小惑星帯から地球まで9500万年もかかったということは、当然その間にお互いに太陽の周りを何万周?もしているだろうし、いくら何でも、ビリヤードという表現は随分とミスリーディングな比喩という気がするぞ。

実際には、小惑星同士の衝突で生じた多数の破片が、太陽系の広い範囲に広がり、その内の1つがたまたま9500万年後に地球に当たったというイメージだろうか。Natureの論文要旨でも、

キロメートル規模の天体が月や地球大気に衝突する長期的な平均衝突フラックスは、一連の証拠によると、過去1億年間で2倍かそれ以上に増加したようだ。 Bottkeたちは、この急激な増加は恐らく、小惑星バティスティーナの親天体がおよそ1億6,000万年前に主小惑星帯の内側で破壊されたためであることを、数値シミュレーションを用いて示している。破片はその後、地球型惑星に衝突する可能性のある軌道を巡るようになった。この小惑星のシャワーが、 6,500万年前の白亜紀/第三紀境界の大量絶滅を引き起こしたチクシュルーブ(Chicxulub)衝突天体の起源として、最も可能性が高い。
とあり、ピンポイントで1個が地球に向かって飛んでくるイメージではなく、小惑星のシャワーという表現が使われている。 Sientific Americanの記事によると、
Bolstering their statistical argument, Bottke and his colleagues cite ground-based chemical scans of 298 Baptistina that indicate it consists of a substance similar to carbonaceous chondrite, a rare material found in some asteroids.

"This is front page news," say geologists Philippe Claeys and Steven Goderis, both at Vrije University in Brussels, in an editorial accompanying the paper, "as a [six-mile-] sized carbonaceous chondrite is most probably the projectile that formed the Chicxulub Crater.

The chondrite, which is rich in water and carbon compounds, cropped up in samples dug from beneath Chicxulub. "

恐竜を絶滅させた隕石の衝突によって生じたとされる、メキシコのユカタン半島のチクシュルーブ・クレーターから見つかる特徴的な隕石由来の組成と、地球から観測したバティスティーナ族小惑星の組成が似ているという点を証拠の1つに上げているようだ。本当は、はやぶさタンの後継者にバティスティーナまで行ってもらい、サンプルを採取して帰ってきてもらうと良いのだろうけど。。 なお、
The researchers say the same bombardment may also have blasted the 53-mile-wide lunar crater Tycho, formed about 109 million years ago during the shower's calculated peak.
月面のクレーターの1つ ティコ も、同じ1億6,000万年前の衝突で生じた多数の破片の1つが、約1億9百万年前に月と衝突してできたものと推定されるとのこと。ティコ近辺からはアポロによって地表のサンプルを採ってきているようなので、やはり岩石の組成からの推定だろうか?

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2007/09/05

261回目の献血

前回8/10以来、26日ぶり。今回は初めて藤沢駅南口献血ルームにて。この秋から冬にかけては、毎週水曜日に藤沢方面に出かけることになったので、時々ここで献血することになりそうだ。

今回も最初から決め打ちで血小板成分献血。いつものように右腕で検査、左腕から献血。

この献血ルームはやや狭く、献血室は何となく雑然としていて、薄暗く、あまり印象は良くない。ここ数年で、神奈川県内の献血ルームの大半を訪れたけど、正直言って、ここ藤沢駅南口が一番印象が悪い。受付の方や看護師さんの対応には何の不満もないのだが、献血室に温かみがないというか、単なる病院の採血室みたいな感じというか。。 ベッドが部屋の周囲にズラッと並び、中央部には器具や道具がむき出し状態で置かれているので、作業の効率は良いのかもしれないけど、献血に来た人にとっては、病院に来たみたいで、また来たいという気になりにくいような気がする。。 

おみやげは白の献血Tシャツにした。(既に、Lサイズの白と赤しか残っていなかった) 

これで、神奈川県の献血ルームで行ったことがないのは上大岡だけとなった。(二俣川は行っただけで、混んでいたので献血はしていない)

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2007/09/04

ヒトゲノムの個人差は予想以上に大きそうだ

時事ドットコムで見つけたニュース(9/4)から。米ベンター博士のゲノム公表=詳細論文で世界初-患者の体質に合う医療へ基盤整備

 米バイオ・ベンチャー企業セレラ・ジェノミクス社を設立し、日米英などの公的研究機関グループと人間の全遺伝情報(ヒトゲノム)の解読を競い、2000年に同着で達成した米国のクレイグ・ベンター博士(60)のゲノムが解読され、詳細な分析結果とともに公表された。同博士が現在率いるJ・クレイグ・ベンター研究所が4日、インターネットで無料公開されている米科学誌プロス・バイオロジーに論文を発表した。

