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2007/09/14

マイクロソフトのユーザー管理

ウチでのインターネット接続のADSLから光ファイバーへの切り替えが無事に完了した。電話局からの距離が遠いということもあり、今までのADSLは12Mの契約だったのに実際には0.3Mbps程度の速度しか出ていなかった。大抵のインターネットのページを閲覧するだけなら何とかなるのだが、さすがに大きめのファイルをダウンロードしたり、動画を見るような用途ではストレスが大きかった。でも、これで遠慮なく大きなファイルもダウンロードできるようになる。

光フレッツのマンションタイプ、VDSL接続で速度は60Mbps程度出ているようだ。今までの200倍の速度ということになるが、まあ普通のページを見ている分にはそんなに大きな違いは感じられない。むしろPC側の処理速度がネックになっている場面が多いようだ。でも、最近ウィルスバスターが頻繁にファイルをダウンロードするのがうっとうしかったので、これが少しは早くなってくれるのもありがたい。

別にこの機会に、というわけでもないのだが、マイクロソフトオフィスのアップグレードをしようと思って、電気屋さんに寄ってみた。実は、今まで使用しているのは、マイクロソフトオフィス97のプロフェッショナルエディションであり、もう10年間も使っていることになる。自分で作業している分には何も支障はないのだが、最近、他の人から受け取るファイルがどうも正しく読み込めていないことがあることに気付いた。

エクセルはほとんど問題ないようなのだが、ワードの場合は結構重傷で、書式が大幅に狂ってしまうことがあるようだ。仕事で他所とワードやエクセルのファイルのやり取りの機会が多いし、最近某所で配布されている標準入力フォーマットのワードファイルなどは、ウチのワードでは書式が崩れてしまって全く使い物にならなかったのだが、どうやらワード2000や2003などでは何の問題もなく使えているらしいことがわかった。

というわけで、店頭でマイクロソフトオフィスの最新版2007のスタンダードエディションを探し出し、アップグレード版が使えるかどうか店員に聞いてみると、正確にはマイクロソフトに聞かないとわからないけど、多分オフィス2003からのアップグレードしか駄目だろうといってどうも要領を得ない。こちらは「10年以上前からの正規ユーザーだし、こんなオフィシャルユーザーズカードだって持ってるんだから、アップグレードできるだろう」と言ったのだが、この店員さんは「こんなカードは初めて見た」とおっしゃる。。。
Ms_userscard_2

らちが開かないので、ウチに戻り、速くなったインターネットで色々と調べてみると、最新のオフィス2007のアップグレードは、オフィス2000以降しか対応していないということがわかった。どうゆうことよ。。。

ということで、さらにいろいろと探してみると、1つ前のバージョンであるオフィス2003の場合には、オフィス97もアップグレード対象となっている。このバージョンは今年の6月で販売を終了しているとのことだが、ネットを探してみると、まだ販売しているところもあることがわかった。

これはラストチャンスかもしれない、ということで、あわててオフィス2003のアップグレード版を購入依頼した。何と言っても、標準版とアップグレード版では価格が25,000円程度違うのが大きい。しかも、最新版のオフィスにすると、逆にこちらが作成したファイルの互換性が問題にある可能性もありそうだし、1つ前のバージョンの方が安定していて良いという話もある。さて、ちゃんと在庫が残っていて無事に買えるだろうか?

それにしても、MS-DOSの2.1あたりからずっと正規ユーザーとしてたくさんソフトを買ってきたし、貴重(?)なユーザーズカードだって保有しているし、いまだに Micosoft User's News なんていうメールは定期的に送られてくるのに、ソフトを特典価格で購入する権利はいつの間にか剥奪されてしまっていたというわけか。。 無事にオフィス2003が手に入れば、これでまたしばらくは権利を維持できそうだけど。。 (結局、あのユーザーズカードやユーザーIDはもう何の役にも立たないということだろうか?)

