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2007/10/31

263回目の献血

前回10/3以来、28日ぶり。今日は、藤沢駅南口献血ルームにて。

午後の早い時間に行ったので、かなり空いていた。今回も最初から決め打ちで血小板成分献血。最近はほとんど、左腕外側の血管からの献血だったのだが、今日は左腕内側の血管から。ナースさんの好みなのか、いつもいつも同じ場所からだとかわいそうだと思ってくれたのか? 特にトラブルもなく、順調に献血を終えた。

おみやげは、Tシャツ、歯磨きセット、お米の3択で、今回は歯磨きセット(第一三共ヘルスケアの薬用デンタルファミリーセット)にした。

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2007/10/29

非接触磁気歯車とは

nikkei BPnet の記事(10/29)から。“夢の歯車”非接触磁気歯車装置が本格実用化へ

夢の歯車といわれる非接触磁気歯車装置が、様々な産業機械への採用が拡大している。

非接触磁気歯車装置は、東北の機械メーカー松栄工機(宮城県大崎市)が開発した。歯車の歯の代わりに磁力を利用して、動力を伝達する。一般の歯車と違って物理的な接触部分がないため、歯車がかみ合うことにより発生する多くの問題をクリアすることに成功した。松栄工機は、この非接触磁気歯車装置の開発によって、2003年に「みやぎものづくり大賞」の最高賞であるグランプリを受賞。2006年には、その技術力が高く評価され、経済産業省の「元気なモノ作り中小企業300社」の1社にも選定された。

様々な装置や機械に歯車は使用されているが、非接触磁気歯車装置の摩擦や接触が発生しない特性を生かして、多くの製造現場での応用が期待できる。「過大な力が一気にかかった時にスリップするトルクリミッターの機能に着目して、最初は風力発電の部品として使えるのではと考え、試作品開発をおこないました。その過程で出会ったのが、磁気歯車の研究を長く手がけておられた東北学院大学の鶴本勝夫教授(機械創成学科)でした。先生の研究室で磁気歯車の原型を見せていただき、これだと思いました」(同社R&Dセンター長・操谷欽吾氏)

同社は鶴本教授から基本技術を学び、試行錯誤を繰り返しながら何とか実用化にまでこぎつけた。実用化の過程では、それまで培ってきた金型加工の超微細加工技術が役立った。現在では、カップリング方式による磁気カップリングとマイタ(直交型伝達装置・同速型伝達装置)のほか、変速機能を持つベベル(直交型変速伝達装置)、磁気歯車、磁気式遊星歯車と5種類の非接触動力伝達装置を取りそろえている。

非接触の磁気歯車という名前から、どんなものか大体想像はつくが、調べてみると意外にもこの記事に出てくる松栄工機のもの以外には、実用化されているものはほとんどないようだ。

どんな構造のもので、どんなラインナップがあるのかについては、カタログを見るのが一番わかりやすそうだ。最も単純なものは、永久磁石のN極とS極を円周上に交互に並べた円板(歯車?)が2枚向かい合っているような組み合わせで、磁力によって非接触で回転力を伝達できるものだが、円板の径を変えることで変速もできるわけだ。いかにもありそうだが、何故か今まで同様のものがなかったというのは、何か実用化の壁が存在しているのだろうか?

記事に出てくるように、この分野では東北学院大学の鶴本教授が第一人者のようで、研究室の教授紹介には、磁気歯車の開発裏話が書かれている。最初は本人もうまく動くとは思わなかったとのことだが、動力伝達のしくみにもあるように、磁石の配置が独特のアーチ状となっており、どうやらこの磁石の形状や配置が、高効率で円滑な動力伝達が可能となる秘訣なのだろうと思われる。

技術&事業インキュベーション・フォーラムで解説されているように、非接触で、振動や摩耗などがなく、おまけにトリクリミッター機能を有し、さらにステンレスやガラスなどの隔壁を介して動力伝達が可能など、非常にユニークな多くの特長を持っているし、しかも構造はシンプルということで、磁力が悪影響を与えないような状況では相当面白い装置だと思う。 まあ、結局は価格がネックになるのだろうとは思うけど、用途によっては今後かなり使われるようになるのではないだろうか。

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2007/10/23

血液中の一酸化炭素で喫煙者かどうかを簡単に判定

REUTERS UKのニュース(10/23)から。Simple test can catch smokers who fib

A simple device for detecting carbon monoxide in the blood may help doctors get an honest answer out of patients who smoke, U.S. researchers said on Monday.