 5月には、DNAの二重らせん構造発見でノーベル賞を受賞した米分子生物学者ジェームズ・ワトソン博士(79)のゲノムが、米バイオ企業「454ライフサイエンシズ」とベイラー医科大によって解読され、塩基配列データが公表された。しかし、特定の個人のゲノムが、遺伝子の個人差の分析や親族の病歴などの情報とともに公表されたのは世界で初めて。

あのヒトゲノム計画を進めたセレラジェノミクスの設立者、ベンターさん個人の完全なDNA配列が公表されたというもの。このニュースに関して英語のニュースを見てみると、Study: Humans' DNA not quite so similarという USA TODAY の記事などが見つかる。この記事によると、
People are less alike than scientists had thought when it comes to the billions of building blocks that make up each individual's DNA, according to a new analysis.

"Instead of 99.9% identical, maybe we're only 99% (alike)," said J. Craig Venter, an author of the study - and the person whose DNA was analyzed for it.

ベンターさんのDNA配列は、従来解読された(平均的な)ヒトゲノムと比べてみると予想以上に大きな違いが見られるようだ。従来、ヒトのゲノムは99.9%一致し、一人ひとりのゲノムの違いはわずか0.1%程度だと予想されていた(参考)が、今回の結果から考えると、99~99.5%程度の一致度で、個人差は0.5~1.0%程度あると推定されるとのこと。もちろん、ベンターさんが特別に変わったDNA配列の所有者でなければという前提だが。。
The 99% figure is close to what scientists have often estimated for the similarity between humans and chimps. But the human-chimp similarity drops to more like 95% when the more recently discovered kinds of DNA variation are considered, Venter said.
従来、ヒトとチンパンジーのDNAは約99%一致すると考えられていたのだが、これも恐らく95%程度ではないか、ということらしい。まあ、今後多くの人や動物のゲノム配列が完全に解読されていくことで、この辺の数字はまだまだ変わってくるのだろうけど、とりあえず、従来の一致度は少し高すぎたと言えるのかもしれない。(もっとも、ヒトの遺伝子の個人差は10%という説もあるようだ。)

一方、同じニュースを扱った washingtonpost.comのMom's Genes or Dad's? Map Can Tell.という記事では、今回の研究結果の中の重要なポイントとして、従来解読されたDNA配列は、実際には染色体ペアのうちの一方のゲノム(ハプロイドゲノム)だったのに対し、今回解読されたベンターさんのDNA配列は両染色体のゲノム(ディプロイドゲノム)であるという点に言及している。これにより、父および母からの遺伝の様子がかなり詳細にわかるようになり、今後、この観点から詳細な検討が行われるようだ。

なお、今回のベンターさんの研究内容は、PLoS Biologyに掲載されている。

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2007/09/01

2007年8月の天気予報傾向

東京地方の過去の天気予報 のデータ更新を終了。

8月は好天が続き、最高気温も最低気温も共に非常に高く、また雨らしい雨もほとんど降らないというかなり極端な天気であった。

特に、8/16から8/17にかけては、8/17午前0時の気温が31.9℃、午前6時の気温が30.9℃と、最低気温が30℃を上回るとんでもない暑さだったのだが、今年最高となる最高気温37.5℃を記録した後、残念ながら(?)夜にかけて急激に気温が低下したため、夜中に記録した25.9℃が最低気温として採用されてしまい、この記録的な暑さが目立たなくなってしまった。

今年から最高気温が35℃以上の日を「猛暑日」と呼ぶことになったわけだが、これから温暖化が進むだろうから、今のうちに「最高気温が40℃以上の日」や「最低気温が30℃以上の日」の呼び方を考えておいた方が良さそうな気がする。。

さて、そんな天気を反映してか、8月の天気予報では、ふだんはあまりお目に掛かることのない「晴れ」の予報が多く出た(全部で49回:2005年2月以降では最高)という特徴があった。一方、さすがにここまで高い気温の予報はできなかったようで、全般的に予報気温が実際の気温よりも低めとなる結果となった。

8月の天気予報で最も目立つのは、降水確率予報の成績の悪さだ。まあ、実際に1mm以上の降水があったのがわずか3日間で、総降水量が9.5mmだけということもあるのだろうが、8月の天気予報で出された降水確率60%以上の予報全14回のうち、実際に1mm以上の降水があったのは0回ということで、14戦全敗という情けなさ。特に、かなりの自信がないと出せないと思われる、降水確率90%の予報(8/28に発表された8/30の予報)がはずれたのが痛い。 (実際8/30には、わずかな降水があったようだが、観測された降水量は0mmだった)

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