しかし、改めてピンポイントの情報を入手しようとすると、マイクロソフトのウェブサイトは非常に使いにくい。マイクロソフトのホームページからメニューをたどって欲しい情報にたどり着こうというのは、ほとんど時間の無駄と言っていいくらいナビゲーションの筋が悪いと思うのだが、中の人はきちんと自社のウェブサイトを使いこなせているのだろうか? むしろグーグルに直接キーワードをたくさん入れてピンポイントで検索した方が、それなりの情報に一発でたどり着ける可能性が高いようだ。

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コメント

初めまして。私もPCショップで勤めていた経験がありますのでちょっと解説を。

ユーザー登録は、特典を与えるためのモノではなく、不正利用を防ぐのと、新バージョンが出た際の買い換え案内のための情報収集行為でしかなく、それ以上のモノではありません。

また、私の記憶ではマイクロソフトのユーザー登録には、その特典として「常にアップグレード版が購入できる権利」というモノは無かったはずです。

つまり、「ソフトを特典価格で購入する権利はいつの間にか剥奪されてしまっていたというわけか」 は、残念ながら認識違いであり、「そもそもそんな権利は存在しなかった」のであります。

コレはアップグレード版が『未登録ユーザーでもモノさえ持っていれば』利用できることからも分かります。権利が存在したのなら、未登録ユーザーは差別化のために購入できないか価格が高いかするはずです。

※Adobeなどでは、登録ユーザーには新バージョンが出た際に「市販パッケージアップグレード版」より安く購入できる期間限定案内を出していたことがありますが、残念ながらMSではありません。

ちょっと意地悪な言い方をすると、MS的にはサポートが切れた製品をしぶとく使い続けるユーザはすでに「縁も切れた」状態だということなんでしょうね。

じゃあ、なんでメールは送ってくるんだよ。となりますが、それは、拡販につながる広告だからだと思います。

下に世知辛し世の中です、トホホ

投稿: tos | 2007/09/15 03:31

ありがとうございます。まあ、おっしゃるとおりなのですが、古くからキチンとお金を払ってきたユーザーをもっと大事にしてくれてもいいのに、という愚痴です。。 でも、ユーザーズカードが出回っていた当時は、どこのメーカーのソフトでも、登録ユーザーは新製品を安価に購入できるというのが普通の状態だったと思いますから、古くからのユーザーほどそういう勘違いをしていてもおかしくはないように思います。

まあ考えてみると、他の商品の場合には、下取りを除くと、以前からのユーザーさんは特別に半額にします、なんて商習慣はあまり聞いたことがないですよね。通常の商品の場合には、時間と共に劣化したり時代遅れになったりで、自然に買い替え需要があるのに対して、ソフトの場合には買い替えを促すための特別なメカニズムが必要という点も関係あるのかもしれません。

まあ、商品にどんな値段をつけるのかは、販売する側のポリシーの表れでしょうから、そこからは、10年も使い続けた人はもう元を取ったでしょうから次は正規の値段で買ってネ、という考えが読み取れるような気もします。というわけで、私の場合には、マイクロソフトのアップグレード範囲設定の罠にマンマとはまってしまったということかもしれません。やっぱりトホホですね。。

投稿: tf2 | 2007/09/15 15:23

無事に Office 2003 のアップグレード版を入手できた。

いろいろと調べてみると、ひとりで使用する場合には、http://www.microsoft.com/japan/licensing/vl/prod.mspx">デスクトップとノートの2台のPCにインストールすることができるようだけど、何やら、先にデスクトップにインストールしてから次にノートにインストールしないと駄目なんて話も見かける。

そもそも、パッケージには何台にインストールできるかは書かれていない。先日、店員に聞いたときには、店員は「絶対に、1台にしかインストールできません! 2台にインストールするなら、2本購入してください!!」って自信たっぷりだったけど。。

同梱されていた取説をみると「使用許諾契約に書かれた台数」にインストールできると書かれているが、肝心の使用許諾契約書はCD-ROMの中に入っていて、開封しない限り見られないってのも変な話。マイクロソフトのサイトを見ても、製品の仕様などの詳細説明のページにも、何台にインストールできるかなんて書いていない。

これって製品の使用に関する重要な制限事項であり、購入前に確認できるようにするのが当然だと思うけど、どうなってるんだろう? 知らない店員もいることだし、間違って多めに購入させられちゃう人もいるんだろうなあ。。

投稿: tf2 | 2007/09/19 21:16

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