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2008/03/21

268回目の献血

ここのところ、めっきり更新が滞っているが、とりあえず元気にしているわけで、今日は献血に行ってきた。前回2/22以来、28日ぶり。今回は、予定通り先週(3/14)にオープンしたばかりの横浜駅東口献血ルームに行ってきた。

この献血ルーム、愛称がクロスポートに決まったとのことだが、クロスは横浜の横から、ポートは港をイメージしたものなのかな?

新しいし、大きいし、それなりに気合が入っていることが感じられる献血ルームであった。受付の人もテキパキとしていて愛想が良かったし、問診表の入力用PCもたくさん置いてあり、問診室も複数あるしで、受付から問診、検査、献血までの待ち時間が非常に短かった。まあ、今日は平日で、比較的すいていたためもあるだろうが、処理能力はそれなりにありそうだ。ナースさんに聞いてみたら、最初の土日は予想よりも空いていたとのこと。まあ人それぞれだろうけど、今後横浜で献血するなら、西口献血ルームよりは東口クロスポートの方でしようと思った。

今日もいつものように右腕で検査、左腕で献血。途中から、献血と返血の両方で流量低下アラームが頻発。もしかしたらドロドロ血で閉塞気味だったのかもしれない。。 結構朝から水分を多めに取っていたはずなのになあ。結局、流量を低めに設定してだましだまし献血を続けたおかげで、結構時間が掛かってしまった。

記念品は、歯磨きセット、お米、ステンレスマグカップ、ミニカップヌードルセットの4択で、今回は歯磨きセットを貰ってきた。他にオープン記念品として、けんけつちゃんのTシャツが漏れなく付いてきたのと、ポイントカードのポイントが貯まったので、けんけつちゃんのタオル(2007/11/28に貰ったものと同じ柄で背景が黄色のもの)も貰えた。

20080321tshirts

このTシャツ、写真では中央の献血ちゃんの顔がつぶれているけど、例のサーフボードを持った神奈川県のご当地けんけつちゃんだ。文字を見ると、"yokohama station east gate" と書いてあり、この献血ルーム限定のアイテムであることがわかる。でも、残念ながら愛称が決まる前にデザインしたためだろうか、"cross port" とは書かれていない。

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2008/03/06

何を見ているかを当てる技術

NATIONAL GEOGRAPHIC NEWSの記事(3/5)から。"Brain Reading" Device Can Predict What People See

A new computer program can match brain activity with visual images and even predict what people are seeing, a study has shown.

The work raises the possibility that one day computers could "read" a person's brain to digitally re-create memories, dreams, or imaginings.

脳の活動状況の観測結果から人が何を見ているのかを予測するプログラムが開発されたというニュース。この研究が進展すると、人の記憶、夢、想像などを読み取ることができるようになるかもしれない、というわけで、これはすごいというか、ちょっと怖い使い方も考えられる。。
The researchers used functional magnetic resonance imaging (fMRI) to measure activity in the visual cortices of participants' brains as they looked at photographs of animals, food, people, and other common objects.

The fMRI technique is a relatively new way to measure changes in the brain's blood oxygen levels, which have strong links to neural activity.

The collected data were used to "teach" a computer program to associate certain blood flow patterns with particular kinds of images.

Participants were then asked to look at a second set of images they had never encountered before.

The model was programmed to take what it had learned from the previous pairings and figure out what was being shown in the new set of images.

まず、被験者に動物、食品、人および他の普通の物体の写真を見せ、その時の脳の活動の様子をfMRIで観測する。このデータを集め、脳の血流のパターンと画像の種類との関係をコンピュータで解析する。こうして多くのデータを元にモデルを学習させることで、精度の高い予測モデルを作り上げたということらしい。
For a collection of 120 images, the model correctly identified what a person was looking at 90 percent of the time. When the set was enlarged to a thousand images, accuracy was about 80 percent.
120枚の写真のセットを使用すると正答率は90%にもなるようだ。また、セットを1000枚に拡大しても正答率は80%程度となかなかのものだ。となると、次には人が何を思っているのかを予測するような技術の可能性を考えてしまうが、
Before such a device can be built, however, researchers must first answer important questions about dreams, memories, and imagination.

"Perhaps the contents of our imaginations are not represented in the same way as the contents of our actual real perceptions," Kay said.

"In this case, we will have to investigate how imagination is represented and construct appropriate computational models."

実際に物を見るのと、頭の中で思い描くのとは脳の中の活動状況も異なるだろうということで、今回の技術の単純な延長線上にゴールがあるわけでもなさそうだ。
A brain-reading device would be valuable for probing phenomena that are difficult to study using conventional means, such the differences in perception among people, the researchers said.

But the team notes that such a device could be used for more sinister purposes as well.

The privacy and ethical concerns associated with a brain-reading device would parallel those surrounding human genome sequencing, the researchers said.

In both cases, care will need to be taken so that the rights of individuals are not violated.

この記事は、脳の中を読み取るという技術の行く先は、確かに有益な使い道がいろいろとあるのだろうけど、同時にプライバシーや倫理の面でも十分に配慮して、人権を守ることが重要だと結ばれている。

確かに勝手に脳の中を読み取れるような装置ができたら、それは相当に嫌な話だ。とはいえ、今回の技術は、あくまでも数種類の写真のどれを見ているのかを予測するというレベルであり、形、色、大きさなどがわかるわけではなさそうだし、まして特定の写真に限定しないで、普通にある瞬間のfMRIの結果を見て、その人が何を見ているのかがわかるようになるまでには相当に大きなハードルを越えなくてはいけなそうだ。さらに、頭の中で思い描いたことを読み取れるなんてところまで到達するのだろうか? 

でも、いつそんな技術が出てくるかわからないわけだし、この手の研究をする場合には、被験者によく説明して、ちゃんと了解してもらった上で、プライバシーや人権に配慮して研究しなくては駄目というのも確かだ。バイオテクノロジー関連だと倫理面などからの規制が実際に考えれ、行われているけれど、脳科学の分野はその点がまだ整備されていない面があるようだ。

Nature NewsAbstract : Nature

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