The device, called a pulse cooximeter, is typically used to test for carbon monoxide levels in firefighters, but it can also detect carbon monoxide levels in people who smoke, offering a powerful tool for educating patients about the effects of smoking.

簡単なテストによって、喫煙しているかどうかが判定できるという話。これは、パルスCOオキシメータという血液中の一酸化炭素レベルを測定する装置を使用するもので、消防士などが現場で一酸化炭素中毒の判定に使用するための小型装置のようだ。
"There is no good way to screen people for smoking," said Dr. Reddy, who encouraged Ashray to take on the study as a school science project.

"You can ask them directly, do you smoke. But once they say they don't smoke and they lie about it, they will never volunteer that information," Dr. Reddy said in an interview.

Dr. Reddy was looking for a quick, convenient method to detect whether a person smokes. Current tests involve breath, blood or saliva samples, but the pulse cooximeter simply involves placing a clip-like device on a finger tip.

The pulse cooximeter reads percentages of poisoned blood through a light that is shined through the finger nail.

この話は Dr. Reddyという医師の16歳の子供の Ashray君が、学校の科学プロジェクトで解決すべき課題として、被験者が喫煙者かどうかを簡単に判定する方法を探していたことが発端のようだ。要するに、被験者はウソをつくことがあるので、客観的に判定したいけど、従来の方法では吐息、血液、唾液などのサンプリングが必要で、簡便ではなかった。しかし、パルスCOオキシメータの場合、指にクリップを挟むだけで、光学的な手法により、迅速かつ非侵襲的に血液中の一酸化炭素と結合したヘモグロビンの割合がわかるということらしい。この装置は、たとえば MASIMO のRad-57 Pulse CO-Oximeterなどが該当するパルスCOオキシメータのようだ。なかなか優れもののようだ。

Ashray君たちは476人の被験者について調査した結果、この装置で測定した血液中の一酸化炭素レベルが6%を超える人は喫煙者であると推定できることがわかったようだ。しかも、この装置を使用することで、被験者が喫煙者だった場合、「自分の血液のうちの10%が一酸化炭素に汚染されている」ということを明確に意識することができ、これが禁煙教育にも効果を発揮するだろうと期待しているとのこと。EurekAlertにも、この辺のことが書かれている。

なお、喫煙と血液中の一酸化炭素の関係については、一酸化炭素について 禁煙ガイドブックなどにあるように、タバコの煙内に含まれる一酸化炭素が血液中のヘモグロビンと結びつき、血液の酸素運搬能力を低下させるということのようだ。しかも、ヘモグロビンのうち一酸化炭素と結びつくものが数%とか10%にも上るとなると、さすがにちょっとインパクトがある。もっとも経験的には、通常の健康な人の場合は日常生活には顕著な悪影響は現れないだろうと思うし、少し前なら喫煙者のプロスポーツマンやオリンピックメダリストもざらにいたわけだが。。 

このページの記述によるとタバコの煙中の一酸化炭素濃度は5万ppm程度、すなわち5%程度ということになるが、こんなにこわい! CO中毒の表で見ると、CO濃度5%の大気だけをまともに吸っていたら数分で死んでしまいそうだ。実際には、タバコ1本分の煙に含まれるCOは全部で数十mg程度(参考:31mgとして1.1mmol、標準状態の気体として体積25cc)なので、大量のまわりの空気で希釈されるので大丈夫ということだろう。

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2007/10/15

アメリカで口紅から鉛を検出

Reutersのニュース(10/12)から。口紅の大半から鉛検出、有名ブランドに多く含有=米消費者団体

[アトランタ 11日 ロイター] 米消費者団体は11日、米国で販売されている口紅の過半数から鉛が検出されたという独自の調査結果を発表した。調査は、公衆衛生と環境、女性問題に取り組む団体の連立組織the Campaign for Safe Cosmeticsがカリフォルニア州の試験グループに委託して実施した。

