264回目の献血
前回10/31以来、28日ぶり。今日は、横浜駅西口献血ルームにて。
いつものように右腕で検査、左腕で献血。今日も血小板成分献血となった。
おみやげは、スポーツタオル、歯磨きセット、カップラーメンセットの3択で、今回はスポーツタオルを選んだ。このタオルは、写真を見てわかるように、神奈川県赤十字血液センターのオリジナルで、けんけつちゃんのデザインとなっている。サイズは 40cm×110cm程度。
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前回10/31以来、28日ぶり。今日は、横浜駅西口献血ルームにて。
いつものように右腕で検査、左腕で献血。今日も血小板成分献血となった。
おみやげは、スポーツタオル、歯磨きセット、カップラーメンセットの3択で、今回はスポーツタオルを選んだ。このタオルは、写真を見てわかるように、神奈川県赤十字血液センターのオリジナルで、けんけつちゃんのデザインとなっている。サイズは 40cm×110cm程度。
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最近なんだかんだと忙しく、久々の更新。nikkei BPnetのニュース(11/26)から。am/pm、新レジ袋でCO2削減、東京ドーム130個相当の森林面積分
コンビニエンスストアのエーエム・ピーエム・ジャパン(am/pm)は、焼却処分時のCO2排出量を従来の半分に抑えたレジ袋とゴミ袋を導入すると発表した。2008年春までに全店舗で採用し、チェーン全体のCO2排出量を年間3000トン削減する。これは東京ドーム130個分の面積を持つ森林が1年間に吸収するCO2の量に相当する。袋の厚みを薄くして、樹脂の量を減らすのはともかくも、「燃焼時に樹脂中の炭素が空気中の酸素と結合しにくくなる性質」とは何だろう? この件に関する、エーエム・ピーエムのニュースリリースによると、この新しいレジ袋は、アイトリックス株式会社が開発したもので、その核となるのはイーベーシック株式会社のナノハイブリッドカプセル2(NHC2)という樹脂添加剤のようだ。ナノテクノロジー開発のアイトリックスがレジ袋メーカーと共同で製品化した。袋の厚みを薄くして原料樹脂の使用量を抑え、CO2排出量を約10―30%削減した。また焼却時に樹脂中の炭素が空気中の酸素と結合しにくくなる性質を加えた。これによりCO2排出量を約35―40%減らす。
コンビニエンスストア各社は容器包装リサイクル法に基づき、2010年度に10年前と比べCO2排出量を35%削減する目標を立てている。am/pmは新たなレジ袋とゴミ袋の採用により、目標を2年前倒しで達成する計画。
イーベーシック社のナノハイブリッドカプセル2を調べてみたら、何とこの技術は2年前にこのブログで燃焼時のCO2発生を削減する添加剤として取り上げたものではないか。。 エーエム・ピーエムのレジ袋の記事を見ても、まさか以前に取り上げたものとは全く思わなかったのだが、記事を見て思い浮かんだ疑問はほぼ同じであった。
この時は、調べてみたけど技術の中身がまるで見えないけど大丈夫か?というニュアンスでブログを書いたのだが、今はイーベーシックのサイトにきちんとした(?)説明が載っている。ナノハイブリッドカプセル2を樹脂に添加すると、強度が向上し、その分だけフィルムを薄くすることが可能となり軽量化できるようだ。また、問題のCO2削減については、
NHC2を添加したプラスチックを燃やした場合、カプセルに内包している金属ポルフィリンが酸素を取り込み、周りに酸素濃度が低い層を作ります。このため気化した可燃性気体と酸素の結合がしにくい(燃えにくい)状態となり二酸化炭素の発生を抑制します。ということで、焼却処理する際に、添加剤が酸素と結合することで、樹脂は完全燃焼せずに灰として残るということらしい。実際に、廃ガスの組成がどうなるのかとか、どんな組成の灰が残るのかに興味があるのだが。。
このため灰は残ります。灰も出ずCO2も出ないことの方が良いですが、それはあり得ません。我々はCO2を大気に放出するよりは灰として残し、埋立やセメントの材料などで処理すべきと考えます。
イーベーシック社が出願している特許を調べてみたら、基本特許の1つと思われる特開2007-77213などが見つかった。請求項1は「少なくとも金属ポルフィリン錯体を含む二酸化炭素減少剤」というもの。実施例もそっけないもので、例えば実施例1は、
上記実施形態において例示した処理対象物に対して、金属ポルフィリン錯体を含む溶媒を加え、燃焼ガス分析試験を行った(JIS K7217に規定される燃焼ガス発生法、ガスクロマトグラフ法(GC-TCD)による二酸化炭素量の分析方法 )。ということで、分析結果の数値も載ってないし、二酸化炭素が減って何が増えたのかも示されていないという代物だった。ということで、結局2年前と比べてみても、あまり情報量が増えていないという結末だったみたいだ。。その結果、金属ポルフィリン錯体を加えて焼却した場合、金属ポルフィリン錯体を加えずに焼却した同種の処理対象物に対して二酸化炭素量を削減させることができた。
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ちょっと鮮度が落ちてしまったが、MSN産経ニュースの記事(11/11)から。クイズ正解で米10粒寄付…10億粒達成!
