2004/03/03

ベンタ ハイジェン液代替その後

2/16のブログに続いて、ベンタ エアウォッシャー関連記事の第3弾。純正のハイジェン液の替わりに、大胆にも洗濯用柔軟剤「ハミング」を入れてから約2週間。そろそろ交換時期が来た。

まあ、1日おき程度の頻度で蓋を開けて、蒸発した水を補充しているので、別にアッと驚くようなことは何もないんだけど、改めてばらして見ると、前回よりもきれいかも。前回は、

確かに、水の中に汚れが貯まる方式なので、水はやや汚くなっていたが、それよりも目立ったのは空間部の汚れ。下部ハウジングの水面より上の部分や、上部のファンの羽などが、黄色っぽい油の様なものでベタッと汚れている。何だ、これは??

部屋の汚れ成分が付着した可能性もあるが、ちょっと考えにくいな。ハイジェン液由来ではないのか? でもハイジェン液はライトブルーのサラッとした液なので、こんなベタベタの黄色い汚れとは無縁のようにも見える。

と書いているが、今回もまたハウジング内側の水面上の部分やファンはベタついている。ただベタつき方が前回よりもあっさりしているような。それと羽根の汚れが前回は黄色っぽかったのに対して、今回はやや青みを帯びた緑色。

加湿能力については、前回と室温や湿度といった使用条件が同じではないので、何とも言えないが、水の補給頻度は今回の方が多かった。少なくとも著しい能力の低下がなかったのは確実。

ハイジェン液の効能は、水垢付着防止、臭いの発生防止、ローラーディスク上への水膜形成ということらしいが、少なくともこの3点は全て「ハミング」で達成できている。気になるのが、水を注ぎ足しながらといいながらも2週間も溜め込んでおくことの衛生面。しかし、少なくとも外観上は異常は見られない。まあ、水道水なので残留塩素があるし、ハミングは抗菌成分入りだし、大丈夫だろうとは思ってるんだけど。

きちんとした実験をしようと思えば、使用条件をきちんと合わせて比較する必要がある。当然、ハイジェン液も「ハミング」も添加しない、ただの水だけを使用するケースとの比較も必要。比較する項目としては、加湿能力、装置内の汚れ(細菌数他)、部屋の空気の分析等が必要となるだろう。当然、ここではそこまではできないので、これは実験ではなく、単なる体験記と言える。僕の部屋でうまくいったから、他のお部屋で同様な効果が出るのかどうか、は全く保証の限りではないし、他の誰かに積極的にお勧めするつもりはない。

とは言え、個人的には今後も「ハミング」をハイジェン液の替わりに使用していくことにする。実は、汚れが少ないということは、部屋の空気中の汚れを取り除く能力が少ないという解釈も成り立つのが、ちと悲しいものもあるのだが。。

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2004/02/16

ベンタエアウォッシャーのその後

1/31のブログに書いた「ベンタ エアウォッシャー LW14」だが、使用開始から2週間が過ぎ、取説によると、水の交換とハイジェン液の交換、及びハウジングの清掃をする時期となった。

確かに、水の中に汚れが貯まる方式なので、水はやや汚くなっていたが、それよりも目立ったのは空間部の汚れ。下部ハウジングの水面より上の部分や、上部のファンの羽などが、黄色っぽい油の様なものでベタッと汚れている。何だ、これは??

部屋の汚れ成分が付着した可能性もあるが、ちょっと考えにくいな。ハイジェン液由来ではないのか? でもハイジェン液はライトブルーのサラッとした液なので、こんなベタベタの黄色い汚れとは無縁のようにも見える。

それにしても、この装置、工具も使わずに簡単にバラバラにできるので、掃除がとっても楽チン。何十枚もの円盤が束になっているローラーディスクだけは、狭い隙間の中までこすって洗うことはできないけれど、それ以外はとてもすっきりと洗える。この辺がドイツ製らしいところ。

PICT0097.jpg

さて、今回はハイジェン液の替わりに、家庭用の洗剤を使ってみることにした。ハイジェン液は1回で50mlを使用するが、500ml瓶で4,000~5,000円もするようだ。効能は、水垢付着防止、臭いの発生防止、ローラーディスク上への水膜形成、といったものらしいが、これらは普通の界面活性剤でほとんど達成できそうだ。

そこで、最初に台所用の洗剤(ジョイ)を少量入れてみた。ところが、これが泡が出るわ出るわで、あっと言う間に泡だらけとなり、このままではシャボン玉製造機になりそうだったので、慌てて停止。

次に試したのは洗濯用の柔軟剤(ハミング)、これも立派な界面活性剤だ。今度はそれほど泡立つことも無く、順調に運転開始。難を言えば「フローラルの香り」が部屋に充満しちゃうこと。自分の好みの香りを選ぶか、無臭のものを使った方が良いみたいだ。