 それによると、米日用品大手プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)(PG.N: 株価, 企業情報, レポート)のカバー・ガール、フランスの化粧品大手ロレアル(OREP.PA: 株価, 企業情報, レポート)、クリスチャン・ディオールといった有名ブランドの製品には特に多くの鉛が含まれていたという。一方、レブロンなど、より廉価なブランドの商品のいくつかからは検出されなかったとしている。

 同団体は、口紅はキャンディと同様に口から体内に摂取されるにもかかわらず、米食品医薬品局(FDA)は鉛の含有量について特に制限を設けていないと指摘。

 鉛は学習や言語、行動上の問題を引き起こす可能性があり、妊娠中の女性や子どもは特に影響を受けやすい。

 最近では、中国製の玩具に鉛が含まれていたことから、3カ月間に商品約2000万個が自主回収(リコール)されたばかり。

口紅などの化粧品は比較的古くから使用されているものであり、それなりに安全性についても実績がありそうだし、おしろいに水銀が含まれていた時代であればともかくも、現時点でアメリカなどの大手メーカーが危険性のある製品を市販しているとはにわかには信じがたい。アメリカのニュースを見てみると、たとえばUSA TODAYでは、
The lead tests were conducted on 33 brand-name lipsticks by an independent laboratory last month on red lipsticks bought in Boston, San Francisco, Minneapolis and Hartford, Conn., according to the Campaign for Safe Cosmetics. The group, which advocates for toxic-free products, said that 61% had detectable levels of lead, and that one-third exceeded the FDA's lead limit of 0.1 ppm for candy. The FDA hasn't set a level for lipstick.
アメリカ国内の各地で購入した33種類の口紅を独立系の機関で分析した結果、61%(20種類)の口紅から鉛が検出されたということらしい。FDAのキャンディについての鉛含有量の安全基準は0.1ppmであり、どうやら今回の口紅からはそれ以上のレベルの鉛が観測されたようだ。一方、化粧品工業界からは
The trade group representing the cosmetic industry issued a statement acknowledging that there "negligible" levels of lead in some lipsticks but that it's inadvertent.

"The average amount of lead a woman would be exposed to when using cosmetics is 1,000 times less than the amount she would get from eating, breathing, and drinking water that meets Environmental Protection Agency drinking water standards."

検出された鉛のレベルは無視できる程度であり、この口紅を使用することで体内に摂取する鉛の量は、食事、呼吸、飲み水などから摂取している鉛の量の1000分の1未満に過ぎないと主張しているようだ。確かに、毎回使用する口紅の量はキャンディ1個よりは相当少ないだろうし、塗布した口紅のうちの大部分は体内に摂取されずに拭き取られるのだろうし、さらに口紅を塗るのは大人の女性ということで、キャンディは子供も食べるということを考慮すると、キャンディと口紅では含有量の基準の設定方法はかなり異なると考えるべきだろう。

この消費者団体 "The Campaign for Safe Cosmetics"のプレスリリースによると、テストした33種類のうち、61%のものから0.03~0.65ppmの鉛が検出され、1/3はキャンディの安全基準である0.1ppmを超えていたが、いずれも鉛を含むとは表示されていなかったようだ。一方、残りの39%からは鉛は検出されなかったとのこと。どの銘柄から鉛が検出されたかなどは、こちらのA POISON KISSというレポートに詳しく載っているが、(残念ながら?)日本製の口紅は調査対象とはなっていなかったようで、リストには載っていない。

業界側の CTFA(Cosmetic, Toiletry, and Fragrance Association)のリリースによると、

“Despite the negligible levels of lead found in some lipsticks, cosmetic companies are committed to reducing that level even further. For decades, cosmetic companies have worked to minimize all product contamination, including lead. They actively and continually review all raw materials to ensure that they contain the lowest levels of impurities possible. Cosmetic companies have some of the world’s leading chemists, toxicologists, and biologists to evaluate all the safety information.”
そもそも、今回の鉛は意図的に添加したものではなく、他のさまざまな原料の不純物などとして非意図的に混入したものであり、化粧品業界としては過去何十年もこうした不純物の混入を減らすために最大限の努力をしているし、今回検出されたものも全く問題のないレベルである、ということを強調している。