ネットの力で飢餓を撲滅-。世界食糧計画(WFP)は9日、インターネット上のクイズサイト「FreeRice(フリーライス)」から寄付された米が10億粒に達したと発表した。これは5万人の1日分の食糧に相当するという。ということで、英単語クイズに答えながらボキャブラリーをふやすと同時に飢餓に対する寄付もできるという素晴らしいサイトの話。我々は単にクイズに答えるだけで、寄付の費用は企業広告から捻出されるという優れもの。
「FreeRice」では言葉の意味を選択肢の中から答えるクイズが出題され、1問正解するたびに米10粒をWFPに寄付することができる。10月7日の開始初日に寄付された米はわずか830粒だったが、動画共有サイト「YouTube(ユーチューブ)」などを通じて爆発的に広まった。寄付の費用は、ページ上に表示されている企業広告によってまかなわれている。
同サイトは米国でネット上での募金活動の先駆者と言われているジョン・ブリーン氏の発案によるもので、WFPのジョゼット・シーラン事務局長は「飢餓と戦うには、1粒1粒の米が重要。口コミマーケティングの成功例だ」と高く評価している。URLはhttp://www.freerice.com/index.php
さっそく挑戦してみると、問題として提示される単語と同じ意味を持つ単語を4つの選択肢の中から選ぶ形式だが、さすがに英語ネイティブの人を相手にしているサイトのようで、かなり難易度が高い。ただし、出されるクイズのレベルが動的に変化する仕掛けとなっており、正解を答えられないと、レベルがどんどん低下していく。最高レベルが50で、最低レベルは1となっている。
試しにレベル1まで落ちてみたが、それでも4つの選択肢の中には見たこともない単語が結構まぎれ込んでおり、それなりに勉強になる。FAQによると
There are 50 levels in all, but it is rare for people to get above level 48.とのことだから、高レベルはネイティブにとっても楽しめる程度の難易度となっているようだ。
どうやら1問不正解だとレベルがすぐに1つ低下するが、3問連続正解しないとレベルが向上しない仕組みとなっているようで、結局のところ適当なレベル近辺をウロウロするということのようだ。残念ながらレベルや寄付した米粒数などの情報は保存されないため、一度ブラウザを閉じてしまうと初期状態に戻ってしまうようだ。
1問正解するたびに米を10粒寄付することになるのだが、10億粒で5万人の1日分ということは、20000粒で1人の1日分になるわけだ。20000粒ってどの程度と思って調べてみると、この辺の情報によると、精米の場合には茶碗一杯のご飯が3000粒(60g)程度とのことで、20000粒だと茶碗 6杯分? 多いといえば多いけど、お米の重量としては約400g、2.8合ぐらいか。ご飯だけだとそんなものか?