これで2週間程度運転してみて、汚れ具合等をチェックしてみることにしよう。

*ウチでは、この2週間ほとんど24時間連続、スイッチ1(弱)で運転してきた。当初気になった運転音はなじんできたのか慣れたのか、気にならなくなったが、さすがにスイッチ2(強)は依然として強烈な音で、とても運転する気にはなれない。

*水分補給は大体2日に1回、3~4リッター位。蒸発能力としては、60~80cc/hr程度となる(一番小型のLW14型)。部屋の湿度や温度にもよるので一概には言えないが、加湿器としての加湿能力は、他の方式と比べて小さいと言わざるを得ないな。

3/4追記 ハミングを入れてから約2週間後の状況を3/3のブログでレポートした。

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2004/01/31

ベンタ エアウォッシャー

うちの部屋の暖房はエアコン。ということで冬場は部屋の中がどうしても乾燥してしまう。そこで以前から購入を検討していた加湿器なる装置をついに買ってきた。ものは、ドイツ製の「ベンタ エアウォッシャー」(英語では Venta-AirWasher)という装置。一部ではそれなりに知名度がある装置らしい。日本のオフィシャルなホームページは(株)インターフェスト。何故、わざわざ、やや割高感のある、こんな単純な構造の無愛想な面構えをしたドイツ製の装置にしたか?というと、

(1)国産の加湿器はどれもこれも「マイナスイオン」を発生させるらしい。そんな怪しげなものはうちのお部屋にはなくてよろしい。というか、こんな怪しげなものを健康に良いと言い切って、競い合って標準装備している日本のメーカーが情けない。マイナスイオンの怪しさは、ここで今更あれこれ書かなくても、疑似科学批評(マイナスイオン批評特集)およびそのリンクページで、じっくりとお楽しみいただければよろしいかと思うけど、要はこちらの方が主張するマイナスイオン不買運動に共感したということだ。

(2)加湿方式は色々あるけど、微細な水滴と一緒に水垢やウィルスや細菌までばら撒いちゃう超音波式は嫌だし、ヒーターでお湯沸かして蒸気を発生させる加熱式はエネルギー効率が悪すぎる。ハイブリッド式というのが今の日本メーカーの主流らしいが、マイナスイオンは出るし、構造がやや複雑でメンテがどうか? それに比べて単なる気化式って奴は電気は食わないし、構造はシンプルだ。

(3)上記した二つの条件を念頭に、たまたま、ビックカメラで見ていたら、ベンタのエアウォッシャーが置いてあったので、パンフレットもらって帰ってから、インターネットで情報を集めた。ユーザー情報としては、2chのいくつかのスレッド、amazonのカスタマーレビュー、それにくろさわサンちの情報が手に入った。どうやら、音がうるさいのと、水タンクに添加する「ハイジェン液」なる魔法の液体?が高いのが問題らしい。

ハイジェン液というのは、水垢の付着を防止、細菌の繁殖を抑制、ローラーディスク面への水膜の形成を促進という主として3つの効果がある薬品のようで、500mlで5000円ぐらいするらしい。1回に50mlずつ、2週間に1回ということで1シーズンで使い切りというイメージだと許容範囲か。でもちょっと高いのは確か。内容から考えて、除菌機能付の界面活性剤という感じなので、これなら多分台所用の洗剤を適当に添加しておけば大丈夫でしょ。

気化式の場合、冷たい水を室内の空気で強制的に気化させるので、当然加湿と同時に気化熱分の温度低下が起こる。そのため加湿された空気が冷たく感じられるし、室温が若干下がることになるのも問題。しかし、考えてみると、加熱式は電気ヒータで水を加熱して気化熱分を補っている訳で、だからこそ電気代が高くなる。(温度が高い分、湿度も高くできるので加湿能力にも大きな差があるけど)一方、気化式はそのままだと室温が低下するので、その分を通常の暖房器具に頑張ってもらうことになる。暖房専用機と加湿器のヒーターとどちらが効率よく部屋を暖めるのか?って問題ですな。とすると、今のヒートポンプ式エアコンのエネルギー効率の良さは抜群で、電気ヒーターなんか目じゃないので、トータルの電気代に関しては圧倒的に気化式+エアコンの勝ちとなる筈(と思うけど)。

しばらく使ってみてから、インプレッションを載せようかな。ファンの音は確かにスイッチを強(2)にすると、結構激しく、近くにいたらゴーゴーとうるさい。弱(1)ならば、ファンの音は許容範囲かな。でもローラーディスクが回りながら周期的にカサッ・ガララララーていう音がするのが何となく気になるぞ。

*約2週間使用してのコメントを2/16のブログに記載した。

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