一方、消費者団体側は、現実に鉛が検出されなかった製品もあるわけだし、おもちゃや食品などからは鉛を完全に排除できたのだから、口紅からも完全に鉛を除去できるはずで、厳しい基準を設定して鉛フリーを実現すべきだ、という主張のようだ。今後は積極的に政府や業界に働きかけ、さらに世界に広げたいという意向のようなので、少し注意しておこう。

なお、昨年12月のOKWaveの質問、口紅に含まれているかもしれない鉛と金の関係についてを見ると、質問が世界的なチェーンメールに基づくものだったという点も興味深いが、回答が非常に的確で勉強になる。この回答に出てくるサイトを読むと、"The Campaign for Safe Cosmetics"の主張は、やっぱり不安を煽るだけのありがちな消費者団体の主張だな、という感じがする。

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2007/10/09

輸血の際には血液中の一酸化窒素が重要?

Google.Newsで見つけたREUTERSのニュース(10/9)から。Donated blood quickly loses important gas-study

Donated blood quickly loses some of its life-saving properties as an important gas dissipates, U.S. researchers said on Monday, in a finding that explains why many patients fare poorly after blood transfusions.

Researchers at Duke University Medical Center in Durham, North Carolina, have found that nitric oxide in red blood cells is the key to transferring oxygen in the blood to tissues.

This gas appears to break down almost immediately after red blood cells leave the body, rendering much of the blood stored in blood banks impaired, said Dr. Jonathan Stamler, a Duke researcher whose work appears in the Proceedings of the National Academy of Sciences.

献血された血液からNO(一酸化窒素)ガスが失われることにより、この血液を輸血された患者は期待される効果が得られないという話のようだ。血液が献血により体外に出ると、赤血球から速やかにNOガスが失われるとのこと。
"If you don't have nitric oxide in there, you can't get oxygen into the tissues," he said in a telephone interview.

But if you restore this gas, banked blood appears to regain this ability, Stamler said.

さらに、NOが失われると、その血液は酸素輸送能力が低下し、結果として輸血効果が低下するということらしい。ただし、一旦NOを失った血液でも、NOを血液中に戻してやれば、その能力は復活するようだ。

このような保存血液の問題点は、従来から現象としてはわかっていたものの、その理由がわかっていなかったとのこと。今回、NOに着目して調べたところ、血液中のNOは最初の3時間で顕著に低下したとのこと。一方、犬を対象とした実験では、NOを添加した保存血液と添加しなかった保存血液で、酸素リッチな血液の流量に大きな違いが現れたようだ。NOの添加方法などについては、今後さらに検討するとのこと。

NO(一酸化窒素)の生体内での役割については、ウィキペディア血液の話あれこれに書かれているが、主として血管拡張による血流増大作用を担っているようで、それと今回の話が直接リンクしているのかイマイチよくわからない。

一方、爆発物から治療ガスへには、そもそもニトログリセリンが狭心症の治療薬として働く理由を研究する中から、一酸化窒素の血管拡張作用などが明らかとなったストーリーや、一酸化窒素とバイアグラとの関係なども書かれている。さらに、一酸化窒素は体内で作られる一方、すぐに分解してしまうこともわかっており、そうだとすると大量の血液を輸血する場合にその血液中のNO濃度が低いと血流に問題が出ることはありそうに思える。

ここまで書いてから改めてみてみたら、AFPBBニュースに「輸血は益となるより害となる可能性がある」 米デューク大研究報告という記事がしっかり載っている。この日本語記事では窒素酸化物となっているが、原文では nitric oxide と書かれているので、一酸化窒素と特定すべきだろう。この記事によると


「窒素酸化物は、酸素を運ぶ赤血球が通過しやすいように、小血管を押し広げる役割を果たす」と教授。「もし血管が開かなければ、赤血球は血管内にとどまり、体内組織に酸素が運搬されないことになる。その結果、心臓発作が起きたり、場合によっては死に至ることもある」

 また、窒素酸化物は、赤血球の柔軟性にも影響を与える可能性があるという。血液中の窒素酸化物の濃度が低下すると赤血球が硬化し、小血管内の移動が困難になるという。

NOの効果については、血管拡張作用の他にも、赤血球の柔軟性に与える影響が考えられるとのこと。結局、NOの血管拡張効果は以前から知られていたけど、まさかそんなに速やかに血液中のNO濃度が低下するとは誰も思わなかったということだろうか?