一人でできることは限られるけど、参加する人数が増えれば、その影響力は結構大きなものとなりうる。11/9に10億粒突破とのことだが、Totalsの情報によると、その後も益々加速しつつ増加しており、昨日の段階でトータルが17億粒以上、一日の寄付量が2億粒近い状態となっている。今のペースは、ちょうど毎日1万人の食料に相当するお米が集まっていることになる。
それにしても、小麦とかトウモロコシではなく、お米という点もちょっと面白い。何故なんだろう? 小麦は必須アミノ酸がバランス良く含まれていないので、唯一の食料としては好ましくない、なんて話を聞いたことがあるけど、そういう理由なのかな? このサイトが予想以上の大人気になった場合、スポンサーが支払える上限を超えてしまうようなことはないのだろうか?
とにもかくにも、しばらく英語の勉強を兼ねて続けてみようかな。。
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CNN.co.jpの記事(11/10)から。中国が輸出禁止を発表、誤飲で意識不明のビーズ玩具
米国やオーストラリアで毒性の化学物質を含む中国製ビーズ玩具「アクアドッツ」を誤飲し、男児ら複数が意識不明などに陥り入院した事故で、中国の国家品質監督検査検疫総局は同玩具の輸出を禁止した。国営・新華社通信が10日報じた。まあ、またかといったニュースなのだが、肝心の毒性の化学物質が何であるのか?が書かれていない。CNNには続報も掲載されており、中国当局、ビーズ玩具の有毒性認めるによると同局は玩具の品質の調査も指示、化学物質が混ざった経緯などの解明に乗り出した。玩具の製造メーカー名には触れていない。
誤飲などして米国で2人、豪州で3人が入院している。これを受け米国の消費者製品安全委員会が約420万点の同玩具の回収を発表。違う商品名で売り出されていた豪州でも販売を禁止した。
この玩具はビーズで好きな形状を作り、水を吹きかけると固まる仕掛けとなっている。誤飲した場合、コーティングに使っている化学物質が強い毒性を発し、意識不明や呼吸困難を招くという。
誤飲した場合に意識不明や呼吸困難を招くとして米国やオーストラリアで回収された中国製ビーズ玩具「アクアドッツ」について、中国国家質量監督検験検疫総局(AQSIQ)はこれまで独自に実施した調査の結果、有害な化学物質が含まれていることを確認した。新華社が伝えた。ということで、含有量まで報じているのに、なぜか物質名が出ていない。他のニュースサイトを探してみると、朝日、毎日、日経のニュースにも物質名は出ていない。読売はこのニュース自体が掲載されていないようだ。一方、MSN産経ニュースの恐怖!中国製毒ビーズ回収には物質名が載っている。AQSIQが10日夜発表したところによると、ビーズ玩具の製造元は、香港に隣接する深センに本社を置く旺奇製品廠。同社を立ち入り調査したところ、有害物質が柔軟材として14.5%も使用されていた。
【ワシントン=渡辺浩生】米消費者製品安全委員会(CPSC)は7日、カナダの玩具メーカーが販売した中国製の人気ビーズ玩具「アクア・ドッツ」約420万個の自主回収を発表した。ビーズに毒性の化学物質が含まれ、誤って飲み込むと意識を失ったり、呼吸が苦しくなったりする恐れがある。2人の幼児が意識をなくして病院に運ばれた被害が報告されており、CPSCは使用中止を呼びかけている。ということで、問題の化学物質は 1,4-ブタンジオールだったようだ。実はこいつは会社員時代に多少縁のある物質だったのだが、こんな有害性があったという認識はなかった。。 本家 CNN.com の China confirms toxic toy findingsによると、回収を始めたのはスピン・マスター(本社トロント)。商品は今年4月から全米で17~30ドルで販売。水を掛けるとビーズ同士がくっついていろいろな形をつくることができる。小売り最大手ウォルマート・ストアーズでは今年のクリスマス用玩具のトップ12位に挙げられた人気おもちゃだ。
しかし、表面に「1・4-ブタンジオール」という工業用溶剤が使用されており、体内に摂取すると麻薬のように中枢神経を抑制する毒性がある。同社はカナダでも自主回収する。オーストラリアでも同様のビーズを飲み込んだ3人の子供の被害例があり、100万個の回収が開始された。
