「フリーライス」に参加してみませんか?
ちょっと鮮度が落ちてしまったが、MSN産経ニュースの記事(11/11)から。クイズ正解で米10粒寄付…10億粒達成!
ネットの力で飢餓を撲滅-。世界食糧計画(WFP)は9日、インターネット上のクイズサイト「FreeRice(フリーライス)」から寄付された米が10億粒に達したと発表した。これは5万人の1日分の食糧に相当するという。ということで、英単語クイズに答えながらボキャブラリーをふやすと同時に飢餓に対する寄付もできるという素晴らしいサイトの話。我々は単にクイズに答えるだけで、寄付の費用は企業広告から捻出されるという優れもの。
「FreeRice」では言葉の意味を選択肢の中から答えるクイズが出題され、1問正解するたびに米10粒をWFPに寄付することができる。10月7日の開始初日に寄付された米はわずか830粒だったが、動画共有サイト「YouTube(ユーチューブ)」などを通じて爆発的に広まった。寄付の費用は、ページ上に表示されている企業広告によってまかなわれている。
同サイトは米国でネット上での募金活動の先駆者と言われているジョン・ブリーン氏の発案によるもので、WFPのジョゼット・シーラン事務局長は「飢餓と戦うには、1粒1粒の米が重要。口コミマーケティングの成功例だ」と高く評価している。URLはhttp://www.freerice.com/index.php
さっそく挑戦してみると、問題として提示される単語と同じ意味を持つ単語を4つの選択肢の中から選ぶ形式だが、さすがに英語ネイティブの人を相手にしているサイトのようで、かなり難易度が高い。ただし、出されるクイズのレベルが動的に変化する仕掛けとなっており、正解を答えられないと、レベルがどんどん低下していく。最高レベルが50で、最低レベルは1となっている。
試しにレベル1まで落ちてみたが、それでも4つの選択肢の中には見たこともない単語が結構まぎれ込んでおり、それなりに勉強になる。FAQによると
There are 50 levels in all, but it is rare for people to get above level 48.とのことだから、高レベルはネイティブにとっても楽しめる程度の難易度となっているようだ。
どうやら1問不正解だとレベルがすぐに1つ低下するが、3問連続正解しないとレベルが向上しない仕組みとなっているようで、結局のところ適当なレベル近辺をウロウロするということのようだ。残念ながらレベルや寄付した米粒数などの情報は保存されないため、一度ブラウザを閉じてしまうと初期状態に戻ってしまうようだ。
1問正解するたびに米を10粒寄付することになるのだが、10億粒で5万人の1日分ということは、20000粒で1人の1日分になるわけだ。20000粒ってどの程度と思って調べてみると、この辺の情報によると、精米の場合には茶碗一杯のご飯が3000粒(60g)程度とのことで、20000粒だと茶碗 6杯分? 多いといえば多いけど、お米の重量としては約400g、2.8合ぐらいか。ご飯だけだとそんなものか?
一人でできることは限られるけど、参加する人数が増えれば、その影響力は結構大きなものとなりうる。11/9に10億粒突破とのことだが、Totalsの情報によると、その後も益々加速しつつ増加しており、昨日の段階でトータルが17億粒以上、一日の寄付量が2億粒近い状態となっている。今のペースは、ちょうど毎日1万人の食料に相当するお米が集まっていることになる。
それにしても、小麦とかトウモロコシではなく、お米という点もちょっと面白い。何故なんだろう? 小麦は必須アミノ酸がバランス良く含まれていないので、唯一の食料としては好ましくない、なんて話を聞いたことがあるけど、そういう理由なのかな? このサイトが予想以上の大人気になった場合、スポンサーが支払える上限を超えてしまうようなことはないのだろうか?
とにもかくにも、しばらく英語の勉強を兼ねて続けてみようかな。。
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