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2007/10/08

ココログ45か月

ココログを始めて3年と9か月が経過。1か月当たりのカウンターの伸びはやや減少し、20000程度となった。最近は忙しいのと、あまり面白いニュースがなかったこともあり、更新も滞り気味ということで、まあこんなものだろうか。

 1か月目:900     2か月目:4500    3か月目:11700    4か月目:19000
 5か月目:32300   6か月目:43500   7か月目:54500    8か月目:72000
 9か月目:87700   10か月目:105400  11か月目:125400  12か月目:140600
13か月目:163000  14か月目:179300  15か月目:194700  16か月目:205300
17か月目:216800  18か月目:231700  19か月目:251100  20か月目:276400
21か月目:301200  22か月目:326400  23か月目:351400  24か月目:372400
25か月目:398100  26か月目:419300  27か月目:436100  28か月目:452700
29か月目:474500  30か月目:492100  31か月目:510100  32か月目:529800
33か月目:548600  34か月目:565300  35か月目:583300  36か月目:598200
37か月目:619200  38か月目:640000  39か月目:657000  40か月目:673500
41か月目:694300  42か月目:715400  43か月目:736900  44か月目:762300
45か月目:782100

この1か月のアクセス解析結果は以下の通り。

(1)リンク元
 1位 http://www.google.co.jp 全体の22%(前回1位)
 2位 bookmark 全体の19%(前回2位)
 3位 http://www.google.com 全体の5%(前回3位)
 4位 http://search.goo.ne.jp 全体の1%(前回5位)
 5位 http://cgi.search.biglobe.ne.jp 全体の1%(前回6位)

アクセス元の傾向には特に大きな変化は見られなかった。

(2)検索キーワード
 1位 注射針(前回3位)
 2位 乳酸(前回1位)
 3位 酸素水(前回2位)
 4位 レスベラトロール(前回21位)
 5位 フラーレン(前回6位)
 6位 アメリカ(前回11位)
 7位 化粧品(前回12位)
 8位 自転車(前回10位)
 9位 改造(前回16位)
10位 効果(前回8位)
11位 ハーモニックドライブ(前回20位)
12位 南極観測船(前回15位)
13位 渋滞学(前回4位)
14位 天気(前回5位)
15位 薬指(前回7位)

こちらは、レスベラトロールとハーモニックドライブが上位に来た以外には、特に大きな変動もなく、定番となったキーワードが上位に並んでいる。

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2007/10/05

レーザープリンタで赤外線でしか見えない文字を印刷

ITproの記事(10/5)から。Xerox,赤外線でしか見えない文字を通常のトナーで印刷する技術

 米Xeroxは,赤外線でしか見えない文字を通常のカラー印刷用トナーで印刷する技術「InfraredMark Specialty Imaging Font」を,フランスで現地時間10月4日に発表した。文書の偽造防止や機密保持に利用できるとしている。

 この印刷技術は,レーザー・プリンタなどの電子写真方式プリンタと,一般的なシアン(C)/マゼンタ(M)/黄(Y)/黒(K)トナーを使い,人間の目では見えない文字を普通紙に印刷する。

 この技術の原理について,Xeroxは「CMYKの各トナーは赤外線に対する反射率などが異なるため,あるトナーの組み合わせは赤外線照明下で検出でき,ある組み合わせは検出できない」と説明する。これを応用し,人間の目には見えないものの,赤外線照明と赤外線カメラで見える文字の印刷を可能とした。この技術で印刷した文字は,コピー機で複写できない。

 文書の安全性を経済的に高められるため,これまでコスト面でセキュリティ対策を導入できなかった,チケット/クーポン/証明書/免許証などの偽造防止対策に適用できる。

 この技術による印刷は,Xeroxが2007年9月にリリースした小切手などの個人向け文書を印刷するための商用プリンタ向けソフトウエア「FreeFlow Variable Information Suite 6.0」で利用できる。

ということで、肉眼では見えないが、赤外線では見ることができる文字を通常の印刷物の中に埋め込むことができるようだ。しかも、通常のレーザープリンタと通常の4色トナーを使用して、ソフトウエア技術だけで実現できるということのようだから、ちょっと驚きである。英語の解説によると、
The new technology takes advantage of the way Xerox’s xerographic color systems work. Every color is made by mixing toner of four hues: cyan, magenta, yellow and black, known by the initials CMYK.