Scientists have found the highly popular holiday toy contains a butylene glycol adhesive solvent that, once metabolized, converts into the toxic "date rape" drug GHB (gamma-hydroxy butyrate), U.S. Consumer Product Safety Commission (CPSC) spokesman Scott Wolfson told CNN.とあり、ブチレングリコール(1,4-ブタンジオールの別名)を飲み込むと、これが体内でGHB(γ-ヒドロキシ酪酸)に変化するとのこと。このGHBは、デートレープドラッグとも呼ばれ、日本では麻薬に指定されている禁止薬物だ。
ただし、1,4-ブタンジオールのMSDSを見ても、今回のような危険性を示唆する記載は見られない。一方、国際化学物質安全性カードを見ると、吸入の欄には「し眠」と書かれており、短期曝露の影響の欄には「中枢神経系に影響を与え、昏迷を生じることがある。」と書かれている。(し眠は「嗜眠」と書き、意識の混濁した眠り続けた状態のことを言うようだ。)ということで、今回の症状は従来から知られている有害性だったようだ。となると、やっぱりそんな物質を子供が直接口にする可能性のあるものに使用したというのは、明らかな落ち度と言えるだろう。
それにしても、何故に日本の多くの新聞記事では具体的な物質名を記載しなかったのだろう。CNNの記事の場合には、元となる英文記事には物質名が出ているわけだし、何が含まれているかを書かずに含有量だけを記載するというのは何とも不思議だ。。 もしかしたら、記者または編集者が専門的な用語(しかも、文字数がやや多めだし)は不要と判断したのかもしれない。でも、新聞社にとってはたいした意味を見出せない名前でも、それを知ることが役に立つ人もいるということを考えて欲しいものだ。
今回の場合には、国内で流通している同等の製品に同じように1,4-ブタンジオールが含まれていないか、とか1,4-ブタンジオールを別の目的で使用している人たちが参考にするとか、いろいろと役に立つはずだが。
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ココログを始めて3年と10か月が経過。1か月当たりのカウンターの伸びは、21000程度とほぼ安定しているようだ。
1か月目:900 2か月目:4500 3か月目:11700 4か月目:19000
5か月目:32300 6か月目:43500 7か月目:54500 8か月目:72000
9か月目:87700 10か月目:105400 11か月目:125400 12か月目:140600
13か月目:163000 14か月目:179300 15か月目:194700 16か月目:205300
17か月目:216800 18か月目:231700 19か月目:251100 20か月目:276400
21か月目:301200 22か月目:326400 23か月目:351400 24か月目:372400
25か月目:398100 26か月目:419300 27か月目:436100 28か月目:452700
29か月目:474500 30か月目:492100 31か月目:510100 32か月目:529800
33か月目:548600 34か月目:565300 35か月目:583300 36か月目:598200
37か月目:619200 38か月目:640000 39か月目:657000 40か月目:673500
41か月目:694300 42か月目:715400 43か月目:736900 44か月目:762300
45か月目:782100 46か月目:803500
この1か月のアクセス解析結果は以下の通り。
(1)リンク元
1位 http://www.google.co.jp 全体の23%(前回1位)
2位 bookmark 全体の18%(前回2位)
3位 http://www.google.com 全体の5%(前回3位)
4位 http://search.goo.ne.jp 全体の1%(前回4位)
5位 http://cgi.search.biglobe.ne.jp 全体の1%(前回5位)
アクセス元の傾向には特に大きな変化は見られなかった。
(2)検索キーワード
1位 注射針(前回1位)
2位 レスベラトロール(前回4位)
3位 渋滞学(前回13位)
4位 ベンタ(前回57位)
5位 乳酸(前回2位)
6位 フラーレン(前回5位)
7位 効果(前回10位)
8位 酸素水(前回3位)
9位 アメリカ(前回6位)
10位 改造(前回9位)
11位 ハーモニックドライブ(前回11位)
12位 化粧品(前回7位)
13位 ゴムメタル(前回32位)
14位 ETBE(前回圏外)
15位 自転車(前回8位)
ベンタが久々に上位に上がってきた。また加湿器の季節がやってきたということのようだ。また、ETBEが14位に入っているが、以前は常に上位にあったキーワードだったのが、いつの間にか圏外に去って、そしてまた戻ってきたということか。。 確かにGoogleでETBEを検索してみると、このブログが1ページ目に表示されている。
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AFPBB Newsの記事(11/6)から。ソーラー飛行機、2008年秋に試作品で有人飛行実施へ
【11月6日 AFP】太陽エネルギーのみを使うソーラー飛行機「ソーラー・インパルス(Solar Impulse)」の試作品での有人飛行が、2008年秋に行われる見通しであることが分かった。気球による初の無着陸世界一周に成功したスイス人科学者、バートランド・ピッカード(Bertrand Piccard)氏を中心とするプロジェクトグループが明らかにした。同グループは、ソーラー・インパルスでの世界一周を計画している。太陽電池で発電したエネルギーだけで世界一周飛行をしようというのは、なかなかチャレンジングな試みだ。Solar Impulseの公式サイトには、pdfファイルだがなかなか充実した日本語による解説書が掲載されている。現在、その最先端技術の試験を行うため、サイズの小さい試作品がスイス北部で建造中だが、その翼長はエアバス(Airbus)A340と同程度の61メートルになるという。
成功すれば、2009年には1.5トンのきゃしゃな機体で、夜通し36時間の連続飛行が可能となる。同機はピッカード氏が操縦する。
ソーラー飛行機にとっての難題の1つは、ソーラーパネルから十分なエネルギーを蓄電し、夜間飛行に備えること。また、無人飛行はすでに成功しているが、搭乗する操縦士の体の大きさや体重を考慮しなければならない点も、非常に難しい課題となっている。
このプロジェクトには7000万ユーロ(約116億円)が投じられているが、1927年にチャールズ・リンドバーグ(Charles Augustus Lindbergh)が世界で始めて達成した大西洋単独無着陸飛行に、2011年に成功することが目標だ。リンドバーグの場合と違うのは、太陽エネルギーのみを使うこと。
さらには世界一周が予定されており、それが成功すれば、燃料不要の世界一周飛行が史上初めて達成されることになる。
現在、世界6か国から約150人の専門家がソーラー・インパルスの建造に従事しており、空気力学、制御装置、燃料効率、材料、構造などの各分野で新しい境地を開くことが期待されている。
完成した試作品は、機体の重さを2トンに押さえながら、580トンの超大型旅客機エアバス「A380」と同程度の翼長に、250平方メートルのソーラー・パネルを設置することになる。
世界一周を目指す飛行機のスペックを見ると、エンジンパワーは最大40kW、最高飛行高度は12000m、平均速度は70km/h。搭載する太陽電池は効率20%の単結晶シリコンで、その表面積は約250m2、蓄電池はエネルギー密度が200Wh/kgのリチウムポリマー電池で、その重量は450kgとのこと。
充電効率を稼ぐためなのか、昼間は10000m程度の高高度を飛行し、夜間は3000m程度の高度を飛行するようだ。確かに、それだけ高高度に上がれば天候の心配はなく、いつでも太陽の直射を受けられるだろうが、そのためコクピットは与圧が必要で、酸素供給や炭酸ガス除去システムも装備しているようだ。想定する外気温は+80℃から-60℃となっているので、さすがにコクピットに温度調節はあるのだろうけど、狭い空間に長時間閉じ込められるわけで、この飛行機の操縦はかなり過酷なものとなりそうだ。
ちなみに、エンジンパワーの40kWというのは、ライト兄弟の人類最初の飛行機の12馬力とほぼ同じとのこと。その出力で高度10000mまで上昇し、世界一周をしようというのだから、いかに厳しいチャレンジであるかが想像できるというものだ。
まあソーラー自動車と一緒で、このチャレンジが成功したからといって、そのまま将来このようなソーラー飛行機が実用化されることはなさそうに思うのだが、ウィキペディアによると、無人のソーラー飛行機を使用した、成層圏プラットフォームという観測や通信のための無人中継基地のようなものの開発が行われているようだ。