“There are multiple ways to mix these toners to create a single color, like teal blue. But since each of the individual toner colors reacts differently to infrared (IR) light, some combinations are detectable under infrared light and others are not,” Bala said. “Xerox uses that effect to create infrared text that is invisible to the human eye, but visible to an infrared camera.”

“Another way to describe the process,” Bala continued, “is that we can develop a pair of cyan, magenta, yellow and black toner mixtures, one with very little infrared absorption and the other with a lot of infrared absorption. They will appear very similar to the eye under normal light, but very different under IR light. If one CMYK mixture is used as the background, and the other mixture as the text, then the result is a text message that is invisible or at least illegible under normal light, and easily detectable under IR light.”

とのことであり、ある色を表現するためのトナーの組み合わせは複数あり、その組み合わせを変えることで、同一の色でも赤外線の反射率を変えることができる、というのが原理のようだ。最後の段落の説明によると、実際にはシアン、マゼンタ、イエロー、ブラックトナーを混合して、肉眼では色の区別ができないけれど、赤外線をよく吸収する混合物とほとんど吸収しない混合物を作り上げ、これを使って赤外線でしか読み取れない文字を印刷するということらしい。

もっとも、この記事の左側からリンクされている解説ビデオを見ると、ブラックトナーだけが赤外線を吸収し、他の3色(CMY)は赤外線に対して透明なので、赤外線で読み取りたい文字をブラックで印刷した上にさらにCMYトナーを重ねることで、赤外線だけで読める文字を印刷できる、と説明されているみたいだ。いずれにしても、既存の道具と材料を使って、ちょっとした工夫でこういう技術が実現できるというのはなかなか面白い。

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2007/10/03

262回目の献血

前回9/5以来、28日ぶり。今回はいつもと趣向を変えて、東京都赤十字血液センターの管轄となるまちだ献血ルームに行ってみた。東京都で献血するのは、学生時代以来だから、もう二十数年ぶりということになる。

この献血ルームはベッド数が少ないわりには待合室が広々としているし、係員も多めで、対応もしっかりしている印象。今回も、最初から血小板成分献血を前提としていたようで、検査では1本分だけの採血。いつものように、右腕で検査、左腕で献血。当然のことだが、血液センターが代わっても、特に手順などに大きな違いはない。

神奈川県との一番の違いは、海外渡航歴の記入方法だろうか。神奈川県では、最初の問診票の欄外などに、国名、都市名、年月日、宿泊日数などを各自で記入する必要があり、いつもいつも同じことを狭い欄に書くのが面倒だったし、横浜駅西口などでは献血ルームの係員が書き込んでくれたりしていた。ところが、ここでは医師による問診時に、医師が一つ一つ確認して書き込んでくれた。そして、最後に渡されたのが、この海外渡航歴一覧というカード。「次回からは、事前にこのカードに必要事項を記入して受付に提出してくれるとお互いに便利です」とのこと。なるほど、これは確かに一つの解決策ではある。
Kaigaitokoureki
おみやげは、救急絆創膏(ニチバンのケアリーブ)のセット(SMLの3サイズで計7枚)だけ。。 意外にも、東京都(まちだ)はおみやげが充実していないのにちょっと驚かされた。他にポイントカードをくれたけど、これも期限付きだし。。

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2007/10/01

2007年9月の天気予報傾向

東京地方の過去の天気予報 のデータ更新を終了。

気象庁の9月の天候によると、関東地方は気温はやや高め、降水量はかなり多めだったとのこと。

確かに9月は高温の日が長く続いたものの、月末には一気に涼しくなった。実際、ひと月の最高気温は33℃から19℃、最低気温は27℃から16℃までと、それぞれ10℃以上もの温度差があったことになる。それでも(というか、それだからこそ?)、この大きな気温変動を比較的良い精度で予報できていたようだ。(特に前日予報)

一方、降水確率予報の的中率もかなり良かったようで、降水確率60%以上の予報の的中率は、8月が0/14だったのに対し、9月は26/39とかなり高かったので、先月の分を取り返したというところだろうか。

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