この分野ではNASAのヘリオスという計画があり、WIRED VISIONに説明があるが、ウィキペディアによると、2003年のフライトで太平洋に墜落したとのこと。NASAのサイトで探してみるとPast Projectsとして紹介されており、墜落事故の前にプロペラ飛行機としての到達高度の世界記録(約9700フィート)を記録したのだけれど、プロジェクトはお蔵入りとなったようだ。
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日本経済新聞の11/2朝刊、テクノロジー面で見つけた記事。ネットには掲載されていないようだ。
「着る」エアバッグ - 高齢者などの骨折防止 - 千葉大やプロップというもので、記事にはこの着るエアバッグを装着した人が床に仰向けに倒れた状態の写真が掲載されている。安全器具メーカーのプロップ(東京・新宿)、千葉大学、横浜市総合リハビリテーションセンターなどの研究チームは高齢者などの転倒時の衝撃を和らげるエアバッグ装置を試作した。頭部や大腿部を守り骨折を防ぐ。2008年6月の発売を目指す。
労働安全衛生総合研究所、国立静岡てんかん・神経医療センター、東京都立産業技術高等専門学校と開発した。
腰に着けるウエストポーチと、上半身に着るウエアの上部にエアバッグが入った構造。搭載したガス噴射装置と電池で駆動する。重量は約1.1キログラム。加速度センサーなどで高齢者が後方に倒れるのを感知し、0.1秒でガスを送ってエアバッグを開く。状況にもよるが腰や頭部の衝撃を約半分に抑えるという。
試験を重ねて安全性を確認後、製品化する。価格は十万円程度で、高齢者やてんかん患者などの需要を見込む。
高齢者が転倒すると大腿骨頸部を骨折しやすい。寝たきりの原因になるほか、他の病気を引き起こすこともあり骨折後1年以内の生存率は三分の二と低い。研究グループは店頭事故を効率的に防げるシステムのニーズは高いとみている。
株式会社プロップのサイトを見ると、この記事の新製品と似たコンセプトのなかなか面白い製品が並んでいる。高所作業での墜落対策としてのエアバッグ搭載ベストとか、不慮の着水時に自動的に膨張する救命衣のラッコとか、車いすの転倒時の衝撃防止のためのピアバッグ2など。
自動車のSRSエアバッグの場合、この解説記事によると、センサが感知してから膨張するまで約0.03秒で、衝突から着火・膨張・収縮までの一連のプロセスが0.2秒以内に完了するようだ。一方、この着るエアバッグの場合、加速度センサーが転倒を検知してから、エアバッグが膨張するまでの時間が0.1秒とのことでやや不安もあるが、自由落下する距離を計算してみると、0.1秒間に約5cm、0.2秒間で約39cmとなり、約0.1秒で完全に膨張してくれるのならば大丈夫ということだろうか。。
自動車用のエアバッグの場合、当初は物珍しかったのに、本当にあっという間にほぼすべての車に標準搭載されるようになったような気がするのだが、さすがにほとんどの高齢者が常時このようなエアバッグを身に着ける状況がそう簡単にくることはないだろう。でも、今のままでは無理でも、いずれもっと実用的な商品につながる可能性もあるし、いつ自分がお世話になるかわからないことだし、是非とも地道に技術開発を続けていただきたいものだ。
ちなみに、もうひとつの関係先である横浜市総合リハビリテーションセンターでも、さまざまな高齢者用品、介護用品、障害者用品などの開発を行っていて、この分野はある意味でまだまだ未開発であり将来性がかなり有望な分野といえるのかもしれない。
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東京地方の過去の天気予報 のデータ更新を終了。
気象庁の10月の天候によると、やや気温が高めだったものの、関東地方の場合には全般的にほぼ平均的な10月の天候だったといえるようだ。
10月というとイメージ的には季節の変わり目で、上旬と下旬では気温も大きく異なりそうに思うのだが、実際には最高気温はほぼ1ヶ月間狭い温度範囲内で推移し続け、最低気温も上旬から中旬にかけてやや低下したものの、中旬から下旬にかけてはほぼ一定と言ってよい程度の変化しかなかった。感覚的には昔とは1ヶ月程度季節の移り変わりが遅れていると思った方が良いのかもしれない。
天気予報の適中精度という点では、天候、気温の予報は全体的に比較的良好だったと言えそうだ。ただし、降水確率の予報精度は残念ながらあまりよくなかったようだ。
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